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急病センター当直

 11月6日は、宮崎市急病センターの当直でした。宮崎市の医師だけでは回せなくなり、私にも応援要請があり月1度当直しています。一冊の本とお茶、翌日の朝食を鞄に詰めて急病センターへ。着いたらさっそく診察です。一段落したら当直室に。本を出して読もうとしますが、ゆっくり読めたためしはありません。朝型の私は夜に弱く、寝るのが午前0時を過ぎるのは、当直の時だけ。当直の時はいつ仮眠を取ろうとするかのタイミングが難しく、午前2時頃まではいつも多いのでこちらも覚悟して仮眠を取ろうとはしないのですが、今回は午前2時を過ぎてそろそろいいかなとベッドに横になると外来に呼ばれるということを朝の6時半まで繰り返し、全く仮眠をとれないまま朝を迎えました。おにぎりを食べ終わったら7時。事故を起こさないよう気を引き締めて帰宅。午前の診療に突入。昼食後1時間爆睡。午後の診療を終えてやっとほっと一息。ここで、午前2時から6時半までにこられたケースの一部を再現。①「どうしました?」「急に赤ちゃんが泣きだした」「何かしてました?」「いつもならこの子は眠っている時間に車に乗せたのが悪かったのかな」「こんな時間に!?そうでしょうね・・・夜は静かに寝せてあげましょう」②「昨日病院に行ったのだけど熱が下がらない。熱冷ましの座薬をください」「昨日もらった薬に熱冷ましが出ていますよ。飲めないのですか?」「飲み薬じゃ効かないから座薬を」「本来熱は病気がよくならないと下がりません。飲み薬も座薬も子どもに使う解熱剤の成分は同じですよ」③「昨日病院に行ったときは39度の熱が午前4時には39.8度になりました。」「熱以外で何か変化はありました?」「何もありません」「あわてて何かをしないといけない状態ではありませんよ。朝かかりつけ医を受診してください。」④「朝方熱が出てはぁはぁというような息をして眠っています。」「熱が出たときは呼吸も速くなりますよ。眠れているときは寝せてやっていた方が子どものためです。あと2時間で診療が始まります。かかりつけ医を受診しましょう」その間急患と思われたのは仮性クループの乳児だけ。その他は診療時間にかかりつけ医を受診すれば十分なケースでした。 
*急病センターでは翌日のかかりつけ医受診までの薬しか出せないことになっています。
 すなわち、かかりつけ医を受診できるまで待てない病状の人の応急処置をするという考え方です。処方しても1日分。しかし、医療費は通常の1.5倍。
 ☆その日、一人の医師が65歳になり急病センター応援を免除されました。以前は60歳で免除されていたのですが、それでは急病センターが維持できなくなってきています。私は今52歳。急病センターではなんと若手の方。ということは、このままだと今からも急病センターの担い手は減るばかりで、残る医師の負担は増えるばかりの悪循環。宮崎の救急医療の一面でした。
コメント

毎日ブログ拝見しています。今回の内容、すごく考えさせられました。以前テレビで都会の救急病院の現状が放送されているのを見ましたが、全く同じ様な内容でした。私も、六才と一才の子供が居ますが、やはり急な熱などには、毎回戸惑ってしまうのも事実です。ですが、そのテレビをみた時に、本当に救急を要する患者さんが居る中で、朝まで待つ事もせず、救急病院を受診する事は、どうなのか!?と考え冷静に対応できるようになりました。私達が子供の頃は、高熱が出ても、一晩くらいは平気で自宅で様子を見ると言う感じで、病院を、そんなに身近に感じていなかったような気がします。今は、診察代の負担額が安いからか、すぐに病院と考えがちですが、もう少し考えるべきだなぁと感じました追伸 先生、毎日の診察、そして当直と、お疲れ様です。何より、先生が体を壊されたり、事故やケガなどをされないかが心配です。私達親も、このブログを読ませて頂く事により日々色々と考えさせられ、救急病院の件についても理解されるのではないかと思います先生の負担も少しずつ緩和されればと思います。

最近ニュースで 小児科医のお父さんを過労による自殺で亡くされた娘さんの悲しみを観ました。
お医者さんって 本当に大変なんだなって思います。

先生も 夜間の当直で眠れない一日を過ごされたとのこと。ハードなお仕事で(>_<)ご苦労様です!!

私も、長女産まれて初めて高熱を出した時、未熟で何も分からず、慌てて夜間救急病院へ駆け込んだこともありますし、初めてひきつけを起こした時には、慌てて救急車を呼んだこともあります。今思えば、ただの熱ごときにおおげさだわって… 恥ずかしいです。

高山先生に 熱は、体がウイルスと闘ってる証しだから37度も39度も変わらないんだと教わってからは、そこまで敏感にならないで済むようになりましたよ(*^_^*)

ただ この間、熱があり、ヒューヒューコンコンとものすごく苦しそうに咳をしているときがあって、それが夜中だと、このまま死んでしまったりしないだろうか…と不安になったりもしました!
次の日、診てもらったら、RSウイルス感染症というもので、大した病気じゃなくて安心したのですけどね(>_<)
かわいい愛子ですので、親から見る急患って、どうしてもおおげさになってしまいます。なので、小児科医からする急患とは、
どんな

すみません(>_<)途中で文が切れてしまっていました。

考えさせられるブログの内容でした。

先生もひとりの人間ですし、寝ないとやっていけないですよね。病院に甘えてばっかりじゃいけないなと思います。

急病センター当直

同じ小児科医として、何ともやり切れない気持ちになります。朝から働いて、夜は急病センター、徹夜明けでまた夕方まで診察。小児科医も疲弊し、保険機構も負担が増える。しかし、現在の風潮はどうしようもありません。あまり、無理をしないようにして下さい。
16日と30日はインフルエンザの予防接種(と診察も?)をされるとのこと。私たちの年齢になると、患者さんが分散される方が、精神的にも負担が少ないですね。お互い、子供たちも成人して親元を離れていますので、このように時間に流動性を持たせることは、患者さんにとっても、先生にとっても良いことだと思います。ブログで緊急対応の情報を流せるところがすごいですね。
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