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宮崎県小児科医会特別講演2

 国立病院機構福岡病院の岡田賢司先生が講演されました。最初に先進諸国からかなり遅れて導入されたHibワクチンと肺炎球菌ワクチンの効果は、公費助成が始まってから髄膜炎等重症感染症の減少という形で出てきていること。1ヶ月健診が公費で行われている山口県では、接種率が高いこと。これは、1ヶ月の時点でワクチン接種は2ヶ月から、同時接種で早期に予防が浸透してきているたまものという話。次いでMRワクチンの接種率がまだまだ低いこと。特に今年までの臨時措置である高校3年生の接種率が低い。宮崎でも麻しんの小流行があったけど、日本は麻しん輸出国から輸入国へと変わりつつある。福岡でも風しんの流行があり、今までになく風しんの発生が多い。麻しんや風しんの抗体価をしっかり上げるために、どの年齢でもMRの2回接種が必要では。そして最後に不活化ポリの話がありました。4種混合ワクチンは11月1日から接種可能な状況ですが、4種混合を作るという製薬会社4社のうち2社しか11月からの4種混合ワクチンは供給されない。したがって、3種混合とポリオを打つのを控える人が多いほど希望者に行き渡らない可能性がでてくる。3種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの注射より、四種混合ワクチン一回ですんだほうがいいと思うのが人情だけど、11月1日に3ヶ月になる人から4種混合は始めてほしいという通知がでている。また、現在注射している不活化ポリオワクチンと、4種混合ワクチンに含まれる不活化ポリオワクチンでは使われているポリオの株が違う。現在使用されている不活化ポリオワクチンに含まれているのはソーク株(野生株)で、世界的に使われている不活化ポリオワクチンはこちらです。今回登場予定の4種混合ワクチンに含まれているのは、今まで日本で使用されていたポリオの生ワクチン株であるセービン株。不活化ワクチンは効果の持続という面では生ワクチンより劣ることは確か。更なる追加接種が必要かどうかが今後の課題ということでした。
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