若年者のコロナ感染
宮崎県でも連日2,000人を超える感染者を出している新型コロナ、報道によると10歳代以下の陽性者は全体の約3割を占めているとのこと、当院でも昨日土曜が最多更新。検査陽性率もなんと87%でした。迅速検査キットもなんとか追加補充でき、発熱外来診療に支障をきたさないようにできました。子どもがかかると兄弟、親へと感染が拡大しているようです。保健所の業務も多忙を極めているようで、陽性者への連絡も翌日以降になりますとの連絡が来ています。また、保健所から陽性者の方へ渡すパンフレットも各医院へ送られてきています。延岡医師会では独自の「医療緊急事態宣言」を出すほど医療体制が危機に瀕しているようです。お盆までの人の流れが今後の動向を左右しそうです。
新型コロナウイルス感染症受診・相談センター
新型コロナ感染爆発が注目されている最中の7月22日に今年初の食中毒注意報が発令されました。猛暑日が続き、熱中症にも注意が必要です。さて、宮崎が2,400人越えで最多を記録した昨日、医療現場では医師が罹患して休診を余儀なくされたり、看護師やその家族の罹患で診療の制限や綱渡りの診療が続いているとの話もきこえてきます。当院でも検査数と陽性者数が最高を記録しました。オミクロン株の新たな変異株である「BA.2.75」が国内初確認という報道も。「ケンタウロス」と呼ばれ、その感染力は「従来のオミクロン株の3倍」とのこと。まだまだ増えそうな勢いです。県では24時間対応の新型コロナウイルス感染症受診・相談センターを開設しています。受診や相談する医療機関に迷う場合はこのセンターに相談してと広報しています。電話番号は0985−78−5670です。
濃厚接触者の待機期間短縮とみなし陽性
新型コロナ感染濃厚接触者の待機期間が7日間から5日間(検査陰性を2日続けて確認できれば最短3日)に短縮されました。医療機関でも感染者や濃厚接触者が出て医療制限等出てきており少しは緩和されるかもしれません。もちろん病状がないことが前提です。また、報道されているように発熱外来が逼迫しており宮崎県でもみなし陽性が認められるようになりました。政府は発熱外来で検査キットを無料で配布すると言っていますが、発熱外来でさえ不足気味なのに無料で大盤振る舞いできるのはいつになるのかはなはだ疑問です。それに加え、嫌がる子どもに家族が鼻腔での検査をしっかりできるかという不安もあります。
でこぼこポン!
4月からNHKの Eテレで発達が気になる子どもの成長をサポートする「でこぼこポン!」がレギュラー放送されていることを新聞の紹介記事で知りました。時に発達に凸凹(でこぼこ)があると表現される当事者がポンと明るく弾けられるようにとの思いが込められているそうです。この記事を読むまでこの番組のことを知りませんでしたが、当事者にも周りの人にも面白そうな番組に思えました。。見逃し配信もあるようです。老若男女にお勧めとのこと、よかったらご覧になってみてください。
連休明けの外来
感染が急拡大する中、連休明けの午前中はほとんど外で新型コロナの検査をしている状況でした。検査増を予想して予約枠を減らしていたのですが、検査場の混雑で来院された方には待ち時間が長くなり大変ご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。陽性者が出ると診療の合間に保健所にできるだけ速やかに連絡を入れなければなりません。汗だくになりながら午前の診察も終わるかなというころ児湯医師会からメールが入りました。保健所からの連絡で、高鍋保健所管内だけで100名を超えそうな状況で陽性者への連絡が当日に間に合わず場合によっては翌日になる旨検査陽性者に伝えてほしいということでした。大変な状況だと感じていたら、第二弾のメール。陽性者への連絡が、電話ではなくショートメールでの調査になることもありうるということも併せて伝えてほしいという内容でした。スマホが普及している今だからこそできることです。医療現場でも感染した方々も早くインフルエンザ並みになってほしいと思っていることでしょうね。
出荷制限始まる
