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舌下免疫療法

 この度、舌下免疫療法を行うためのeラーニングおよび、eテストに合格し、同療法を行う医師及び医療機関の登録を終えました。なんとか来年のシーズンに間に合わせたいという方は12月の第1週までに治療開始すればまだ間に合う可能性もあります。希望される方は御連絡ください。ただ、舌下免疫療法を開始する最適な時期としては、来年の花粉症が終了する6月頃からと考えています。*舌下免疫療法はスギ花粉症の方で、現時点では12歳以上の方が適応になります。80%の方に効果がある(症状の出なくなる方が20%、軽くなる方が60%)と言われておりますが、残念ながら20%の方には効きません。また、最初だけは医師が舌下に液を落としますが、その後の約3年は、毎日舌下に自分で液を落とさなければなりません。生半可な気持ちで出来る治療ではなさそうです。

急病センター当直

昨日は通常の診療終了後、恒例のインフルエンザの予防接種をする曜日でしたが、小さい頃よく見ていた子供と久し振りに再会し、すっかりお兄さんやお姉さんになっているのにびっくり。その夜間インフルエンザの予防接種も、残すところあと3回です。夜間帯は、その性格上、小学校高学年から中高生とその両親の組み合わせが多いかな。予防接種が終わった後は、宮崎市の急病センター当直でした。喘息発作、仮性クループ、熱性けいれんの救急搬入、急性中耳炎、特発性血小板減少性紫斑病、嘔吐、下痢、腹痛、空気嚥下症と、とても多彩な疾患に出くわした当直でした。幸い、入院を要する子どもはいませんでした。まだ、インフルエンザの流行はないようです。ただ、寒暖の差が激しいこの頃、体調管理に気をつけてくださいね。

予防接種の間隔に注意を

 ここ数年で予防接種の数が増えました。それに加え、今はインフルエンザワクチンの時期。MRや水痘とインフルエンザを同時に接種する方も増えてきました。インフルエンザの2回目は、以前と違って、1回目の接種後2〜4週間になっています。ただ、我が国では生ワクチンを接種したあと4週間は他の予防接種は受けてはいけないことになっています(医学的根拠には乏しい!?)。インフルエンザ1回目を生ワクチンと同時接種された方は、インフルエンザの2回目は4週間以上経ってからしか受けることが出来ませんので御注意くださいね。当院では生ワクチンを受ける際は、4週間は他の予防接種は受けることが出来ない旨必ず伝えるようにしています。今日もこんなことがありました。当院で初めての予防接種(3種類の同時接種)を受けに来られたお子さん。でも、先月末に他院でロタワクチン(経口生ワクチン)を受けていらっしゃったようで、まだロタワクチンを受けてから4週間たっていませんでした。わずかに2日早かっただけでしたが。『えー、今日は何も受けることが出来ないのですか?』とせっかくいらっしゃったので残念そうでしたが、規則は規則。後日の予約をお願いしました。2度手間にならないように、予防接種に来られる時には接種間隔に注意してください。*Hibワクチンや肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチンなどの不活化ワクチンは、1週間は他の予防接種が出来ません。

思わぬ一面

22日土曜日は、診療時間短縮で御迷惑をお掛けしましたが、お陰さまで小児科分科会の一般演題発表に間に合いました。今回は優秀演題を選ぶ一員に加えていただきましたが、いい発表が多くどの演題を選ぶか迷うほどで良い刺激を受けました。夜は役員懇親会に参加しましたが、今までにない盛り上がりでした。というのも、『初代南こうせつとかぐや姫』のメンバーの方が、銀行を早期退職して開店したフォークライブのお店に連れて行ってくださったからです。そのオーナーの素敵なギターの弾き語り。かぐや姫の歌はもちろん、井上陽水、吉田拓郎、ジローズ、シューベルト、岡林信康、フォーククルセダーズと今のお母さん方にはなじみ薄いかもしれませんが私達世代にとっては青春時代を思い出させる懐かしい歌の数々。ある先生はステージに上がり、ギターに合わせて歌を披露してくださいました。学生時代自らもギターの弾き語りでアルバイトをしていたとのこと。勉学一直線のように見えた先生の思わぬ一面を垣間見ることができ、親しみがわきました。今日は特別公演と地域総合小児医療認定医に関するシンポジウムがあります。

