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ポリオワクチン

 最近、国内未承認の海外のポリオ不活化ワクチンを接種する子が急増しているという報道を耳にします。私のブログにも『色々調べる内に我が子にも生ワクチンではなく不活化ワクチンを接種させたいと考える様になりましが、安易に未承認の輸入ワクチンを接種させるべきではないのでしょうか?(現在、九州で接種出来る病院は福岡県宗像市の1件のみだそうですが…。) かといって、過去30年、ポリオの発症者は全て生ワクチン由来と聞くと生ワクチンを接種させる気にもなれません。先生のご意見をお聞かせ頂けたら』という声が届きました。私の意見を述べる前に、ポリオについて簡単におさらいしてみます。
 日本は昔、ポリオの生ワクチンの緊急輸入でポリオの発生が激減し、ついに野生株の発生はなくなるという恩恵を被ったという歴史があります。しかし、その反面、生ワクチンによるポリオの発生も300万人~500万人に1人出ており、日本をのぞく先進国は、現在ポリオの不活化ワクチンを使っています。予防接種後進国の日本も不活化ワクチンへの変更に動き出していますが、まだすぐには実現しそうにありません。そこで、上記のような声が出てくる気持ちは十分理解できます。
 そこで私の考えですが、現実には選択肢は3つあります。1)現状の生ワクチンを接種する。 2)未承認の輸入不活化ワクチンを接種する。3)不活化ワクチンが日本で接種できるまで待つ。
 2)に関してはあくまで個人の責任という前提で、反対はしません。ただ、不活化ワクチンは1回で終了というわけにはいきません。遠くまで数回の旅費と、接種費用を負担してとなると、この地域ではあまり現実的ではないように思えます。3)は選んでほしくない選択肢です。東児湯ではほとんどの子どもがポリオの生ワクチンを接種しています。ある集団でほとんどが生ワクチンを飲んでいる場合、飲んでない子のリスクが高まることになります。結論としては、私は1)が現実的であるように思えます。日本小児科学会予防接種感染対策委員会の声明でも、「我が国ではポリオワクチン接種率を高く保つ必要があり、不活化ポリオ導入までは経口生ワクチン接種を継続すべきであることを改めてご理解いただきたい」とのコメントを出しています。ちなみに、私の2歳になる孫は東京に住んでいて、こちらより不活化のポリオワクチンを接種しやすい環境にはありますが、ポリオの生ワクチンを飲んでいます。私にしては珍しく長いブログになりましたが、ポリオの不活化ワクチンの早期導入だけでなく、おたふくかぜや水痘など現在任意接種扱いになっている予防接種の定期接種化も含め、ワクチン後進国返上へみんなで運動を盛り上げたいですね。
コメント

お願い

4つ目の選択肢として、先生ご自身が、不活化ポリオワクチンの接種することもご検討くださることをお願い申し上げます。たとへ、確率が低くても、我が子が麻痺した時の悔しさは計り知れません。
先生ご自身では、個人輸入が出来なくても、親御さんのそういう声が無視できなくなっているとして、地元の市立病院などに検討をするようにお願いしてくださると幸いです。未承認の不活化ポリオワクチンを輸入しての接種ですが、東京都の都立病院、千葉県の県立病院に出来たことです。ぜひ全国に広げて欲しいものです。

お礼

お忙しい中、ポリオの質問に対するご回答、有り難うございました。

次の予防接種時期までに再度検討しておこうと思います。

それまでに国がポリオの会が提出した不活化ポリオワクチンの緊急輸入の要望書の署名に応えて、不活化ワクチンの輸入を決定してくれれば一番いいのですが。

ヒブやプレベナーは輸入しているのに、何故、ポリオだけ国産品の開発にこだわるのか不思議です。

先生にも是非、防げるワクチン被害を無くす為、゛ポリオ患者゛さんのコメントにあった「4つ目の選択肢」をご検討して頂けたら幸いに思います。



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