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雨のスタート

 ゴールデンウィーク始まりの29日は、先日紹介された行縢山に登ろうと思っていましたが、あいにくの雨。30日天気が良ければと気持ちを切り替えましたが、30日も朝から雨。おかげで普段できない片付け等に精を出しました。明日からいよいよ5月。8日から新型コロナ感染症が5類に変更されますが、当院の発熱した方に対する方針は今まで通り、車中か隔離室での診察が基本となります。発熱した方は、病院到着時にご連絡ください。
 *5月は保育園健診、小学校の健診等が入り院長不在の時間帯が生じることがあります。近づいたらこのブログでもお知らせします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 ※昨日、新一年生となった孫とLINEで話しましたがなんと9連休とか。羨ましい!

チャイルドラインからのポスター

チャイルドラインからポスターが送られてきたので紹介します。
 先ずチャイルドラインとは18歳までの子どもの「声」を聴き、その気持ちに寄り添う活動です。以下はパンフレットからの引用です。
【お説教抜き、押しつけ抜きで、子どもの「声」に、ただただ耳を傾けます。子どもは、本気で自分の話を聴いてもらえた、受け止めてもらえたと感じることができれば、自分自身でその課題と向き合い、乗り越えていく力を持っています。そう信じ、子どもの「声」の奥にある「こころ」を受けとめるのが、チャイルドラインです。また、「子どもの権利条約」の理念に基づき、子ども主体の「子どもの最善の利益」の実現を目指しています。】 
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もうすぐゴールデンウィーク

 この年齢になると特に時間の過ぎるのが早く感じます。先週は初めて新型コロナもインフルエンザもゼロでした。個人的にはかなり減ったと思ったのですが、県全体では新型コロナが少しずつ増えている印象です。このゴールデンウイークでどうなるかですね。
 日曜日は久しぶりに大工仕事をしました。母親の住んでいる家の木製の塀が壊れ、ゴミとして出すのに小さくする必要があったからです。のこぎりやハンマー、バール等を使って計7時間の力仕事となりました。私の父が大工をしていたので、こんな事を毎日していたのだろうなと父に思いをはせながらの時間でした。なんとか町指定のゴミ袋に入るサイズにできました。粗大ゴミでだせると良かったのですが、産業廃棄物の持ち込みを防ぐ目的なのか、家庭から出す際は規定のサイズ内にしないといけないようですね。

行縢山

 『日本百低山』というNHKの番組がありますが、今日は延岡の行縢山が取り上げられていました。「酒場詩人」と言われる吉田類がゲストと一緒に山歩きする番組です。今日のゲストも小学校の遠足で登ったことがあるとのことでしたが、こんな山だったかな?と言っていました。こどものバイタリティ溢れ好奇心一杯の目線と大人になってから味わう登山道は捉え方が違うのかもしれませんね。行縢山は児湯地域の学童も登ったことがあるのではと思いますが、恥ずかしながら私は登ったことがありません。70歳を越えた吉田さんが今日は最後の山頂を熊襲登り!?で軽々と登頂を果たしました。それを見ていると、自分も登れるはずという根拠のない確信が。今からいい季節。尾鈴山の滝もいいですが、今度の連休行縢山に挑戦したいと思いました。

超・進化論

 NHKスペシャルで放映された『超・進化論』が一冊の本になりました。映像もインパクトがあっていいですが、文字としてじっくり味わうのもいいものです。植物が危険を感じて情報伝達をしていたり、昆虫や微生物の驚くべき能力等子ども達に話して聞かせると目を輝かせるかもしれません。小児科医としては、ラトガース大学先端バイオテクノロジー・医学センター所長マーティン・ブレイザー氏の言葉を紹介したいと思います。氏は、ピロリ菌が胃がんを引き起こすことを解明したことで有名な先生ですが、なんとピロリ菌は人間にとって悪いことばかりではなく、ピロリ菌を除去することで別の癌や病気を引き起こすことがあるということも示されました。その先生が特に心配しているのが抗生物質の使い過ぎ。以下は本からの抜粋です。「私が特に心配しているのは、子どもへの抗生物質の使いすぎです。・・・私たちは抗生物質が腸内細菌の構成を変えることを突き止めました。・・・子どもに見られる肥満、喘息、若年性糖尿病、食物アレルギー、神経発達異常などは、人生の初期に投与された抗生物質により、腸内細菌の構成が変わったために引き起こされたのではないかと私は考えています。」腸内細菌を含め、微生物の医療への応用もすすんでいます。ぜひ一読してほしい本です。

