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ハロウィーン

 孫が通う小学校スのクールバス前でのワンショット。子ども達それぞれの服装で喜んで登校したようです。それにしても仮想で登校を認める学校も珍しい。自分たちの子どもの頃にはなかった海外の行事もすっかり日本に定着したようですね。
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インターネット依存の現状と治療

 10月27日(金)夜7時~子どもとメディアみやざきの勉強会が行われました。今回は久里浜医療センターのインターネット依存治療研究部門の三原 聡子Drを講師に迎え宮崎市内の会場とオンラインのハイブリッド形式で行われました。インターネット依存は新型コロナ禍の休校処置等もあって増加傾向にあるようです。昼夜逆転の生活で極端な運動不足や日光不足で骨がスカスカになったり、栄養失調と身体面への影響や精神的、社会的影響も大きいようで、ゲームによってはお金が絡むものもあるようで家庭崩壊に至るケースもあるようです。また昨今のeスポーツと称される大会で億単位の優勝賞金を獲得したニュース等もあって、ゲームで稼げる可能性から没頭する子どもが出てきてるとのこと。治療は年齢によってアプローチの仕方が異なるようですが、先生は6歳の子どものゲーム依存も経験したとか。最初の入り口であるゲームを与えるとき、どの年齢でどのようにあたえるか保護者の方は考える必要がありますね。

宮崎県エイズ・梅毒予防・検査普及キャンペーン

 宮崎県では毎年HIV・梅毒の新規患者の報告が続いていて、令和5年9月24日時点でHIVが4件、梅毒患者は130件(令和元年の10件に対しなんと13倍)と過去最多となっているとのことで、啓発ポスターが届きました。10代でも報告されていますので思春期のお子さんをお持ちの方も人ごとではありません。
 また、保健所だけでなく県内医療機関約20カ所でHIV,梅毒の匿名かつ無料検査を行っているとのことです。
以下配布されたパンフimg20231024_10553616_convert_20231024105616.jpg
です。
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休日在宅医

 22日(日)朝は冷え込みましたね。私が目覚めた早朝の外気温は7度でした。昼間は温度も上がりよい行楽日和になりました。アウトドアスポーツを楽しんだ方も多いかな?当院は本日休日在宅医。今日見えた半分弱が発熱のため駐車場での診察となりましたが、新型コロナ感染はゼロ。インフルエンザも先週ほどの勢いはなくなったような感じです。このまま収束してくれるといいのですが、専門家は新型コロナの第10波とインフルエンザのダブル流行を予測し、医療機関に備えを呼びかけている方もいます。感染が少し落ち着いて、気候的にもいい今の時期、予防接種がお勧めです。

地域子育て支援センター開設

 10月19日(木)午後は新富町の1歳半健診。その後高鍋町の令和5年度教育支援委員会。ちょっと遅れての参加でした。町の教育委員会や保健師さん、高鍋の小中学校の養護教諭の先生や支援センターのはぐはぐの代表の方々が集まって、個々の子ども達に最適の支援は何かが話し合われました。参加された方々の子どもへの熱い情熱が感じられました。また、高鍋町で2件目となる子育て支援センターが町立わかば保育園内に開設されました。子ども達やその保護者への支援がいろんな職種の方々の協力で進められている事を心強く感じています。1人ではキツいと思われる子育てもいろんな社会的資源を使うとちょっと楽になることもあります。ヘルプサインを出すことをためらわないでほしいとも思った一日でした。
10月22日(日)休日在宅医です。午前9時から午後5時まで診療いたします。予約もできます。前日も含め発熱している方や新型コロナ、インフルエンザの方との接触がある場合は、駐車場の車内での診察となります。病院に到着されたらお電話ください。その際、車のナンバーをお知らせください。

小児科医会秋季学術集会

 15日午後2時から開催されました、一般演題2題に続いて特別講演が2題。最初に宮崎大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室の高橋邦行教授が「知っておきたい小児の難聴とめまい」と題して講演。難聴の頻度は1,000出生当たり1人の頻度。原因としてはサイトメガロウイルス感染が約2割。生後6ヶ月以内に難聴と診断され、早期に治療できると言語獲得できるとのことでした。もう一つの講演はとみもと小児科クリニックの冨本和彦理事長が「子どもの便秘は町医者の手で」と題して講演。子どもの便秘病態は、排便我慢に始まる硬便の形成、排便時痛や出血から排便我慢の悪循環によって作られ、これが繰り返され、学習することによって成人の便秘につながる可能性がある。子どもの排便は踏み台を用意して前傾姿勢をとる和式便器の排便姿勢で排便しやすくなるとのことでした。(先生の提示されたスライド参照)
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年に一度

