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高鍋町学校保健会講演

 昨夜、高鍋町立小・中学校合同学校保健委員会による講演会が高鍋町立美術館で行われました。講師は宮崎県立看護大学教授の長鶴美佐子先生で、演題は『思春期の心とからだ -子どもの成長をみまもるために-』でした。肌寒い日の夜7時半からという時間設定でしたが、200名近い方の参加がありました。とても素敵な講演だったので以下にそのダイジェストを紹介します。『疾風怒濤という言葉でも形容される思春期ですが、思春期は春を思う時期と書く。春の語源は土の下にこもっているものが、お日様の光を浴びて殻を破って出てきて芽を出し実をつけ自分を育てていくというもの。思春期は親からの独立と依存、自分探しの時期。そこには3つの出会いがある。自分、友達、性との出会い。その友達も思春期まっただ中。同じもの同士、理解してもらえる反面、友の一言で傷つく時期でもある。性教育は命の教育。性という漢字は心+生、すなわち心が生まれる、心が生きると書く。人間の性は3つの要素から成り立つ。命を作る、気持ちよさ、心の結びつき。sexではなくsexuality。相手との素敵な関係性の中で生まれるものが人間の性。』そのような話の後で12分間の「いのちの誕生」というスライドショーで講演を終えられました。そのスライドショーは、受胎したときの母親の気持ち、流産を乗り越え、母体を守るために子どもはあきらめたらという危機も乗り越え無事出産し、赤ちゃんが周囲の人の笑顔を引き出し、周囲を幸せにしてきた過程が素敵な写真と音楽に乗せて流れていくものでした。そして最後のメッセージ、『中絶ができる国日本で今あなたが生を受けているということは、これまでいろんなことがあったかもしれない、そして今がどうであれ、あなたは望まれてきた命、あなたの誕生をみんなが喜んだということを忘れないで。われわれ大人には「普段から会話を大切に」自転車に乗れるようになるための練習のときのように、子どもを捕まえたままでは子どもは巣立てない、成長できない、「子どもを放しつつ、見守る」という姿勢、「やさしさと厳しさのバランスを」』と。助産師出身の先生らしい講演。私自身、初めて性教育を受けた感じがした一日でした。思春期のとらえ方が変わりました。長鶴先生ありがとうございました。多くの学校でこの講演を続けていただきたいと思います。最後にこの講演会を企画、実現していただいた保健委員会の先生方にも感謝。お疲れ様でした。
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