ヘルペスウイルス感染症

 武田薬品工業(株)が出している『そんりーさ』という雑誌に安元慎一郎先生が「ヘルペスウイルス感染症の現状と対策」と題して寄稿されていました。その中の表を紹介します。現時点でヘルペスウイルスは8種類知られています。表を見ると小児科との関連が強いウイルスであることがわかります。新生児や胎児に悪さをすることや、突発性発疹に2度かかることがあるのもこの表で理解できます。予防接種で防ぐ事ができるのは、水痘・帯状疱疹ウイルス。子どもの定期接種に入っている水痘ワクチンで防げます。大人では帯状疱疹の予防接種を公費で負担しようという動きが児湯地域でも出ており、実現することを期待したいと思います。
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フットケア

 這えば立て,立てば歩めの親心といいますが、今日は歩行時に必要な靴の話。子どもの靴を選ぶときに迷う方は多いのでは。この度、日本フットケア・足病医学会の「子どもの足・靴改革ワーキンググループ」から小児の靴の役割や足の機能を解説した『小児靴の手引き書』を作成したとの報道がありました。その作成に当たった1人伊東笑子共同代表は靴を選ぶ最低条件として以下の項目を挙げています。1)サイズを確認できる中敷きがある。2)かかとに芯が入って、きちんと足を支えられる。3)靴紐やベルト、面ファスナーでしっかり固定できる。4)前から3分の1ぐらいで靴底が曲がる。その手引き書は出版を検討されているとのこと。書籍化が早く実現するといいですね。

食中毒注意報

 宮崎県は、6日(木)に本年度初の『食中毒注意報』を発令しました。期間は5月31日まで。新学期が始まり、新型コロナ感染も下げ止まりのこの時期、歓迎遠足等も行われるのではないかと思います。外来でもインフルエンザに変わって、下痢や嘔吐で来院する子ども達が増えています。冷蔵庫を過信しないよう、<食中毒予防の3原則 :食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」>を心掛けましょう。
*9価の子宮頸がんワクチンも入ってくるようになりました。対象年齢の方、特に接種開始年齢が低いほど効果も高いようです。今の季節、予防接種に最適です。

ストップ!梅毒プロジェクト

春休みも終わりに近づきましたね。我が家も孫2人がそれぞれの地元に帰っていきます。賑やかだった日々ももうすぐ終わります。
 さて、宮崎も含め全国的に梅毒が急増して問題になっています。市民向けの啓発活動として、感染症関連5学会が共同で『ストップ!梅毒プロジェクト』を立ち上げました。そこで紹介されているリーフレットを示します。成人の増加に加えて、10代後半の梅毒患者も増加傾向。また、若年女性における梅毒感染は、先天性梅毒の子どもを出産する懸念があります。思春期の子ども達に伝えてほしい内容です。
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新年度の休日在宅医

 4月2日(日)は、マイナンバーカードによる受付を始めた初の休日在宅医でした。午前中は熱発での受診も多くすこし混雑しました。熱発していて駐車場での診察になり、マイナンバーカードを持参された方もいらっしゃったのですが、もし新型コロナ陽性だったら残念ながら現時点では院内に入ることが出来ず使えません。感染性の病気も隔離室での診療となり、やはり使えないことが多いと思われます。携帯タイプのカード認証機器でもでてこないと小児科では意外と使えないケースが多くなるのかな? いずれにせよ児湯地域では高校生まで医療費助成が行われるようになりました。その際は、『子ども医療費受給資格証』が必要となりますので、マイナンバーカードだけでは事足りません。 ※熱のある方はできれば保険証そのものも持参していただくと助かります。