 15日(日)は年に1度朝食を抜く日。というのも健診のため前日9時以降食事禁止。予定より早く終了したので午後の宮崎県小児科医会学術集会までの空き時間を利用して宮崎県総合文化公園に足を伸ばしました。運動会が行われているところも多いのか、天気のいい日曜日にしては人が少なかったようです。ちょっと散歩をしたら石井十次の像を見つけました。他にも小村寿太郎の像も。*山下清展も美術館で開催されています。先日鑑賞しましたが、緻密な貼り絵だけでなく、水彩画や陶器に描いたものは初めてみました。花火の貼り絵が有名ですが、清の爆弾が花火だといいというような言葉をのこしていますが、ホントそう思いますね。
 12時からは役員会、その後久しぶりの対面での講演会。この内容に関し得ては、後日紹介しますね。
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薬剤不足

宮崎県の医療機関における薬剤不足緊急調査の結果が出ました(下のグラフ参照)。各科とも薬剤不足に困っていますが、特に小児科領域ではひどく、注文しても納品されない割合が60%以上と高い状況であることがわかりました。抗生剤や気管支拡張剤、鎮咳剤、去痰剤、抗ヒスタミン剤や吸入ステロイド剤は発注しても納品されない状況が特にひどかったです。恩師である東京の三宅先生の助けも得て当院では必要最低限の薬は確保でき、治療に支障を来すことなくこれているのは幸いです。ただ、薬の安定供給まで長期処方の制限等でご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願い致します。
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連休明けの外来

 連休中に久しぶりに私の子ども3家族が顔を合わせました。早いもので一番上の孫は来年高校受験。じじからのプレゼントは全員へのインフルエンザの予防接種。孫達にとってはうれしくないプレゼントだったかも。でも驚いたのは3歳の孫が注射で泣かなかったこと。幼稚園に行きだしてお姉さんになったかな?
 さて、本日は連休明けというせいもあって、午前中の予約枠は早々と埋まり、直接来院された方も多く大変混雑しご迷惑をおかけしました。午後も予約枠は埋まりましたが、午前ほどの混雑ではありませんでした。熱発した子どもの数が午前中ほど多くなかったせいだと思われます。まだまだインフルエンザは減っていない印象です。
11日(水)午前9:30~11時まで高鍋町立わかば保育園健診のため院長不在の時間帯があります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

流行警報レベル

 先週の県内の感染状況が発表になり、新型コロナは3週連続で減少したもののインフルエンザは前週比1.2倍。特に高鍋保健所管内は定点当たり33.5人と県内1の多さで、大きな流行が発生、又は継続しつつあることが疑われる「流行警報レベル基準値」を越えたとのこと。当院外来の状況からも今週も先週同様のペースで流行が継続しているようです。今度の連休で少し落ち着くのか、増加傾向が続くのか気になるところです。
 *昨日、西小学校の就学前健診があり、学校医2人で内科検診をしたのですが、私が対応した40人中、MRワクチンⅡ期が未接種の子どもが21人もいました。今後新たな感染症の流行があるかもしれません。体調のいいときにできる限り早めに接種してほしいものです。

園医部会総会

 2日(月)夜7時~県医師会館で園医部会総会が開催されました。昨年同様現地とWEBのハイブリッド開始後なりましたが、今回は昨年以上の参加があったようで、食物アレルギーや発達障害への関心の高さが伺えました。特別講演Ⅰは「小児のアレルギー疾患への理解と対応」と題して宮大医学部発達泌尿生殖医学講座小児科学分野助教の山元綾子先生が登壇。近年増えている食物アレルギーの知識やアナフィラキシーへの対応等を話されました。宮崎大学で食物負荷試験が外来でも入院でも対応可能になったこと。IgE検査陽性=食物アレルギーではないことを特に強調されていました。また、エピペンを持っているお子さんがアナフィラキシー症状を呈しているがどうか迷ったら、エピペンを使用すべき。その方が利益が大きいこと。エピペンを持っていても使う機会がないと正しい使用法を忘れることがあるので定期的に使用法を再確認することが必要なことを話されました。特別講演Ⅱは「発達が気になる子の対応ー園でできる発達障害支援を考えるー」と題して宮崎市総合発達支援センターおおぞらの副センター長の重黒木真由美先生が登壇。講演で印象に残ったことを以下に記します。☆発達障害で大切なのは早期診断ではなくて早期支援。早期支援の目的はストレスやトラウマを避けて二次障害を防ぐこと。そこで講演の中で園でできることを2枚のスライドに要約されたので紹介します。園でできること①“わかった”“できた”伝わった”を増やす安心できる環境の担保・人と楽しむ、人への期待を育てる。・確実にできることを保障、成功するような工夫。・苦手なことは無理強いしない、スモール・ステップ。・相談してうまくいった(人を頼る)という経験 園でできること②保護者支援 保護者が安心して相談できる環境作り、保護者も育てる。 ・保護者の思いやニーズをきく、簡単に否定・断定しない。・質問をしながら情報整理。園から伝える場合は客観的な情報を具体的に。 発達障害をみる小児科医にとっても示唆に富む講演でした。

ピンクリボン月間

 10月はピンクリボン月間ということで、ピンクリボン活動宮崎実行委員会事務局より啓発資材(ポケットティッシュとリーフレット、シール)が届きました。リーフレットの一部とシールを紹介します。
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☆10月2日(月)夜は、園医部会総会出席のため、診療終了時間を5時50分にさせて頂きます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。