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妊娠とインフルエンザワクチン

 先日『妊娠希望なんですがインフルエンザワクチン接種後、何週間ぐらい避妊したほうが良いでしょうか?』という質問をいただきました。予防接種には、不活化ワクチン(インフルエンザや三種混合、日本脳炎、Hibワクチンや肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン等)と生ワクチン{MR(麻しん・風しん),ポリオ、BCG、水痘、おたふくかぜワクチン等}があり、生ワクチンの方は接種後最低2ヶ月は避妊をと当院ではお話ししています。お尋ねのインフルエンザワクチンウイルスの病原性をなくした不活化ワクチンであり、理論的に胎児に影響を与えるとは考えられていないため特に避妊期間を設けてはいません。昨年の新型インフルエンザワクチンではわが国でも妊婦の方への接種が推奨されましたが、最近発表された海外の論文でも、妊娠中のインフルエンザワクチン接種は、新生児に有益という報告もなされています。その報告では、「妊娠中にインフルエンザワクチン接種を受けた母親から産まれた新生児は、生後6ヶ月にインフルエンザに感染する可能性が41%低く、6ヶ月未満の乳児における呼吸器疾患による入院リスクも39%低下させる。」としています。また、インフルエンザの予防接種直後に妊娠が判明しても、胎児への影響を心配して人工妊娠中絶を考慮する必要はないと考えらます。
 
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