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熊本県八代市で麻しん患者発生

患者は八代市の30歳代男性。4月23日インドネシアから空路帰国。午後福岡空港着。博多駅から16:15分発、新幹線さくら415号で八代駅。25日八代市内診療所受診。27日熊本総合病院で麻しんと診断されています。潜伏期が10-12日間。患者周辺にいた感受性者から、ゴールデンウィークの大移動で感染が拡大する可能性があります。御注意を。*基本再生産数:「ある1人の感染者が完全な感受性集団(その病気に免疫のない人)に入ってきたとき、 その感染者から平均で何人が感染するかという数」で、麻疹の場合は12〜18。インフルエンザでさえ2〜3。如何に麻疹の感染力が強いかがわかります。

ゴールデンウィーク直前

 ゴールデンウィークがいよいよ始まりますね。インフルエンザも峠を越したようですが、感染性胃腸炎、特にロタウイルス胃腸炎が最近多い印象です。ロタウイルス胃腸炎は感染力が強く、兄弟が全員罹患したという家族もあります。嘔吐した子供が周りにいたら、吐物の処理に注意を払って下さいね。また、炊飯器の蒸気によるやけどでの来院が続きました。小さいお子さんの手の届くところには炊飯器を置かないことはもちろん、年長児の子どもには蒸気が危険であることを伝えて下さいね。この連休事故のないように、楽しい思い出をたくさん作ってください。

宮崎県小児科医会春期学術集会

 23日(日)午後1:30分〜宮崎県医師会館で行われました。私を含めた会員発表2題。特別講演Ⅰは国立遺伝学研究所教授、井ノ上逸朗先生が『遺伝でわかること、わからないこと』と題して講演。ワトソン、クリック両博士の2重らせん構造発見から50年、3000億円の費用をかけて行われたヒトゲノム解析が、現在は10万円の費用で数日のうちにできるくらい飛躍的にすすみ、一人当たり50-80の遺伝病変異を持っているけど、みんなが発病するということではない。遺伝子で決まることはそんなに多くなく、それより生活習慣の方が大事だということでした。特別講演Ⅱは、『母子の言葉に耳を傾けて〜”エジンバラ産後うつ病質問票”5年間の経験から〜』と題してわかば小児歯科の旭爪伸二先生が講演。①愛着を育てる②少数派を大切にをモットーに母子と相対していると小児診療にも役立つ多くのヒントを与えて下さいました。その後の懇親会には初めて小児科志望の研修医を招待。ちょっと将来に希望の持てる会になりました。秋の学術集会にも多くの先生、研修医の先生が参加される事を期待したいと思います。

急病センター当直

 20日は宮崎市夜間急病センター当直、22日(土)は救急電話相談当番でした。宮崎県小児科医会の救急の所をみると宮崎市、都城市、延岡市の急病センター受診状況がわかります。それをみると私が担当した木曜日は準夜帯が8名、私の担当した深夜帯は7名の受診があることが分かります。人数的には落ち着いている方です。ただ私の担当した深夜帯で記憶に残ったのは、もう当直が終わるかなと思っていた朝6時半頃に熱性痙攣を起こすのが心配と救急車で来院された家族。子どもは熱性痙攣をおこしたことはないのですが、熱が続いているので起こしたら不安だからと救急車要請。熱が続くと頭をやられると心配されていました。子どもを心配する親心、理解はできますが、起こしてもいないけいれんを心配しての救急車要請はやはりやりすぎでしょうとお話ししました。その時間に本当に救急車が必要な方が出てこないとも限りません。適正な救急車利用を心掛けてほしいと思います。幸い、この親御さんは理解してくださいました。
 今日は、宮崎県小児科医会総会。4ヶ月かけて行った急病センターでのアンケート結果を報告してきます。

風疹啓発ポスター

 日本小児科医会からのメールで、「厚労省結核感染症課から、風疹ワクチン啓発ポスター及びリーフレットが出ました。下記サイトで参照、プリントアウトできます。ポスター http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster08.pdf リーフレット http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster09.pdf」とのメールが入りました。ポスター(下図参照 ) をみてみたら、風しんワクチン2回。どうせなら、タイトルもお子さんの風しん・麻しん(MRワクチン)は2回にしてほしかった。ポスターを作ることも必要かもしれませんが、その前にMRワクチンの安定供給に尽力してほしかったというのが本音。風疹啓発ポスター_convert_20170420101244

薬の誤飲

 日本小児科学会誌4月号に傷害速報No.67が掲載されました。お母さんに処方された薬(筋緊張性疾患治療薬)を誤飲して、意識障害、けいれんで入院加療となった2歳9ヶ月の女児例が報告されています。29錠分を誤飲した可能性が有り、一時気管内挿管して人工呼吸を要するほどの重症だったようです。気管に詰める誤嚥では、窒息の可能性もあります。過去の傷害速報は、小児科学会のHPでもみることが出来ますが、宮崎県小児科医会のHPの救急案内の下の方に直接リンクを張っていますので、御利用ください。そして、少しでも事故がおこらないように努力をして下さいね。

