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劇症型溶連菌感染症

 全国的にも新型コロナ感染が減少傾向にあると報道されたばかりですが、今朝の新聞で2023年は劇症型溶連菌の患者が最多だったことが国立感染症研究所から報告されました。今年はそれを上回るペースのようです。厚労省は子どもたちの間で溶連菌感染症が増え子どもから大人への感染が増えたことが一因ととらえているようです。この劇症型溶連菌感染症は、致死率が3割と高く、溶連菌感染が劇症化するメカニズムが不明なのがやっかいなところです。標準的な感染予防対策をしっかりすることで感染リスクを下げることしかありませんね。
 *東京の三宅先生のブログに中島みゆきのことが書かれていました。私も大好きでファンクラブに入っているのですが、陸の孤島に住んでいる悲しさ。1回もコンサートに行けてません。ご夫婦で2回も行けた三宅先生がうらやましい!

麻しん・風しん(MR)ワクチン接種率

 宮崎県の感染症対策課から文書とMRワクチン接種啓発ポスターが送られてきました。以下に示すように宮崎県のMR接種率は令和3年から低下傾向にあり、特に第1期の接種率が低いようです。今年度は残すところあと一か月余りとなっています。早めの接種を! ギリギリで熱がでて、定期接種から任意接種となり無料で受けることができなくなった方が実際いますのでご注意を。
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黄色圏内

先週当院のインフルエンザと新型コロナ患者数比は5:1でした。新型コロナが定点あたり10台になり、児湯圏内も赤から黄色圏内にランクダウン。最低レベルまでもう一息です。インフルエンザのほうは減ったとはいえ先週も50人を超えています。今週も21日段階で40を超え、このまま推移すると先週より多くなるかもしれません。減りそうでなかなか終息とまではいきませんね。型別では圧倒的にB型優位で、A型はちらほらとなっています。嘔吐、下痢等の胃腸症状を訴える子供も目立ちます。もうすぐ試験を控え、家族の心配も大きくなっているようです。インフルエンザに関しては保険はききませんが、予防投薬という手もあります。身近でインフルエンザが出たときはご相談ください。

子宮頸がん発症ゼロ

 
  昨日凄いニュースがスコットランドから発出されたと教えてもらいました。以下ヤフーニュースから引用。
 ~14歳になる前にヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種した女性では、浸潤性子宮頸がん(進行した状態の子宮頸がん)の発症例が0件だったとの研究報告が、英オックスフォード大学発行の医学誌Journal of the National Cancer Instituteに掲載された。スコットランド公衆衛生局(PHS)とエディンバラ、ストラスクライド両大学の研究グループは、2008年以降にスコットランドで子宮頸がん検診プログラムを受診した1988~96年生まれの女性45万人を調査した。研究対象となった女性のうち、4万人は12歳から13歳の間にHPVワクチンを2回接種していた。12万人は14~22歳で3回ワクチン接種を受け、約30万人は接種を受けていなかった。2020年に行ったデータレビューの時点で、12~13歳でワクチンを接種したグループの中に子宮頸がんの発症例はなかった。14~22歳で3回接種を受けた人の子宮頸がん発生率(罹患率)は10万人当たり3.2例で、接種しなかった人(10万人当たり8.4例)の3倍近く低かった。~ 
 子宮頸がんワクチンは15歳までに接種を始めると2回接種で済み、その効果も非常に高いことが疫学的にも証明されたことになりますね。詳細は以下のサイトをクリックしてください。
子宮頸がん発症ゼロ

花粉飛散状況

 連休明けの昨日は、熱発した子どもの受診が多かったのですが、今日は鼻づまりや目のかゆみ等花粉症症状での来院が目立ちました。その日の花粉飛散状況が日本気象協会のサイトで確認できます。見てみたらやや多い飛散状況となっているのは全国で唯一宮崎県でした。以下をクリックすると見ることが出来ますよ。花粉飛散状況

小児科学会宮崎地方会

 宮崎地方会も第95回を迎えました。今年は新型コロナとインフルエンザの増加を受け再び現地とWEBのハイブリッド開催となりました。さすがに昨年より会場参加は少なかったです。一般演題で印象に残ったのは、18歳以下の妊婦さんのまとめと社会的ハイリスク妊婦さんの現状でした。不幸なな妊娠を防ぐために、また生まれてきた赤ちゃんを健やかに育むためにも課題は多いようです。もう一つは発熱を伴わない髄膜炎のケースの発表。生後2か月からの予防接種のおかげで診療所外来で髄膜炎に遭遇するケースは激減しましたが、油断大敵と再認識。特別講演は、福岡大学小児科の永光信一郎教授。10代前半の死因1位が自殺になったのを受けてか、『GIGAスクールを活用した思春期のヘルスプロモーション』と題して講演。“病気の子どもを診る”という側面から“健康な子を診る”という側面も、子どものこころの診療の視点が大切、大人から見て些細なことでも子どもにとっては大きいということ等、具体例を挙げながら話されました。講演会前の運営委員会も含め5時間の充実した時間でした。

先週の流行状況

 あっという間に2月も8日に。木曜午後は、今年度最後の高鍋町教育支援委員会でした。学校の先生方や行政の皆様の尽力で、来年度入学児のクラス編成も無事終わり、今年度進学した子どもたちも各人なりの成果が上がっていることが報告されました。小中学校で子どもたちの能力(勉学だけでなく生活の面でも)向上や未来を見据えた取り組みがなされています。夜は、児湯医師会理事会。児湯医師会の事務局長が自分の夢実現のため今季限りで退職。また、児湯医師会長も今季限りでの勇退を表明。お二人とも優秀な方なのでかなり残念。来季はどうなるかな?
 さて以下は、保健所管内別の先週の新型コロナとインフルエンザ流行状況です。高鍋保健所管内では先々週(四週)は3週より減っていましtが、先週より両感染症とも増加傾向にあることがわかります。
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逆転

 今週になって再びインフルエンザが急増。結局今週は、インフルエンザと新型コロナの比率は3:1と逆転。インフルエンザ流行警報レベル。比率は逆転しましたが、決して新型コロナ感染が減ったわけではないので誤解されませんように。また、最近は鼻炎症状での受診も多くなってきています。今年の花粉飛散予報は大飛散となった昨年よりは少なく、南九州では平年並みのようです。抗アレルギー剤や点鼻薬等いろいろありますが、最近では舌下免疫療法を選択する方も増えていて、当院でも軽快、飲み薬がいらなくなった方も出ています。ただ、スギ花粉飛散前か、スギ花粉シーズン終了後からの治療開始となります。