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スギ花粉飛散状況

 スギ花粉症のある方には、辛い季節の到来です。 宮崎市の安達耳鼻咽喉科のDrの観察によると2月22日(木)にスギ花粉:147個、
 イネ科花粉:5個、2月23日(金)はスギ花粉:512個、2月24日(土)はスギ花粉:291個、イネ科花粉:9個、不明花粉:7個、2月25日(日)にはスギ花粉:146個(雨で試料の一部流出有)が観測されています。比較的重症の患者さんの受診もあったとのこと。外出時のマスク、メガネをお忘れなく。

日本小児科学会宮崎地方会

18日(日)午後は日本小児科学会宮崎地方会が宮崎市で開催されました。12題の会員発表と昨年宮崎大学医学部小児科教授に就任された盛武浩先生の『世界を視野に地域からはじめよう』という特別講演がありました。地元出身の先生が、地元の医学部を卒業して、地元で世界に発信できる素晴らしい研究成果をあげられていることがよくわかる内容でした。この演題は宮崎大学のスローガンでもあるそうです。宮崎大学出身者が地元に残って貢献してほしいという願いが込められているのかもしれません。地元に残る研修医が少ないといわれているなか、地元で活躍すると誓ってその成果を出されている盛武先生にエールを送りたいと思います。

麻しん対策推進会議

 19日(月)夜宮崎市で『H29年度の宮崎県麻しん対策推進会議』が行われました。日本は「麻しんの排除状態」にあると認定されていますが、海外からの持ち込みが報告されて問題になっています。全国でいうと昨年は189名の麻しん患者が出ており油断ならない状況です。宮崎市では昨年、海外旅行から帰ってきた大人の麻しん発症がありその時の報告がありましたが、一人発症するとその接触者の把握と対策(県内だけでなく県外にも及ぶ)等大変な状況になることが報告されました。幸いその後の感染拡大がなかったのは、宮崎市のMRワクチン接種率の高さが大きな要因だったようです。今年度もあと一月あまりとなりました。まだ、年長さんで接種していないお子さんは忘れないように早めに接種して下さいね。

クリニカルクラークシップⅡ

 木曜夜、児湯医師会館で宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座の吉村学教授から、『クリニカルクラークシップⅡ』の説明がありました。これは医学部の5,6年生を地域の医療機関で実習してもらうという制度です。今年から新専門医制度が開始されますが、宮崎大学出身者で地元で新専門医制度を選択したのは全国最下位。地域医療の実態を経験することで、地元での医療展開を希望する学生が増えることも期待されています。今回児湯地域で受け入れてもいいと意思表示した医療機関は5つ。ベッドをもつ病院2つと診療所が3つ。ちょっと少ないかな。当院も微力ながら、学生に宮崎で医師として働く魅力が伝えられるといいなと思っています。

ハプニング

 14日朝、診察準備中に突然カチッと言う音とともに診察室真上のライトがチカチカしだしました。蛍光灯だと電球の寿命かなと思うところですが、LEDライトに変えているので??。念のため他のライトを外してつけるとちゃんと点灯。蛍光灯本体の故障だと判明。4本のライトで2本が消えただけなのに暗いと感じます。慌てて非常用のライトやクリップ式スタンドを用意して診察開始。白いライトでなく、オレンジ色に近いレトロな明かりの中での診療となりました。いつもは、診療開始時間前から診療がスタートするのですが、昨日は開始時間ギリギリになっての診療となってしまい少しお待たせすることになりました。この場をお借りしてお詫び致します。本体の取り替え工事となり、急いでもらったのですが部品が届くのは16日朝。同日昼休みに交換してもらい復旧は16日午後の予定です。ちょっと暗い感じでご迷惑をおかけしますが、診療の雰囲気だけは明るさを醸し出して臨みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