ご迷惑をおかけしました。

 土曜日は臨時休診でご迷惑をおかけしました。おかげさまで、学会、日本小児科医会委員会に出席できました。ありがとうございました。今年から小児科は新専門医制度に移行します。小児科専門医試験に合格するのは7〜8割。日本小児科医会が推進している地域総合小児医療認定医は、暫定制度から小児科専門医であることを前提にしていましたが、これを維持し、更新時にも専門医の資格が切れていないことを条件とする方向性が今回の委員会で決定。31年度からは今の暫定制度から本格的な制度へとスタートを切る予定です。今後、研修内容や指導医研修の内容などを詰めていく作業が待っています。現在全国で900名を超す認定医が誕生。宮崎ではまだ8名と少ないですが、多くの小児科医に取得してもらい、子どもたちのため、また若手医師に大きな魅力を感じてもらえる制度にしていければと思います。

孫の成長

写真は西都原で離乳食を食べて満足顔の碧。食欲旺盛で生後8ヶ月ですがもう3回食。帰省している間につかまり立ちができるようになりました。這えば立て、立てば歩めの親心とはよく言ったものです。子どもの成長は本当に早いですね。孫の笑顔に癒やされた2週間でした。*明日は、日本小児科学会と日本小児科医会委員会出席のため、休診とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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本邦初報告続く

 宮崎県小児科医会のHPのお知らせ欄にもアップしていますが、6ヶ月の乳児が蜂蜜入りの離乳食を食べて亡くなったとの報道に続き、オウム病で妊産婦2人が亡くなっています。どちらも死亡者が出たのは国内初です。*1歳未満には蜂蜜を与えないように。*オウム病は、オウムやインコなどの鳥の糞に含まれる細菌(Chlamydia psittaci)を吸い込むことで主に感染します。☆公園などでよく見られるドバトの保菌率は20%程度と高く、感染源になり得ますのでハトの集まるところも要注意ですよ。

ウイング & スマイル

ウイングとスマイルでどんなことを思い浮かべるでしょう?今回御紹介するのは、「ウイング」は不妊専門相談センター、「スマイル」は女性専門相談センターのことです。以下の表に、対象や方法、相談窓口等が書いてあるので、不妊に悩んでいる方や、思春期から高年期に至る女性の方で女性の健康問題で悩んでおられる方は御利用ください。せっかくの社会資源、使わない手はないですよ。
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宮崎県小児科医会ホームページの紹介

 今月、宮崎県小児科医会ホームページを立ち上げました。お知らせ(注意事項や感染症動向、講演会や学会の案内等)に続き、救急案内(急病センターの受診者数や休日在宅当番医)や子どもの病気や事故に関してどのサイトで調べたらいいか、小児科医院の場所を調べたりできます。会員のコラムも掲載していく予定です。本日三宅和昭先生がコラムに原稿を寄せてくださいました。自分たちに役立つ情報がないか、まめにチェックしていただくと有り難いです。HPのアドレスは、http://miyazaki-ped.org/  QRコードはMiyazakpedHP.png

ワクチンで防げる難聴

群馬の竹井先生からのメールで以下の話題提供がありました。『WHOが難聴の原因となる感染症の筆頭に挙げているのは風疹,髄膜炎,麻疹,ムンプスの4つで,これらのほとんどはワクチンで防げると説明している。また,すべての難聴の半数は,この4つのVPDへの予防接種の他,容易に防ぎうるとも述べている。』日本では、このうち麻疹と風疹だけがMRワクチンとして定期接種になっていますが、先進国ではMMR(麻しん、風しん、おたふくかぜ)ワクチンと髄膜炎菌ワクチンで難聴の原因となる病気の半数を防いでいることになります。今イギリスに行っている娘とその長女(まもなく生後8ヶ月)が帰省していますが、髄膜炎菌ワクチンを大腿にしていました。
このワクチン結構高熱が出たそうで、いまだに腫大も残っていますが、してると安心ですね。
*もうひとつ難聴で注意してほしいのは、大音量のライブ、イヤホンの長時間使用(日経 2017.4.5)。11億人の若者が将来難聴になる危険があるとWHOが発表。当院でも先月耳鼻科に紹介したケースは、イヤホンでの音楽の聴き過ぎとの返書がありました。

4月になって

 昨日から朝はさほど寒くもなく、今までより軽装でジョギングに出かけました。堤防でおじいさんとお母さんと子ども3人でウオーキングしている家族に出会いました。外来では下の子どもの診察にお姉さんやお兄さんが付き添い。ああ、春休みなんだなぁと実感。早いもので、近所の田んぼではもう田植えが済んでいました。検出される花粉も4月1日、 ヒノキ花粉:26個、スギ花粉:11個、イネ科花粉:9個、コナラ属花粉:8個、ハンノキ花粉:2個。4月3日、ヒノキ花粉:123個、スギ花粉:47個、イネ科花粉:169個、コナラ属花粉:101個、 ハンノキ花粉:4個、不明花粉:15個。季節はスギ花粉症の季節からイネ科花粉症の季節に移り替わったようです(安達耳鼻咽喉科Dr観測)。

休日在宅医

 土曜夜は、宮大医学部小児科の布井教授の退官記念祝賀会でした。診療終了後にかけつけたので、記念講演会や写真撮影は間に合いませんでしたが、祝賀会には何とか間に合いました。こういう会に初めて参加しましたが、こんなにも人が集まるのかと言うほど、会場一杯の参加者で盛会でした。退官後も宮崎の日南に場所をうつして活躍されるということです。宮崎にとっては朗報ですね。長いことお疲れ様でした。
 さて、今日2日は休日在宅医でした。B型インフルエンザと溶連菌が目立ちました。嘔吐、下痢で点滴加療を要する子どももいつもより多い印象でした。一人はロタウイルスの胃腸炎でワクチンはされていなかったようで、症状がひどかったです。まだまだ油断できないようです。