併用注意

 寒くなる季節になると、風邪薬の宣伝が増えてきます。基本的には総合感冒薬は必要ないと思うのですが、日本人は薬好き!? 病院にかかる前に市販薬を飲んでいる子どもも結構いるようですが、この度、医薬品医療機器総合機構はアセトアミノフェン含有薬との併用による過量投与の報告が後を絶たないことから、「解熱鎮痛薬として処方されるアセトアミノフェンとアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがある」として、「特に総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避けること」とあらためて注意を促しています。*当院受診の際に、市販の薬や他院でもらった薬等を服用中の場合は、教えて下さいね。

ギャンブル依存

 先日、「子どもの権利条約」宮崎の会のNewsが届きました。それに諸外国のギャンブル依存症の有病率のグラフが載っていたので紹介します。日本の男性有病率が突出しています。今回のニュースに『カジノは博打で、博打は法律で禁止されています』とあります。それでなくても、宮崎は(宮崎だけではないかもしれませんが)パチンコ店が人口に比べて多いような気がしています。パチンコ依存で苦しんでいる人、家族の話を見聞きします。宮崎もカジノの候補地に挙がっているようですが、カジノ誘致で経済効果を期待するよりもっと他の魅力を打ち出して町おこしできそうな気がするのですが。
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*11月22日(土)は、九州医学会および小児科医会役員会出席のため、午前11時までの診療となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

研修会

11月16日(日)は、福岡で開催された第6回園医・看護職・保育士のための研修会に参加してきました。小児科医70名、その他60名の参加で会場はほぼ満席。朝の10時〜午後4時まで6人の演者の講演を拝聴しました。他職種参加の講演会だったので、園で問題になる食育、アトピー、感染症、社会的養護の問題点と現状、救急時の応急処置と、事故予防、子どもへの対処の仕方と話もバラエティーに富んでいました。なかでも、発達障害を抱えていようといまいと対応の基本は同じ。子どもたちの望ましい行動を引き出すためには1.望ましい行動をすることでほめられて気分が良くなる(自己達成感) 2.望ましい行動を自分で進んでするようになる(自己決定権) 3.それによって考えて行動するようになることが必要と具体例を示しながらの話は面白く為になりました。この技術は簡単ではあるけど車の運転同様繰り返し練習が必要なようです。#福岡は駅も空港もクリスマスの飾り付けが目につきました。

かじかむ

 昨日から冷え込んでいましたが、今朝はまた一段と寒く、布団から出るのに勇気が必要でした。早朝のスロージョギングに長袖のテニスウエアで出かけたのですが、さすがに上着があった方がよかったかな。走り出してしばらくすると手がかじかみ出しました。いつもなら折り返し地点ではリストバンドで汗を拭くくらいになるのですが、今日は家に帰り着く直前でちょっと汗ばんだ程度でした。ただ、星空はとてもきれいで、北斗七星もはっきりみえました。この星空を撮ろうと試みたのですが、スマホではちょっと無理でした。県内では0度を下回ったいわゆる冬日を記録したところもあったようですね。寒暖の差が激しく、風邪を引く子どもたちや喘息発作を起こす子ども達も多くなったようで、貸し出し用のネブライザーが出払ってしまいました。夜更かしせず、3K(快眠、快食、快便)で4K(健康)に。

選挙

 高鍋町は町議選のまっただ中。同級生も立候補しているようです。日曜日の投票日を前に昼間久し振りに選挙カーが走り、ちょっと騒がしくなっています。町長選だと候補者の選挙公約などがニュースになりますが、議員の場合各候補者がどのようなことを考えて立候補しているのか、情報が少し届きにくい感じがします。宮崎では12月には県知事選もあり、関係者は大変だろうなと思っていたら、降って湧いたような衆議院解散説。現実化すればダブル選挙。年末の慌ただしさが倍増!? どちらにしろ、政治と金がうわさになるような人ではなく、真摯で誠実な人になってほしいと思います。

