嘔吐下痢の流行
26日(日)は、東京で行われた「地域総合小児医療認定医指導者研修会」に参加してきました。全国から100名近い認定医が集まり、運動器健診と1ヶ月健診の研修を行いました。山口県では、全県下で小児科医による1ヶ月健診が実現しています。そのノウハウをグループワークを通して学びました。宮崎でも公費でできるといいのですが・・・。来年度はその基礎固めをしていきたいと思っています。
さて、外来の方はインフルエンザが一段落した感じで、嘔吐下痢が多くなってきた印象です。我が孫もかかってしまいました。皆様も気をつけて下さいね。
さて、外来の方はインフルエンザが一段落した感じで、嘔吐下痢が多くなってきた印象です。我が孫もかかってしまいました。皆様も気をつけて下さいね。
子どもの本
1歳の孫が今大好きな本は、はらぺこあおむしでおなじみのエリック・カールさんの絵本。『できるかな? あたまからつまさきまで』いろんな動物が、いろんな動作をできるかな?と問いかけ、それに できるよ と応えて子ども自身がする動作がとてもかわいいですよ。
『パパ、おつきさまとって!』は、仕掛け絵本の一種でしょうか。お月様を取りに行く長いはしごのしかけを自分でめくる形になっていて、お月様が大きくなる場面では「オーッ」と驚いて声を上げます。
中高生のみならず、大人にもお勧めなのは今話題になっている『君たちはどう生きるか』。あまり読書の習慣がない子どもには漫画版は取っつきやすいかも。これを読むと原著に手を伸ばしたくなるのでは。
『パパ、おつきさまとって!』は、仕掛け絵本の一種でしょうか。お月様を取りに行く長いはしごのしかけを自分でめくる形になっていて、お月様が大きくなる場面では「オーッ」と驚いて声を上げます。
中高生のみならず、大人にもお勧めなのは今話題になっている『君たちはどう生きるか』。あまり読書の習慣がない子どもには漫画版は取っつきやすいかも。これを読むと原著に手を伸ばしたくなるのでは。
地域連携懇談会
18日(土)、予約最後の患者さんと来院が時間外になるという患者さんを娘に託して、宮崎市で行われた宮崎生協病院主催、第18回地域連携懇談会に出かけました。今回は小児科開設30周年記念ということで、宮崎生協病院2代目小児科医に当たり、たまたま現在県の小児科医会会長をしているということで『宮崎県の小児医療の現状と課題』というテーマについて話すよう依頼があり講演してきました。会場には三宅前小児科医会会長をはじめとする小児科医の先生方、小児科以外の先生方もいてテーマがテーマだけにかなりプレッシャーのかかりましたが、なんとかつとめを果たしてきました。その後は鹿児島から招待されていた宮崎生協病院初代小児科医の森田先生、2人体制になった時の酒井先生や、その他懐かしいスタッフの面々とも懇談でき楽しい一時を過ごすことができました。
西米良での講演会
16日(木)は宮崎市の夜間急病センター当直でしたが、インフルエンザを疑わせるような子どもの来院もなく、この時期にしては落ち着いていました。その夜は西米良のふたば保育園で「乳幼児のケガや疾病、予防接種について」と題して講演してきました。西米良は以前父母を連れて「西米良温泉カリコポーズの湯ゆたーと」にいって以来でした。久しぶりなのでどれだけ時間がかかるかわからなかったのでちょっと余裕を持って出発し、当直の疲れを取るのもかねて温泉に入ってから保育園に行くことにしました。肌がすべすべするのが実感できるいい温泉で、心身共にリフレッシュできました。講演の方も熱心に聞いてくださり、質疑応答も活発で講演70分、その後30分質問が続き、講師冥利に尽きました。西米良から当院に通ってきてくださっているお母さんともお目にかかれました。園長先生からは、西米良の行事や観光名所を紹介したパンフレットといっしょに西米良特産のお土産までいただきました。ありがとうございました。また西米良で再開できることを楽しみにしています。
医療安全対策セミナー
