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デング熱

デング熱患者数が17都道府県で100名を越えたとの報道があり、近くでは高知でも出ているようです。そのような報道を受けてか当院でも蚊に刺されたあとデング熱では?と来院された方がいました。この度、厚労省からデング熱の診療指針が出されました。それを簡単にまとめて紹介します。
デング熱の病態は以下の2つに大別できる。
1)デング熱:比較的軽症で1週間前後の経過で回復(一部は経過中にデング出血熱の病態を呈する)
2)デング出血熱:顕著な血小板減少と血管透過性亢進(血漿漏出) を伴う
(症状および検査所見)
3~7 日の潜伏期間の後に、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状がおこる。
*発熱は発 病者のほぼ全例にみられ、時に二峰性となる。通常、発病後 2~7 日で解熱し、そのまま治 癒する。
*約半数に皮疹が認められる。病初期にみられる皮膚紅潮、解熱時期に出現する点状 出血、島状に白く抜ける麻疹様紅斑など多彩である。
*検査所見では血小板 減少や白血球減少が半数近くの患者に出現する。また CRP は陽性化しても高値にならない のが特徴である 。
(治療)
デングウイルスに有効な抗ウイルス薬はなく、対症的に治療。
☆デング熱を疑う目安
A の2つの所見に加えて、B の2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。
(A)必須所見
1. 突然の発熱(38°C以上) 2.急激な血小板減少
(B)随伴所見
1.発疹、2.悪心・嘔吐、3.骨関節痛・筋肉痛、4.頭痛、5.白血球減少、 6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)
※蚊に刺されないのが一番ですが、言うは易く行うは難しです。殺虫剤も品薄とか。重症なデング出血熱が出ていないのが救いでしょうか。
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