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劇症型A群連鎖球菌感染症の増加

 小児ではよくみられる溶連菌感染症。コンスタントにみられていますが、最近劇症型A群連鎖球菌感染症が増加しているとの報道がなされました。その概要は『日本における最初の典型的な症例は1992年に報告されており、現在までに200人を超える患者が確認されている。そして、このうち約30%が死亡しており、きわめて致死率の高い感染症である。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は子供から大人まで広範囲の年齢層に発症するが、特に30歳以上の大人に多いのがひとつの特徴である(IDWR 2002年40, 41号参照)初期症状としては四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下などで、発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群(ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多い。近年、妊産婦の症例も報告されている・・・』幸い私自身は劇症型の経験はありません。そういえば、先日福岡市の研究会での発表の中で溶連菌のワクチンの話がありました。アメリカで溶連菌のワクチンが開発され治験中とのこと。世界を6地域に分割し、各地で発生した溶連菌による4疾患群(侵襲性疾患、咽頭炎、皮膚疾患、その他の疾患)から分離された菌の型を調べ、そのワクチンのカバー率を算出し公表しているそうですが、予防効果は悪くないようで、早期のワクチン導入が望まれるとのことでした。小児の主な感染症は予防できる時代が近づいてるかな。
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