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アトピー性皮膚炎のカユミの制御

 6日(木)夜、宮崎市で順天堂大学皮膚科教授池田志斈先生の『アトピー性皮膚炎のカユミの制御』と題した講演会がありました。皮膚の表皮を構成する細胞の大部分である角化細胞(ケラチノサイト)からは、様々なカユミのもとを出していることがわかったということです。カユミのもとと言えば、ヒスタミンが有名で、それを抑えるのが抗ヒスタミン剤。アトピー性皮膚炎にも使われていますが、それ以外のものも多数出るので、抗ヒスタミン剤だけではアトピー性皮膚炎のカユミは制御できないとのこと。アトピー性皮膚炎が、心身のストレスで悪化することはよく知られていますが、そのメカニズムも解明されてきているようで、セロトニン神経系とグルタミン酸神経系が関与しているとのことでした。要約するとアトピー性皮膚炎は症候群。アトピー性皮膚炎の治療は、カユミのもとを減らし、掻爬行動を抑え、心理的な不安やストレスの軽減と多面的なアプローチがうまくかみ合う必要があるということでした。実際、みているとその通りと思えるのですが、それがなかなか個々のケースでは難しいし、それに対処していくのが臨床の醍醐味でしょうか。
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