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宮崎県小児科医会総会・春期学術講演会

 10日(日)は、午後から宮崎市で上記学会が開催されました。最初の会員発表の部では宮崎大学医学部の近藤恭平先生が『こどもの重症感染症とバイタルサイン』と題して発表。検査に頼らない最初のバイタルサインで治療介入の時期を遅らせないということを自分の経験したケースをまじえながら、重症感染症の子どもの心拍数と呼吸数との相関について私案を紹介されました。次いで、県立宮崎病院小児科の石井茂樹先生が『当院における誤飲・誤嚥症例について』発表。誤嚥で一番多いのはタバコですが、それを除くと咽頭異物で多いのは魚の骨、気道異物で多いのはピーナツ、クルミ、枝豆など、食道異物で多いのはコイン、ボタン電池で幼児に多く、家庭内での予防が一番と強調されました。続く総会では、三宅先生の後任として、不肖私が県小児科医会会長として選出されました。会長の器でないことは重々承知ですが、これも何かの縁、優秀な幹事や会員の先生方の協力を賜りながら、宮崎の子どもたちのため微力を尽くせたらと思っています。後半では特別講演2題。最初は三宅和昭先生が『宮崎県の麻疹・風疹〜これまで・そして、これから』と題して講演。風疹の大流行があったのは記憶に新しいですが、MRワクチンの接種率が低く、近い将来麻疹の流行が危惧されることから、母子手帳を確認しながら耳にたこができるくらい予防接種の重要性を訴え続けることを強調されていました。最後は、『子どもの貧困の支援現場から』と題して「だれも知らない 宮崎子どもの貧困」取材班のデスクを務められた、宮崎日日新聞文化部長高見公子氏が講演。子どもの代弁者たらんと取材をすすめたこと、短期の支援に終わらないためにと2例のケースを紹介しながら、予防的視点でトータルに育ちを支援すること、行政の施策のあり方に注意を払うよう訴えられました。一般の多くの方々にも聞いてほしいと思えるためになる講演でした。
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