職場体験

 昨日から高鍋東中学校2年生が一人当院に職場体験に来ています。看護師志望の生徒です。看護師といっても病院か、当院のような診療所かでも大きく仕事内容が変わります。同じ診療所でも、当院のように院内処方か、院外処方をしているかでも異なり、院内処方をしている看護師の方がその分仕事の内容が多くなります。看護師は、以前は医師の補助をする人いう意味でパラメディカルと呼ばれていましたが、その後医師と協同して医療に当たると言う意味でコメディカルとよばれるようになり、最近では医師とそれ以外のスタッフを区別せず医療に携わる人すべてを、メディカルスタッフと呼ぶようになりました。今回の体験でどんなことを感じ、考えてくれるのか。よりモチベーションが上がる方に働いてくれるとうれしいのですが。*子どもたちは、珍しいのか診察室でちょこちょこ彼女の方をみています。木曜日までの短い期間ですが、ちょっと聴診させていただいたり、吸入や検査の補助に入ってもらったりすることがあるかもしれません。できるだけご迷惑をおかけしないようするつもりですが、温かく見守って下さるとうれしいです。

日本小児アレルギー学会

今年の小児アレルギー全国学会は、三重県の四日市市で行なわれました。土曜日の診療後空路名古屋へ。特急電車で30分で四日市市に到着。今回のメインはスギ花粉症に対する舌下免疫療法の講習会。途中退室が出来ない講習会。これを受講しないと舌下免疫療法を行うことができません。更に受講終了後、試験に合格してはじめて治療することの出来る医師として登録できます。日本では12歳以上に保険適応がありますが、世界的には5歳以上に適応があるとのこと。著効が10〜20%、有効が60〜70%とのことです。西日本では杉の飛散が始まる頃からヒノキの飛散が終了する6月〜11月頃までに治療開始したほうがよさそうです。治療の実際はその頃にブログで紹介したいと思います。中部国際空港は、以前の学会で宮崎に着陸出来ずUターンした、ある意味思い出深い空港。今回は無事帰ってこれて一安心でした。

ダブルブッキング?

 7日(金)は、夜間インフルエンザと救急電話相談当番が重なりました。時期的に夜間のインフルエンザが目一杯入っていたので、救急担当の看護師さんからの確認の電話があった時は、注射がまだ終わっていませんでした。昨日は当院かかりつけの患者さんからも相談があったようですが、無事終えることができました。さて、子どもは夜間や休日、親の約束事があるときに限って体調を崩しやすいと思ったことはありませんか?外来でも明日○○会とか、結婚式で飛行機に乗らないといけないのに、なんて子どもを連れて受診される方をよく見かけます。病院のあいてない時間は、救急電話や、日本小児科学会監修の『こどもの救急-おかあさんのための救急&予防サイト(ONLINE-QQ) 』なども上手に利用してくださいね。

読書の秋

 子どもは絵本が好きですね。昨日も何冊も手にして診察室に入ってきた子どもがいました。もうすぐ2歳になる私の孫も絵本が好きで本屋さんの絵本コーナーでは『これ読む!』と言って、十数冊を本棚の前で何回も読まされました(本屋さん、立ち読みならぬ座り読みしてごめんなさいm(_ _)m。さて、最近読んだ本をいくつか紹介。『シャバはつらいよ』大野 更紗 著 ポプラ社。難病を患った著者が入院生活を切り上げて自活した経験談を綴ったもの。いろんな困難をかかえながら前向きに生きている姿勢が、周りを味方にしながら新たなパワーを生み出しているように思えます。秋の夜長、読み出したら止まらない!?寝不足にならないように注意が必要な推理小説は『ハリー・クバート事件 上、下』 ジョエル・ディケール 著 東京創元社。各章の最初の言葉も意味深い。その他の読了本。『ファイト!木津西高校生徒会』本田有明 河出書房新書。『駄作』 ジェシー・ケラーマン 著 早川書房。『昨夜のカレー・明日のパン』 木皿 泉 著 河出書房。『人体の物語 〜解剖学から見たヒトの不思議〜』ヒュー・オールダシー 著 早川書房。

