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宮崎県感染症危機管理研修会

 3月16日(月)夜7時から宮崎市の医師会館で行われた講演を、テレビ会議システムを使って児湯医師会館で聞いてきました。このシステムのおかげで宮崎市まで行かなくてもリアルタイムで講演が聴けるので、地方のものにとってはとても助かります(質問も当然出来ます)。今回のテーマは『エボラ、デングに備える』と題して長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野の山本太郎教授が講演されました。ちょうどエボラ疑いの患者発生と騒がれていた時期でタイムリーな演題でした。*デング熱:潜伏期は3-7日で、二峰性の発熱を取ることが多く最初の熱が解熱する頃に体幹から始まり四肢や顔にひろがっていく発疹が出てくるようです。疼痛や眼窩痛、筋肉痛や関節痛を伴うこともあるようです。70年ぶりの国内発生だったようですが、70年前は南方からの帰還兵と防火水槽の存在が流行に関与していたようです。今回の流行は、温暖化により、ヒトスジシマカの生息域が年々拡大していることと無関係ではないようです。現在はヒトスジシマカの生息域は青森県まで達しているようです。*エボラ流行拡大を後押ししたものとしては、アフリカでは葬儀で遺体に触れて哀悼するという習慣があること、急速な都市化、内戦、脆弱な保険制度等があげられていますが、現在までの散発的流行から「エボラの常在する世界」へと変わる可能性が有り、今がその瀬戸際かもしれないとのことでした。でも、エボラの常在する世界は来て欲しくないですね。治療薬や効果的な予防手段等が早期に開発されることを祈りたいです。
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