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子宮頚癌

 昨日は、『子宮頸がんゼロを目指して』という講演会が宮崎市で行われました。治療や、子宮頸がん撲滅にむけた宮崎県の取り組みに関する教育講演のあと、「パピローマウイルス感染とワクチン」という演題で宮崎大学産婦人科教授鮫島浩先生の特別講演が行われました。パピローマウイルスがいろんなところに悪さしていることや、ワクチンがどのような理念で作られたかわかりやすい話でした。そして、最後に「子宮頸がんゼロを目指して~HPVワクチンの課題」と題したパネルディスカッション」が行われました。そのパネリストの一人として参加するため、土曜の午後を休診とさせて頂きましたm(_ _)m。その他のパネラーは、内科医や産婦人科医、学校関係者、保健師さんで、それぞれ5分間ずつ話して、その後ディスカッションをするという構成でした。短い時間で思いを話し尽くすというのは結構大変で、最初9枚あったスライドを5枚にまで減らし、内容を原稿用紙にまとめて5分以内で話せるよう練習。そして望んだ本番ですが、ちょっと自分の想定したスタイルではなく、原稿を読むことなく話したため、自分の話したいことの2/3ぐらいしか話せませんでした。『予防接種に地域格差、経済格差をなくしてほしいこと、ワクチンで防ぐことのできる病気はワクチンで防ぐということを常識に』ということを一番伝えたかったのです・・・。ただ、会はとても盛況で、子宮頚癌撲滅に向けての意志一致がはかられたのではないかと思っています。子宮頚癌撲滅には、検診が基本。それに加えて、若い人ほど効果がある子宮頚癌ワクチンの接種率向上。検診とワクチンの両輪がうまく回るようにすると未来は明るいと実感。ワクチンは定期接種化できれば軌道に乗りそうですが、検診はいかに受けやすくするかがポイント。そのための様々な取り組みの紹介、また会場からもいくつかの提案がありました。それらが女性に受け入れられ検診率が向上すると、子宮頚癌撲滅が現実のものになると思えた会でした。
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