孫との連休

この連休、福岡の長男家族が久しぶりに宮崎へ帰ってきました。目的の第一は広島キャンプ。熱烈なカープファン。しかし天気が悪く、室内練習場。室外のようには見ることはかなわなかったようです。丸のユニフォームに身を包み、自分もクラブで丸と同じ9番の背番号をもらったとうれしそうでした。次女の莉緒は自分より下の碧をまるで姉のように面倒をみるのがとてもうれしそうでした。連休は隣県の大分うみたまごにいきましたが、とても寒く、この冬初めて雪をみました。大分で雪に遭遇するとは予想外。寒さで震える大人を尻目に孫は大はしゃぎでした。この寒さでインフルエンザが勢いを取り戻さないといいのですが。

隠れインフルエンザ?

 最近時々、発熱がなくてもインフルエンザ迅速検査陽性に出た子どもがいる(隠れインフルエンザというらしい?)から園や学校から調べてもらうように言われたと言って来院するケースがあります。そもそも普通は熱がないのに迅速検査はしません。前日に高熱があり、翌日解熱しているけど症状や家族内感染を疑う場合には検査することもあるかもしれません。全く発熱もしていないのに周囲にインフルエンザの子どもが多いから検査をというなら、流行している園や学校の先生もしなくてはなりません。極論すれば流行している地域の人全員可能性は否定できないので検査をというのと同じことで、おかしいのは明らかです。ある先生は、インフルエンザをめぐる社会反応は過剰を通り越して、虐待だとも思うと述べています。周りの言葉に振り回されずに、一人一人の状態をしっかりみるようにしたいものです。
 

痛い思い

 魔女の一撃といえばぎっくり腰。昨日は孫との一撃で痛い思いをしました。朝ちょっと寒かったのですが、天気も良く孫も外に出たがったので近くの堤防まで散歩。帰り道公園の滑り台に。最近は孫一人で滑るようになったのですが、この日は何故か『じじと』。それで孫を抱いて滑ったのはいいのですが、スポーツウエアを着ていて滑りやすかったのと、私と孫の体重併せて80kg近くが加速度ついて滑り落ちたのでちゃんと止まれずそのままちょっと宙に浮く形で思い切り尾てい骨を打ってしまいました。昨日は午後から宮崎市で小児科医会役員会、その後小児救急医療電話相談事業運営協議会(総括)で講演、お世話になった看護師さん達と懇談会。その時初めて高鍋の看護師さんも#8000に協力してくっださっていたのがわかってびっくり。子どもがかかりつけだったことがわかって二度ビックリの一日でした。車の乗り降りもきつい状態でしたが、何とか無事の終えて帰宅。久しぶりに寝返りする度に目が覚める状況。いつ何時何があるかわからないと実感しました。

急病センター当直

早いものでもう2月ですね。さて、1月最後の31日は宮崎市急病センターの当直でした。インフルエンザの流行中でもあり覚悟して出かけたのですが、インフルエンザを心配されての来院は最後に来院された方のみでした。原則、迅速検査をしない方針が市民の方に浸透したせいかな?それともインフルエンザが下火になりつつあるのかな? 午前2時過ぎにに来院した小学生は、入眠後に腹痛で目を覚まし次第にひどくなったということでした。普段から3日おきの排便だということですが、今日はお腹が張っていて、4日間便が出てないようで、浣腸して便が出たら痛みがなくなったと帰宅されました。本日最後は、「今センターに向かっているという電話が入っているのですが、診察大丈夫ですか?」という受付からの電話から始まりました。電話を受けたのはもう帰ろうと準備をしていた6時59分。重症だと自院の診察開始に間に合うかなとの心配が頭をよぎりましたが、断るわけにもいかず待っていると結論からすればインフルエンザを心配しての来院でした。熱が出てまだ時間がそれほど経っておらず状態も悪くなかったので、ちょっと時間をおいてからのかかりつけ医受診を勧めて終了。診察の合間にメールチェックをしていたら、あるドクターからのメールで教えてもらったネットの記事のタイトルは『インフルエンザで「早めの受診」は間違いです!』でした。思わず肯いていました。