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ゴールデンウィーク

ゴールデンウィーク、お出かけされている方も多いでしょうね。私も29日(日)は、福岡でした。残念ながら、行楽ではなく、第66回九州地区資格認定委員会に出席するためです。簡単に言うと小児科専門医に関する委員会です。以前は小児科学会が小児科専門医の認定や研修施設等に関する認定等を行なっていたのですが、制度変更で専門医機構が主体になりました。しかし、発足間もないこと、専門医機構がすべての科に関わるため、いろんな面で支障がでています。そういった問題点等を話し合う会議です。いつもはメールでのやり取りですが、久しぶりに対面でいろんな話をする機会が設けられました。この委員会の宮崎の定員は3名。昨日は全員出席でした。九州各県の事情もわかり有意義な会でした。
*5月4日(金)は、休日在宅医です。午前9時〜午後12時、午後2時〜午後5時までの診療となります。予約は出来ません。事前のお電話は不要です。

百日咳の集団発生!

 報道でご存じの方も多いと思いますが、高鍋保健所管内の小学校で百日咳の集団発生がありました。小学生高学年の子どもたち10人が罹患したとのことですが、当院では5ヶ月と3歳の乳幼児の百日咳の兄妹例発生がありました。集団発生があった小学校周辺のお子さんで、通常はこの年齢での発生は珍しいのですが、今回は2人とも予防接種をされていませんでした。予防接種をしていないと感染の可能性は高くなります。まだ接種をしていない方は是非早めの接種をお願い致します。

『生きる力』

先日の研修会で、岡山大学の院内学級出身で現在『ポケットサポート(長期にわたる入院や治療、療養が必要な子どもたちへの学習や復学を支援する)』を立ち上げ活動している三好 祐也さんの講演を拝聴しました。長期入院している子ども達に不足しがちな社会体験を補うイベント活動、孤立感解消のためのコミュニティ作り、それらに関する事業、そして今後の夢を語っていただきました。実際経験された方だけに、聞き応えのある講演でしたが、その中で紹介された本が、生命の文集『生きる力 〜岡山大学病院院内学級で学ぶ子どもたち 〜 』  吉備人出版。健康な私たちが普通と思っていることが、如何に幸せなことかを教えてくれます。ポケットサポートが各地にひろがることを期待しています。

1歳半健診と児湯医師会臨時総会

 19日(木)午後は新富町の1歳半健診でした。30名の呼出で28名が来てくれました。その中で一人歩行が気になると相談を受けました。診察のイスまで歩いてもらったら、ピンときました。『もしかして、お母さん、歩行器を使ってないですか』との問に『小さい頃から使っています』とのこと。歩行器は股の部分で体重を支えます。子どもは重心が上にあるので、ちょっとした段差で歩行器から飛び出て頭部打撲や外傷を起こすという意味からも歩行器は勧めません。また、歩行器に乗ると歩くというより足を蹴って前へ進みます。かかとをしっかりつけて歩くことをしません。歩行動作だけでなく、言語にも影響を与えるという人もいます。出来るだけ歩行器は使わないようにしていただければと思います。
 その夜は、児湯医師会館で臨時総会が行われました。メインは役員選挙。法人化して初の選挙でした。会長は現会長の永友和之会長が推薦され続投が決定。理事は選挙の結果7名の理事が決定。推薦理事も含めて14名体制で新たなスタートを切ることになります。私も再選され少なくともあと2年間は理事としてのつとめを果たさなければなりません。次回は若手が引き継いでくれたらと願っています。

嘔吐・下痢

 吐いたり、下痢したりで来院する子どもが多くなった印象です。ある園では、ロタウイルスやノロウイルス感染症の子どもが出ているとのことで、園の方から検査をといわれることもあるようです。ノロとロタでは、一般にノロの流行が先でそれからロタの流行へという流れのことが多いです。当院ではノロやロタウイルスの迅速検査キットは常備してはいますが、原則検査はしないといってもいいかもしれません。というのも、ノロやロタの感染症であったとしても抗ウイルス薬はなく、迅速検査結果は治療には何の役にも立ちません。小児急性胃腸炎のガイドラインにも、迅速検査は治療方針の決定に有用かという問に、迅速検査は推奨しないとあります。検査には、検査キットそのものの限界や検体の取り方等により、偽陽性(その病気ではないのにその病気であると判定)、偽陰性(その病気なのに、その病気ではないと判定)がつきものです。下痢、嘔吐があるときは検査結果の如何に問わず、原則ロタのような感染性の強いものだという認識で吐物や下痢に対処することが、感染を拡大させない観点からは大切で、集団生活上メリットがあると考えます。保護者の方は嘔吐や下痢がひどいときは、水分補給(経口補水液がお勧め)につとめ、ご家庭で看病していただければと思います。

