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8月最後の休日在宅医

 県内ではヘルパンギーナが少し増えたとのことでしたが、今回もゆったりとした診療でした。感染性胃腸炎を疑わせるケースで点滴加療をしたくらいで、軽度の熱中症かなというケースは、午前中の外での練習後に気分不良と嘔吐で来院した1例のみ。格別流行している病気もないようです。在宅医には珍しく、MRやB型肝炎の予防接種を希望されて来院した学生さんがいました。病気の流行らない今は、予防接種がオススメです。

インフルエンザ予防接種の補助自治体増加

 新富に続いて高鍋町でもインフルエンザ予防接種に関する補助が始まりそうです。高鍋は6ヶ月から中学生までと高校3年生が接種対象で、何れの年齢も1回のみの補助(現時点では町が1,500円補助予定)ということです。議会で了承されれば、対象者や補助の金額、回数等それぞれ異なりますが、東児湯5町で補助が行われることになります。
 ☆当院では9月14日(月)からインフルエンザ予防接種の予約を開始致します。10月2日(金)から接種開始予定です。接種料金は、3,300円/回(税込み)です。
 *8月30日(日)休日在宅医です。午前9時〜12時、午後2時〜5時までです。インターネットから予約可能です。

今冬のインフルエンザワクチン

 政府は今冬インフルエンザと新型コロナが同時流行する事態を警戒し、早期のインフルエンザワクチン接種を求める人が多く出る可能性を考慮。定期接種の対象となっている65歳以上の人や60-64歳で心臓や呼吸機能の障害のある人、医療従事者や妊婦、子どもを優先するなど優先度を提示する検討に入ったと報じられました。ここ数年インフルエンザワクチン不足等医療現場が混乱していますが、その混乱を避けるためにも早期対応が必要と判断したとのこと。
 *インフルエンザワクチンに関しては、新富町が新たに補助を考えているという情報が入りました。議会での決議を経て本決まりになるそうで、連絡がきたらブログに載せたいと思います。

子どものマスク着用に関する指針

 WHOとユニセフが新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたマスク着用の子ども(18歳未満)向け指針を公表しました。熱中症が問題になっている季節、参考にして下さい。
 〜 以下8.24 宮日新聞記事抜粋 〜
  5歳以下はマスクを適切に着用できないことが多い上、他人に感染させる可能性も他の年代に比べて低いとして、着用は不要とした。
 6~11歳については、重症化しやすい高齢者と同居している場合など、状況に応じて着用の是非が検討されるべきだと指摘。
 12歳以上は、大人と同様で問題ない。
 

バッテン

 19日は臨時休診でご迷惑をおかけしました。おかげで無事左前頭部にできていたできものをとることが出来ました。頭皮を縫ったことで、普段ちょっとした動作や表情で如何に頭皮が動いているかを知ることが出来ました。場所的に髪の毛で隠すことが出来ず(もともと頭髪が薄くなって隠すのは無理かもしれませんが)、漫画に出てくるような太めの絆創膏の×印が付いています。診察時に帽子やバンダナを急につけるわけにもいかずお見苦しい頭をみせることになりますが、ご容赦を。笑わないでくださいね。明日午後は新富の健診の予定。ちょっと気が重い・・・。

新しい診療様式

 西都児湯地区は、感染状況が厳しい圏域の赤色地域から、新規感染者が限定的な圏域の黄色地域に変更。県全体での休業要請も終了しました。ただまだ安心はできません。新型コロナウイルス感染症で三密を避ける新しい生活様式が提唱され、ソーシャルディスタンスをとることは感染を拡げないために有効だということがわかりました。診療に関して当院でも新しい診療様式を模索しているところですが、ほかの子ども達との接触をできるだけ避けるため、車の中で待って頂いたり、問診を書いていただいたり、薬のやりとり等を行っていきたいと思っています。ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。*予約サイトに病状等をかいてくださると熱がある子同士の診療時間を調節したり、前もって尿を持ってきてもらうようお願いができて、非常に助かっています。引き続きよろしくお願いいたします。