13日、児湯医師会館で宮崎県医師会医療安全対策セミナーを受講しました。久しぶりに児湯医師会館の図書館が一杯になるくらいの盛況でした。よくヒューマンエラーという言葉を聞きますが、このエラーが大きく二つに分けられること、一つはミステイク(mistake):目標を誤って認識して行動する。もう一つはスリップ(slip):目標は正しく認識しているが、行動を誤った。例えば、乗る人がいないと思いエレベーターの「閉じる」ボタンを押したら、乗ろうとした人を挟みそうになった→こういう場合がミステイク。エレベーターの「開ける」ボタンを押そうとして「閉じる」ボタンを押してしまった。→こういう場合がスリップ。ミステイクを防ぐには、専門知識を持つ、正しい情報を得る、原理を理解する。*思い込んだら自分では発見できないので、チームで発見、指摘し合う。スリップを防ぐには、焦らず自分のペースで(指差し呼称が有効)、多重課題を避ける、業務整理をする、集中できる、分かり易い、行動しやすい環境を作る。医療現場だけでなくいろんなところで役立ちますね。
舌下免疫療法
インフルエンザが流行シーズン入りしたと発表された9日、宮崎市で聖マリアンナ医科大学の犬尾千聡講師による『治す小児アレルギー治療「アレルゲン免疫療法」 アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・気管支喘息・食物アレルギー』と題した講演があり参加してきました。アレルギー性鼻炎(AR)で一番キツい症状は鼻閉、ARには4つの合併症がある。1.睡眠障害(夜間覚醒、入眠障害、睡眠不足)、2.学習障害、3.成人喘息発症の最大のリスクファクター、4.果物アレルギー(例えばスギ花粉症とトマトアレルギー等)。
4歳でアレルギー性鼻炎と診断されたこどもが8歳で寛解している率は2割以下。今までは対症療法だったが、最近舌下免疫療法がでてきた。これはいわばアレルギー疾患のワクチン療法みたいなもの。対症療法の薬を減らせたり、薬を飲まなくてすむ可能性が出てくるだけでなく、予防にも繋がるデータが出ているとのことでした。現在は12歳以上でないと使えないですが、来年度は5歳以上で使えるようになる予定だということです。
4歳でアレルギー性鼻炎と診断されたこどもが8歳で寛解している率は2割以下。今までは対症療法だったが、最近舌下免疫療法がでてきた。これはいわばアレルギー疾患のワクチン療法みたいなもの。対症療法の薬を減らせたり、薬を飲まなくてすむ可能性が出てくるだけでなく、予防にも繋がるデータが出ているとのことでした。現在は12歳以上でないと使えないですが、来年度は5歳以上で使えるようになる予定だということです。
インフルエンザによる学級閉鎖
先月末から主に児湯地域でインフルエンザが増えていましたが、ついに高鍋の中学校が学級閉鎖になったと来院した中学生が教えてくれました。その中学生もインフルエンザB型陽性。ホント、今年は流行が早く、かつ宮崎市よりも児湯地域が多いといういつもとはちょっと違ったパターンです。
*インフルエンザワクチンが全国で不足気味というのはご存じの方も多いかもしれませんが、ここにきて、再びMRワクチンに出荷規制がかかったと昨日薬の卸さんから突然の通告。日本のワクチン製造体制は脆弱すぎますね。
*インフルエンザワクチンが全国で不足気味というのはご存じの方も多いかもしれませんが、ここにきて、再びMRワクチンに出荷規制がかかったと昨日薬の卸さんから突然の通告。日本のワクチン製造体制は脆弱すぎますね。
秋の行事
3日はちょっと曇っていましたが、今日は秋晴れ。この季節、いろんな行事が組まれているようです。11月12日(日)木城温泉館「ゆらら」でけん玉チャレンジカップ、エントリー&練習10:00-12:00 試合開始12:35です。11月18日(土)、19日(日)10:00-16:00は宮交シティで『未来みやざき 子育て応援フェスティバル 〜みんなで遊ぼう♪未来を担う子どもたちと〜』が行われるようです。戸外で遊ぶのにもいい季節ですね。体力付けて冬に備えを。
インフルエンザ関連
インフルエンザのA型、B型、どちらも見られるようになってきていつもに比し、流行開始が早いようです。インフルエンザワクチン不足が伝えられていますが、当院では現時点ではスムーズに接種できています。例年インフルエンザの予防接種に限って月、水、金と夜間に枠を設けて接種していましたが、今年からは木曜と土曜日を除く午後6時から通常の時間帯で接種が困難な方のインフルエンザ予防接種をしています。従来のように多くの枠を取っているわけではありませんが、御利用ください。昨日利用された方がインフルエンザの予防接種はこの時間帯だけと思われていたようですが、通常の時間帯でも受け付けています。予防接種の時間帯は土曜日を除いてまだ空きがあるようです。
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