FC2ブログ

小児科医会総会

 今回の地震は、規模も被害も想像を遙かに超え、目にする映像もショッキングなもので今でも信じられない思いです。原発も関東大震災クラス以上の地震でも大丈夫と言われていましたが、非常時に機能しないといけないシステムがダメになるという脆さを露呈。今後がとても不安ですね。
 宮崎でもいろんなイベントも中止になっていますが、今日の小児科医会総会は予定通り行われました。総会は、今回の地震で犠牲になった方への黙祷で始まりました。特別講演が2題ありました。最初は『今後の小児予防接種について』と題して、宮崎市保健所副所長の伊東芳郎先生の講演でした。予防接種法が昭和23年に制定され、62年が経過したのですね。その時々でいろんなことがあり、今の市町村が実施主体の予防接種になった歴史を紹介されました。現在任意接種になっている水痘、おたふくかぜ、B型肝炎等のワクチンが定期接種になるには、財源確保も含め、克服すべき課題が多々あるようです。現在中止になっているヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの問題も、ワクチンそのものによる副反応と、SIDSなどの紛れこみや、個人の特質による免疫反応などの有害事象とを分けて考える必要性を述べられました。今後は、予防接種を受ける子どもの負担を減らすためにも、多価ワクチンの開発(海外では、3種混合+不活化ポリオワクチン+ヒブワクチン+B型肝炎ワクチンの6価ワクチンも)も期待されますね。
 あと、皆さんも新聞等でご存じかもしれませんが、MR(麻しん・風しん)ワクチンの第2期、3期、4期の12月31日時点での接種率が宮崎は、かなり低く(第2期58.6%全国44位、第3期64.2%で全国24位、第4期は64.2%で全国20位)、麻しん排除計画で示している95%以上の接種率に近づけることは困難な状況にあり、更なる接種勧奨をするよう宮崎県福祉保健部長から文書でのお願いが配られました。児湯地域は県内でも2期が特に芳しくなく、新富町の2期がワースト2、都農町がワースト3です。あと2週間ちょっとしかありません。この期間内でまだ受けていない人がどれだけ受けてくれるか・・・。来月小学生になるお子さんでまだ受けていない方は急いで下さいね。また来月小学生になるという方が近所にいらしたら、ぜひ、『MRワクチンの接種終わった?』と声をかけて下さいね。よろしくお願いします。
 もう一つの特別講演の要旨は次回に紹介します。
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する