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結核研修会

令和元年度医師等医療従事者結核研修会が、16日(水)夜7時から高鍋保健所で開催されました。何故小児科医の私がこの研修会に出ようと思ったかというと、県衛生研究所から送られてくる感染症発生週報に20歳台や40歳台という報告が続いたからです。これらの年齢は子供の保護者の年齢とも重なります。子どもの診療の際、保護者の方が診察を希望されることがあり、感染対策という観点からは小児科でも重要と考えたからです。研修会では先ず、高鍋保健所長が児湯管内の現状について報告。結核にかかる人は、年々減ってはいますが、未だに毎年2千名を超える方が亡くなっている病気。全国の結核罹患率は、12.3/10万人、昨年の高鍋は、9.0でしたが今年は施設での集団感染があり、今の時点でも20.0を越えているとのこと。高齢者で増えている他、20歳台の増加も無視できず、20台の70.4%は外国出生の方。逆に言えば3割は日本出生。歴史的人物の樋口一葉;享年24、滝廉太郎;享年23、石川啄木;享年26と若くして結核で亡くなっています。次に結核研究所の平尾晋科長が診断と治療、院内感染対策をわかりやすく話されました。結核の症状は今の時代では非特異的な症状なので、診断までにかなり日数がかかるケースもあり、先ず疑う事が一番重要と強調。確定診断までに時間を要したケースの経時的なレントゲン写真を供覧して、結核診断のピットフォールを学びました。院内感染を防ぐためにも為になる研修でした。
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