前回検査キット不足について書きましたが、いよいよ検査キットの出荷制限が始まりました。県内最多の患者数が伝えられた昨日、薬品卸の方から「注文はできますが、いつ入るかは全くわかりません」と言われました。感染急拡大でコロナを心配される方は増える一方。発熱外来を開設し、コロナの診断、治療に積極的に関わってきたところには、優先して配布するということもあっていいのではと言いたくなりますが…検査の必要がある人にはしっかり検査できるよう迅速検査キットやPCR検査キット確保のため必死の努力をしていますが、綱渡りの診療がしばらく続きそうです。
※日本感染症学会と日本小児科医会が5歳から11歳の子どもにもワクチン接種を勧めています(2021年12月より新規陽性割合は「5-11歳」が最多)。⭐︎新型コロナワクチンの無料接種期間は現時点では9月30日までの予定です。
※日本感染症学会と日本小児科医会が5歳から11歳の子どもにもワクチン接種を勧めています(2021年12月より新規陽性割合は「5-11歳」が最多)。⭐︎新型コロナワクチンの無料接種期間は現時点では9月30日までの予定です。
検査キット不足
新型コロナ第7波で連日先週より多い患者数が報告されています。学校行事も部活動での県外遠征、修学旅行と移動が広範囲に及び、帰県後コロナが発生したりして検査希望も多くなっています。ここに来て迅速検査キットが手に入りにくくなっています。大都市でも増えていてそちらを優先している!?との説明を受けましたが、ほんとかな?いろんな会社が検査キットを製造していて、よもやキットの不足が生じるとは思っていませんでした。早く解消しないと発熱外来が回らなくなりそうです。
宮崎県HPVワクチン接種後有症状時 相談体制・医療体制の説明会
7月6日夜7時から上記説明会がオンラインで開催されました。子宮頸がんでは年間約2,900名が亡くなっているとのことですが、宮崎県は子宮頸がんの死亡率が全国で三番目に高いとのことでした。子宮頸がんは先進国ではもやは感染症で、ワクチンで排除可能な疾患になっている。日本の子宮頸がんワクチンの接種率は桁違いに低い(2017年段階で0.3%)。当初センセーショナルに報じられた有害事象とワクチンの関連は否定されています。また、接種後の有症状時の相談・医療体制を県としてもしっかり構築していることが紹介されました。また、県の子宮頸がんワクチン(HPV)関連ホームページを更新予定で是非ご利用くださいとのことでした。これらの努力が実ってワクチン接種率が向上することを期待したと思います。
通信障害
今回のKDDIの通信障害はいろんな分野に影響を及ぼしたようですが、当院も例外ではありませんでした。私が使用しているのはドコモなので直接の影響はなかったのですが、当院のコロナ検査場に着いた方が当院へ電話連絡できなかったり、2日土曜に新型コロナの PCR検査を受けた方の結果をこちらから連絡できず焦りました。昨日の11時半に障害回復予定とのことでしたが、障害復旧したとされた後も夜10時直前まで何回かけても通じず、今朝7時からでも連絡できませんでした。当院にauの携帯を使っているスタッフがいたので聞いてみたら、今日の昼近くになっても電話が通じないとのことでした。台風も近づいており、本当に早く回復して欲しいものです。
夜間の新型コロナ予防接種
昨日1日(金)は行政の要望もあり当院で初めて夜間(午後6時10分から)の新型コロナ予防接種を行いました。18名の予約枠が一杯になりましたが、一人体調不良で接種できませんでした。また、昨日はその夜間に救急隊から熱性痙攣の診察要請もあり、バタバタしてしまい終わったのが午後7時。幸いコロナでもなく一安心。3週間後の22日に再度夜間の予防接種を行います。夜間枠はこれで終了予定。あとは平日自院で5歳から18歳の子ども達に接種するのとと8月の日曜日に高齢者の4回目接種(集団接種)に参加予定です。
7月4日(月)は、宮崎市の医師会館で園医部会総会が開催されます。部会長をしている関係で会場に出かけなければなりませんので午後5時50分で診療を終える予定です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
7月4日(月)は、宮崎市の医師会館で園医部会総会が開催されます。部会長をしている関係で会場に出かけなければなりませんので午後5時50分で診療を終える予定です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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