終戦記念日

 75回目の終戦記念日を94歳の私の母も迎えたことになります。普段戦争の話を聞くことはあまりありませんが、両親とも学徒動員で県外に。なんと母は長崎の大村の工場に行っており、長崎原爆のキノコ雲を見たとのことです。ジョギングしていたときに聴いていたラジオでは沖縄の方が話されており、本土と沖縄では終戦記念日のとらえ方が違うというようなことをおっしゃっていました。沖縄では、8月15日より6月に行われる沖縄全戦没者追悼式が終戦記念日のように平和を願う日と捉えられており、学校や商店街も休みになるとのこと。核兵器廃絶もさることながら、沖縄の基地問題等真摯に考える日でもありますね。
 ☆19日(水)は、臨時休診とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

静かなお盆

 本来なら山の日の祝日も含めて長期休みになる今年のお盆、連休中も行き来する車の数は少なかったですね。高鍋で唯一解放されているスポーツ施設のテニスコート、職場によっては家族間のみで行うのは認めるけど、それ以外は認めないというところもあると知りびっくり。新型コロナウイルス感染もここ数日減ってきている印象で、お盆あけの17日飲食店の自粛も緩和されるようです。いつもの日常が早く戻ってきて欲しいものです。診療所の方もいつものお盆前は、実家に帰省するので薬を多めにという方や県外からの新患が増えるのですが、高鍋でクラスターが発生した影響か今年は帰省しますという声をほとんど聞きません。県外の方も、お盆は病院あいていますかという問い合わせもほとんどありません。静かなお盆になりそうです。

急病センター準夜勤務

 8月6日夜は宮崎市夜間急病センター準夜勤務でした。センターに向かう途中の宝酒造を越えたあたりから、パンパスグラスが白い花穂をつけていました。猛暑日が続く今,確実に秋は近づいているなと感じていたら、今日7日は立秋だったのですね。
 さて、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない今どんな勤務になるのかなとちょっと緊張しながら出向きました。今まで勤務した中で一番少ない患者数でしたが、熱発は原則隔離室内での診察です。医師も看護師もマスクに加えガウン、手袋、フェイスガード着用です。患者数は少なくても毎回の装備の着脱が大変で面倒でした。そして新型コロナウイルス感染を疑う場合にはセンターを出たところに設置してあるコンテナのような簡易診察室での診療になります。疑似患者が否定できない方からの問い合わせはありましたが、相談センターに連絡をとられ、様子を見ることになったとのことで簡易診察室を使うことはありませんでした。今の季節は隔離室のドアを開けて換気しても問題ありませんが、寒くなったらきついだろうなと思います。それまでに終息してくれないと大変です。

初めての経験

 8月5日夜、児湯医師会理事会が開催されました。その中で新型コロナウイルス感染について話があり、昨日午後4時現在で県内で215名の感染が確認されたとのこと。それに伴いPCR検査が激増しており、一般の病院、診療所でも行政検査を代行する形で検査を実施してほしいという要請が県から来ており、協力をとのお願いがありました。当院も保健所の要請で先日始めてそのPCR検査を経験しました。院内感染を防ぐため、車の窓越しの診察・検査。検査は飛沫を浴びる恐れのない唾液での検査でしたが、日中防護服やフェイスシールド等の装備を着用しての屋外での作業。唾液を必要量とるのに結構時間がかかり、唾液を出す子どもも大変ですが、私も汗だくになりながらでした。貴重な体験をしましたが、検査結果は陰性で一安心。高鍋では発生ゼロが数日続いていますが、早く終息してほしいものです。

感染拡大

 人口10万当たりにすると宮崎県は全国ワースト6位。数ヶ月前がうそのようです。クラスターの発生した高鍋では人口当たりにするとかなり厳しい状況。これを受けて、院内のおもちゃは撤去させていただきました。院内はかなり換気をきかせています。また受付にもパーティションを置かせていただきます。トイレの手洗い後の空気乾燥機は以前に撤去しています。絵本だけは置いていますが、読んだあとの手指消毒をよろしくお願い致します。また、熱発の方は原則隔離室診察にしています。重なったときには車で待機していただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。*幸い来院数もかなり減っているので重なることも多くはないと思います。隔離室の椅子も消毒しやすいように撥水加工のシートで覆っています。今まで1台だけだった非接触型の体温計もやっと手に入るようになりましたので増やします。できる限りの準備をしたいと思っています。皆様の来院前の体温測定等よろしくお願いいたします。