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宮崎県小児科医会特別講演1

 昨日は、小児科医会総会出席のため、午後の診療を臨時休診にしました。ご迷惑をおかけしました。その総会で特別講演が2つありました。その最初は山口市のたはらクリニック院長田原卓浩先生の『1ヶ月健診を極める』という講演でした。山口県では平成22年に全県下で小児科医による1ヶ月健診を公費で受けることができるようになりましたが、そのきっかけは山口県の乳児死亡率の高さに危機感を持った一小児科医が、生後1ヶ月から小児科医が関わることで生まれてきた子供が健やかに育つとっかかりにしたいという熱意からだったそうです。最初は一つの市からはじまったこの公費助成制度が、だんだんと周囲の市に広がり、県全体で行われるようになったそうです。出産した母親の不安は、退院直後から1ヶ月までに大きくなるそうです。この1ヶ月健診で母親の産後うつや母乳栄養、ビタミンK投与等からワクチンスケジュール作成まで育児の不安を軽減することが行われるそうです。「ワクチンデビューは生後2ヶ月から」も浸透し、山口県の接種率は高いようです。また、この1ヶ月健診で二つのワクチンを打つのだと話されました。一つはレジリンス(「精神的回復力」、「抵抗力」、「耐久力」「困難な環境を生き延びる適応的な能力」とも訳されます)ワクチン、そしてもう一つは愛着形成(ラブ)ワクチン。1ヶ月健診で母子にラブ注入!というスライドが印象的でした。小児科医会でもこの『1ヶ月健診』の重要性が話題になり、宮崎市からスタートできないか模索中です。山口県みたいに全県下で公費で行われるようになるといいですね。
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