母子健康手帳アプリ

 この度、母子健康手帳アプリ(NPO法人ひまわりの会主催、全国知事会、全国市長会、日本医師会、日本産婦人科医会、日本小児科医会、日本歯科医師会、日本看護協会、日本薬剤師会、日本産婦人科学会、日本医療機能評価機構後援)が、アップル(iPhone,iPad等)、アンドロイド両スマートフォン、タブレット、パソコンで利用できるようになりました。妊娠中、出産後、新生児期の経過、検査の記録、定期健診、予防接種、身体発育グラフなどをつけることが出来ます。また妊婦自身の記録をつけることも可能です。それだけでなく、市区町村を選択するだけで、居住地域の自治体からのお知らせを受け取ることが出来るのがこのアプリの利点かな。AppStore,GooglePlayストアから母子健康手帳と検索してダウンロード出来ますよ。

孫守

 この連休、長男夫婦に用事が出来て子守ならぬ孫守に行ってきました。今回は何とか天気に恵まれ、公園で遊ぶことが出来ました。9時駐車場開場で、9時半に到着。まだ朝早く少し気温も低いせいか、車も人もまばらで、好きな遊具で思う存分遊びました。大人には肌寒い気温でしたが、子どもたちは『寒くない!』と鼻水を垂らしながら元気一杯。ついて行くこっちの方がばて気味。10時過ぎから人が増え出し、11時になるとかなりの人出。ちょうどその頃から暖かくなってきたので人でも多くなったのかな。最後まで帰らないと言い張る二人をなだめすかし、公園を後にしました。
 仲良く兄妹でツーショット。
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合同学校保健委員会

 30日夜間、高鍋町立小・中学校合同学校保健委員会が開催されました。年1回の会ですが、準備に携わる方々のおかげで毎年いい講演を聴くことができます。今年は、NPO法人ハートムの初鹿野聡先生が『インターネットと子どもたち ~さあ これからどうしますか~』と題して講演されました。自分なりに講演の要旨を以下にまとめてみました。「先ず今年間3万人が自殺し、1,2万人が孤立してる現状に目を向ける必要がある。いろんな犯罪の元に地域からの孤立がある。孤立が内に向かえば引きこもりに、外に向かえば不良行為に。スマホは基本的には大人に必要な道具で子どものおもちゃではないこと。スマホを子どもに渡しても大丈夫と思えるまで渡さない。渡すときにはインターネットの利点、危ない点等その使い方をきちんと教育して渡すこと。それをせずに与えるのは子どもへの人権侵害ととらえるべき。一度傷ついた心と体はなかなか元に戻らないということを肝に銘ずべき。今やネット依存は52万人といわれている。依存に共通することは目の前の問題点から一瞬目を背けることが出来る。依存先が少ない人ほど依存症に陥りやすい。居心地悪い人間関係からなるべく距離を置く。自然に多く触れる(自然は自分の思い通りにはならない、そういう状況でどうすべきか経験していくいい機会)、他者に関わる機会を多く作ると、だまされにくくなる。そういう意味では宮崎はまだまだ自然も多く地域の力もある。その良さを再認識しよう。『グレゴリーへの手紙』をネットで調べてみると参考になる。最後に男女の考え、行動パターンの違いを知ることで無用の軋轢を減らすことが出来る。」ということを、ちょっとしたパフォーマンスもまじえておもしろおかしく話していただきました。10数年の警察官としていろんな事例に立ち会った経験も話の内容に深みを与えていたように感じました。警官を退職して現在の活動に至った理由は、事が起きてから対処してもダメ、事が起きないように予防する活動が大事だと感じたからだということでしたが、これは医療にもつながります。病気になってからの治療をどうこうというより、病気にならないように防ぐことが一番ですものね。