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読書と漫画

 「漫画ばかり読んで、少しはまともな本を読みなさい!」なんて、よく聞く言葉ですし、よく言われた言葉でした。私は、子どもの頃から結構いろんな本を読むのが好きでした。小さい頃はご多分に漏れず、おまけ付きの雑誌や、漫画、小学校の高学年からは、文学全集に夢中になり、中学ではブルーバックスで科学に目覚め、吉川英治の宮本武蔵になりきり、大学に入ると推理小説の虜に。卒業すると子どもに関わる本がそれに加わりました。それでは、年齢と共に漫画は卒業したかといえば、決してそんなことはありません。コンスタントに読んできたように思います。ただ、読む漫画の種類は変わってきました。大学時代は、「漫画家残酷物語」「花いちもんめ」で有名な永島慎二の漫画に惚れ込み、まだインターネットでの買い物も普及していかなかった時代、彼の著作を求めて本屋さん巡りをしたこともありました。小説には自分の頭の中で主人公を含め想像する楽しみがあります。漫画には漫画でしか表せないような、視覚からストレートに心に響いてくることもあるように思えます。今回読んだのは、当院の小山看護師に紹介してもらった戸部けいこさんの「光とともに・・・」という本です。“自閉症児を抱えて”という副題が付いています。自閉症児の光君とその家族、そして彼に関わる人たちの成長物語といってもいいでしょうか。自閉症という病気を知る上でも、障害と共に生きるとはどういうことか、それを支えるとはどういうことかといったことを知る上でもこの上ない本です。また、障害の有無に関係なく夫婦や家族のあり方も考えさせられます。漫画で書かれているので小学生高学年であれば親子で読んで話題を共有できますよ。もちろん御夫婦間の話も弾むかな。平成13年に初版が発行され、なんと今も連載が続いており、現在13巻まで単行本化しています。この本は希望者に貸し出します。受付におっしゃってください。
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