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無保険の子ども

 今日は、休日在宅医です。午前の診療が終わりましたが、特別重篤な子どもがいなくてよかったです。さて、報道されてご存じの方も多いかと思いますが、無保険の子どもが全国で3万2,903人,宮崎でも429人にのぼっているそうです。医療費を一旦全額払わなくてはならないため、全国保険医団体連合会が行った調査によると、一般被保険者のわずか51分の1しか受診できていないということです。とことん悪くなってからの受診だと、子どもにも親にも負担が大きいことは明らかです。しかし、国は社会保障費を毎年2,200億円削減する方針を立て実行しています。給付金の2兆円があれば、10年間は医療福祉のこれ以上の後退を避けることができるのにと思ってしまいます。小泉政権以来、政府は今まで以上に医療や、福祉の費用削減を推し進めていますが、今の日本の医療費は高いのでしょうか?下図で見るように日本のGDPに対する医療費の割合は8.2%と、先進7カ国中最低で、公的な医療費の支出も最も低い水準です。(OECD Health Data 2008)

医療費2
アメリカの医療がとんでもないことになっているのは、映画「シッコ SiCKO」でも再認識された方が多いのでは。これ以上に公的負担を減らし、私的負担を増やされたらたまりません。医療、福祉を、そして未来を担う子どもをないがしろにする国に未来はないように思います。
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