ワクチン情報。

 12日(木曜)午後は、高鍋町の1歳半健診でした。35,6名の子どもたちがみえました。ほとんどの子どもがMRワクチンを含め、日本脳炎の初回接種も終わっていました。しかし、残念なことに予防接種は受けない主義という保護者の方もいらっしゃいました。沖縄の麻しん流行では患者数が40名近くになり、3次感染も取りざたされています。また大学進学の際にはMRワクチンの接種歴か、抗体価を求められ、未接種者あるいは、抗体価が低いかない場合には、MRワクチンの接種が義務づけられる場合が多くなってきています。高校で海外に修学旅行に行くこともできなくなることも。せめてMRワクチンだけでも受けてほしいなぁ・・・と思っていたら、アメリカの予防接種諮問委員会が、2018年の予防接種スケジュールを発表しました。おたふくかぜ流行時に、MMR(麻しん。風しん、おたふくかぜ)ワクチンの追加接種(3回目の接種)が追記されたとのことです。また、HPV(ヒトパピローマウイルス;子宮頸がん)ワクチンは、男性も含めて推奨されているのが日本と異なる点でしょうか。12日夜は宮崎市の夜間急病センター当直でしたが、特別流行している病気もなさそうで、今の時期予防接種がお勧めです。

子どもの誤飲

子どもの誤飲の原因としては、3年連続でたばこが最多だったことが厚生労働省が実施した2016年度の子どもの誤飲調査で判明しました。たばこを誤飲した年齢は、1歳半までの子どもが大半(8割以上)を占めていたようです。乳幼児がいるご家庭では、たばこを家庭内に持ち込まないこと、できればこのニュースをきっかけにたばこを止めてもらえるととても嬉しいのですが・・・。また、日本小児科学会のInjury Alert (傷害速報)には、8ヶ月の乳児がプラスチックのサイコロを誤嚥して窒息した事例が報告されています。乳幼児は何でも口にしてしまう事実を再認識して、防げる事故は防ぐようにしたいものです。
 *誤飲(異物を誤って飲み込んでしまう)と誤嚥(異物が気管につまる)

スギ花粉からヒノキへ

新燃岳の噴火による降灰で周辺地域はかなり深刻な被害を被っているようですが、新燃岳からは遠く離れていると思っていた我が家でも灰で車が覆われました。洗車したばかりでしたが、黒っぽい車体なので余計汚れが目立ちます。降灰の影響はかなり広範囲に及んでいるようです。車の汚れはたいしたことではないですが、農作物への影響が懸念されます。それに加えて黄砂の影響も心配されるこの時期。スギからヒノキへと移行している花粉に灰や黄砂が混じると症状が強くなることもあるようです。特に強風注意報が出ている今日は、花粉症の方にとっては辛い一日になりそうです。
 *県のHPのお知らせにもありますが、沖縄で麻しんの流行が報告されています。春休みに沖縄に行かれた方が帰県後発熱した場合は、かかりつけ医に前もってその旨連絡してから受診するようにお願いします。

子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ

 NPO法人「カンガルーの会」の小児科医澤田敬先生がかかられた本です。先生と仲間で「FOUR WINDS乳幼児保健学会」や「あまえ研究会」、「カンガルーの会」等を発足され、子どもと楽しく、ほがらかに暮らしていく方法を啓蒙したり、親と子どもの心のすれ違いや心の混乱からいろんな症状を呈している子どもたちの治療をされている先生です。かわいいイラストや本の紹介等もちりばめられています。子どもとのことに悩んでいるお母さん方や教育に携わる方にも参考になる本ではないかと思います。