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再燃

 新型コロナウイルスやRSウイルス感染は相変わらず多いですが、ここにきてインフルエンザが再び増えてきたようです。当院ではインフルエンザA型>B型です。この時期にインフルエンザの患者さんが出るのは開院以来初めての経験です。へルパンギーナは減少傾向のようです。子どもに流行する感染症の全国的な流行をうけて、検査キットの不足が顕在化しています。厳しい夏になりそうです。
 ☆7月3日(月)~5日(水)午前中まで臨時休診となります。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
7月5日(水)午後からは通常診療となります。お盆(8月14,15日)も例年同様通常診療です。

園医部会理事会

 26日(月)夜7時から県医師会館で宮崎県園医部会理事会が開催されました。保母さん等園の関係者も参加できる総会の講演は、今年も現地参加とWEB参加のハイブリッド方式で10月に行われることが決定しました。詳しい日時と演題に関しては今日の理事会で多くの意見が出たのでそれを参考に演者の都合等勘案して決定されます。個人的な感触としては、発達障害と食物アレルギー関連の演題になりそうです。決定次第このブログでもお知らせしたいと思います。ご期待ください。

睡眠不足と肥満

 学校健診の結果肥満を指摘されたと来院する学童がいます。肥満の主因は、摂取カロリーオーバーですが、睡眠不足も肥満の一因となります。先進国の中で睡眠時間が最も少ないというニュースを目にした方も多いと思います。何故睡眠不足が肥満の一因になるのか。それには、レプチンとグレリンというホルモンが関係しています。レプチンは胃から分泌されて視床下部へ到達、空腹を知らせ食欲を亢進させるホルモン。グレリンは脂肪細胞から分泌されて視床下部へ、満腹を知らせ食欲を抑制するホルモンです。睡眠不足に陥るとこれらのバランスが崩れ、レプチン抵抗性が生じて肥満につながるようです。また、睡眠不足は運動不足にもつながります。しっかり睡眠をとること、液体キャンディとも称される清涼飲料水の摂取を控えること、よく噛むことも肥満防止になりますよ。

宮崎県のMR接種率

新型コロナに加え、小児ではRSやアデノ、ヒトメタニューモウイルス、溶連菌と多彩な病気がみられています。熱発で受診する子どもが明らかに増えている印象です。そのような状況のせいか、予防接種を受ける人が減っています。先日、宮崎県の市町村別MR接種率が出ました(以下表参照)。70%台の市町村も散見されます。体調の良いときに未接種の予防接種を受けることを忘れないようにして下さいね。MR接種率_convert_20230616140525

母親大会

下記チラシのように、6月18日(日)10時半から佐土原総合文化センターで宮崎県母親大会が開催されますのでお知らせします。集まれば元気!語り合えば勇気!保育・託児(要申し込み)もあるようです。父の日に母親大会というのもおもしろいですね。
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心臓検診委員会

 13日(火)一日で先週の新型コロナ感染者数を上回りました。明らかに増えています。RSウイルス感染症やヘルパンギーナは少し減ってきた印象です。今日14日(水)夕方から児湯医師会館で心臓検診委員会が開催されました。いつもは4人でテーブルを囲んで心電図をみるので二人は心電図を逆さまにみることになります。しかし、今年は事務局がコンパクトな卓上書画カメラで心電図を大スクリーンに拡大。問診票も同様に別モニターに投影してくれて皆で拡大された心電図をみることができて大変やりやすかったですね。対象人数1,332名中1/4弱が心電図や問診で委員会での判定になりました。肥満や痩せに関しては学校から既に連絡があっていることと思います。心電図でも多くの方が要精密検査になりました。もうすぐ検査結果が学校を通して届くと思われます。専門医あるいは主治医の受診が指示されている場合は早めに都合をつけて受診してくださいね。

宮崎県郷土先覚者シリーズ

 11日(日)午後、社会福祉法人石井記念友愛社の評議員会が開催されました。その席で宮崎県の郷土先覚者シリーズ(マンガ)の第6巻に児童福祉の父として石井十次が取り上げられたことが紹介されました。
下記サイトからも読むことができますよ。img20230612_06161282_convert_20230612061708.jpg

宮崎県郷土先覚者シリーズ
 また今年度はコロナ禍で行われていなかった「石井十次セミナー(第23回)」が8月27日(日)に高鍋町のホテル四季亭で開催されることが報告されました。以下のチラシをご覧下さい。懇談会(交流会)も企画されています。
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出前講座

 子宮頸がんの予防接種が徐々にではありますが、増えてきました。9価の子宮頸がんワクチンは15歳以下だと2回接種で済むこともあってか、12歳で接種する方も出てきました。宮崎市では、子宮頸がん予防の意識を高めてもらおうと6月から市内全27中学校で産婦人科による出前講座を開くことになったとの記事が宮日新聞に掲載されました。マンパワーの問題で他の地域では難しいのかもしれませんが、子宮頸がん予防の機運が全県的に高まるといいなぁと思います。

「子どもの権利条約」宮崎の会 総会に参加して

 今回のシンポジウムは、飯野高校普通科の探究コース3年生4名と先生が参加してくださいました。学力偏重の指導から、【未来を生き抜く力を身につける学び】へと方針を転換。探求するのは子ども達の自主性にまかせ、今回登場の生徒は、「子どもに新しい学びを」探求して小学生に勉強を教えたり、「フィリピンの子ども達に勉強を教える」を掲げて募金活動をして実際フィリピンに出向いて子ども達に教えるという経験をしたり、身近な人が実際の性と自分の望む性との不一致に悩んだことをきっかけに「LGBTQ」を探求テーマに選んだりとその活動の一環を紹介してくれました。校則に関しても生徒と教師が話し合い理不尽と思える校則が改善されてきており、生徒も教師もワクワクする日々を過ごしているとのことで宮崎にもこういう高校があるのかと嬉しくなりました。日本の当たり前って世界の当たり前ですか?という問いかけ、ビーカーに入れたノミは自分の身長の150倍の高さまでジャンプできるが、ビーカーに蓋をしてしまうと、後でその蓋を取ってもその高さまでしか飛ばないという話は印象的でした。
 総会の報告で会員の数は微増でしたが、会員の高齢化がすすんでいるようで、若い方々がもっとこの会に参加していただくといいなぁと思います。

「子どもの権利条約」宮崎の会の総会とシンポジウム

 6月4日(日)下記チラシのように宮崎市総合福祉保健センター視聴覚室で『子どもの権利を保障するとはー子どもの声を聴く(主に校則問題)』をテーマにシンポジウムが開催されます。午前中の映画「コルチャック先生」を含め、参加費無料です。午後だけの参加もできます。お友達を誘って参加されませんか?
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