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病院の言葉

『「病院の言葉」を分かりやすくする提案(中間報告)』が10月21日、独立行政法人国立国語研究所の「病院の言葉委員会」から公表されました。あらためてみると私もそのまま使っていた言葉がありました。反省を込めて、小児科領域で特に関係するかなと思われる誤嚥、ウイルス、ショックをここでとりあげてみます。“誤嚥”は「食べたり飲んだりしようとしたときに,飲食物が食道ではなく気管に入ってしまうこと」です。子どもでは、ピーナツの誤嚥が問題になることが多いです。ピーナツ入りのおやつが増えています。気をつけてくださいね。似た言葉に“誤飲”がありますが、子どもで多いのはタバコやコインの誤飲。これでもわかるように、食べ物以外を食道に入れてしまうことです。次に“ウイルス”ですが、「この熱はウイルスによるものですね」と私もよく言っていました。ウイルスは細菌よりずっと小さく、細菌は自己増殖できますが、ウイルスは他の生物の細胞中で増殖し病気を引き起こします。細菌には抗生剤(抗菌薬)が効きますが、ウイルスには効果がありません。風邪の原因はほとんどがウイルスですね。はしかや風疹、水痘、おたふくかぜ、インフルエンザ等もウイルスです。これらには予防接種がありますね。“ショック”は日常はびっくりしたり、急に衝撃を受けたりする際に使われますが、医学的に使う際は血液の循環がうまくいかなくなって、血圧が下がる、顔面が真っ白になる、脈が弱くなる、意識がうすれるなどの症状が現れ、大変危険な状態をいいます。アレルギー関連でよく耳にする言葉“アナフィラキシーショック” はハチアレルギーの人がスズメバチに刺されたり、そばアレルギーの人がそばを食べたり等、特定の物質がからだの中に入ることによって全身に過剰なアレルギー反応が起こり,短時間で急激に血液の循環がうまくいかなくなり,生命に危険が及ぶ状態になることです。食物依存性運動誘発性アナフィラキシーは、特定の食物を食べた後に運動をすることでこのアナフィラキシーを引き起こしますことをいいます。
 これ以外にも、まだまだ私が意識せずに専門用語を使っていることも多いことと思います。できるだけわかりやすい説明をこころがけ、比較的頻度の高い疾患に関してはパンフレットも用意していますが、わからないときは、遠慮なくおたずねくださいね。
 *ひところよく耳にして未だに意味がわからない言葉 メイクレジェンド?
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