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お米のなみだ

 先日NHKで放映された「お米のなみだ」、ずいぶんと考えさせられるドラマでした。ご飯一杯の値段は、20円。お米を作っていてはやってられないと,毎年7000世帯の農家が農業をやめているという現実に愕然としました。田んぼをつくるのは大変なことのようですが、荒れるのは早いのですね。ドラマは仙台の鳴子温泉のある地域の取り組みを取り上げていました。田園風景の広がる鳴子でも、耕作放棄された田んぼが荒れていって、景観を損ねていたようです。鳴子温泉の魅力は、田園風景の四季のうつろいもその一つだ、自分たちの主食を作ってくれている農家を、地域の「食べ手」がほんの少し高い値段で米を買い取る約束をとり交わし、厳しい環境に置かれた中山間地の米作りを地域の力で支えあおうと地域全体がたちあがります。購入されたお米は学校給食、食堂、そして旅館で出され鳴子を訪れた人に鳴子の米のうまさをアピールしていきます。まさに、地産地消ですね。そして、地元への誇りとその運動に携わる人の誇り、希望が感じられます。また、農家に支払われる代金の一部は、農業後継者の育成のために使われるという未来をも見据えたプロジェクトです。
 田んぼは、水を浄化し、ダムの役目もし(水が張られた田んぼの貯水量は、全国で約81億トン。日本各地に作られている治水ダムの貯水量の実に、3.4倍もあるそうです!)、斜面に作られた棚田は土砂崩れも防ぐそうです。また、さまざまな生物のすみかとしてもかかせません。もっと稲作の重要性をみんなが認識する必要があるようです。
 世界的食糧危機が現実味を増してきている現在、食糧自給率を上げる取り組みとしてだけでなく、自分の住んでいる地域をみんなで支え合う取り組みとして、学ぶべきことは多いように思いました。
 農業に従事している人が、喜びと希望をもっともっと持てるようになるといいですね。お米大好き人間の私も、安全でおいしいご飯が食べられるのは、この上ない幸せ。
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