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高鍋町小・中学校合同学校保健委員会

 16日14:30から16時まで高鍋美術館で開催されました。対面での研修会は実に4年ぶり。講師はテレビやラジオでもおなじみの串間市民病院の江藤敏治院長が『自己実現を導く効果的な目標設定~子どもの夢を叶えるために大人ができること~』と題して講演。今まで夜間開催で今回初めて昼間開催しましたが、多くの参加があり盛会でした。子どもの夢を実現するためには保護者が健康であることから始まり、生活習慣、故日野原重明先生の「ラ音の挨拶」、大谷翔平の目標達成シートにも挨拶やゴミ拾い等あることを紹介し、はっきりとした願望や目標を持つこと。そしてこの価値ある願望や目標を達成するために、燃えるような意欲を育むこと等、夢を叶えるためにどうすべきかユーモアを交えて話されました。元気をもらえた講演でオンラインでは得られない雰囲気を久しぶりに味わえました。私も元気な「ラ音の挨拶」で一日を始めようと思いました。

油断できない

 新型コロナ陽性患者が激減した一方、インフルエンザはまだダラダラと続いています。驚くことに9月にインフルエンザAに罹患した子どもが今月再びインフルエンザAに罹るケースが相次いでいます。同じAでも短期間のうちに変異株が流行しているようです。つい最近罹ったからといって安心できません。また、身体に蕁麻疹が出たと来院された方で発疹を見てみると蕁麻疹の時のように膨隆疹ではなく細かい発疹でのどを見たら発赤、検査で溶連菌感染が判明した子どももいます。今年はアデノウイルスに加え溶連菌感染も多くなっているようです。身体に発疹が出たときスマホで写真を撮ってもらうと診断に役立ちます。下痢の時もその性状、色等役立つ情報が多いです。ご活用を。

令和5年度第1回『かかりつけ医等発達障害対応力向上研修会』

 12日午前9時から発達障害対応力向上研修会が県医師会とWEBのハイブリッド方式で開催されました。発達障害の診療に関わる医療機関が限られている現状を踏まえ、発達障害の研修を行うことで、診療を行う医療機関の確保につなげ、発達障害の早期発見・支援を図る目的です。支援の大きな目標は当事者の生きづらさを減らすこと、二次的な障害の悪循環を絶つこと、そして家族への支援。そのための実際の流れを研修しました。研修を受けたからといってすぐうまく対応できるとは限りませんが、対応力を向上させ少しでも生きづらさをかかえている子ども達の助けになれるよう努力していきたいと思います。

高鍋町保険医療懇話会

11月7日夜7時~健康づくりセンターで医師会代表や保健所長、町の担当者が一堂に会し高鍋町保険医療懇話会が開催されました。令和4年度の報告と今後の取り組みが話し合われました。がん検診のうち、子宮頸がんと肺がん集団健診受診者数が前年の1.5倍になったとの報告がありましたが、子宮頸がんワクチンの方は定期接種対象の5%、キャッチアップ対象の6%しか受けていないとのこと。特にキャッチアップは来年度で補助がなくなるので更なる啓蒙が必要のようでした。他に母子健康包括支援センター(オヤトコサポートルーム)では、発達面でのフォローが必要な乳幼児が増えているとのことで支援する側のマンパワー増強が求められているようです。将来の取り組みとしては、5歳児健康診査実施や大人の帯状疱疹ワクチン助成と風しん対策の啓発強化があげられていました。なかでも5歳児健診は実現してほしいものです。

子育て応援フェスティバル

 連休明けの月曜日とあって,特に午後の外来予約枠は早々と埋まり、直接来院された方も予約された方とほぼ同数でかつ発熱の方が多かったため待ち時間がかなり長くなりました。お詫び申しあげます。全国的にはインフルエンザ増加傾向のようですが、今日の時点での当院の検査結果を見るとさほど増えていない印象でした。
 今月中旬に子育て応援フェスティバルが行われるようです(以下チラシ参照)。
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