FC2ブログ

訪問救急教室

 29日(金)午前4時頃震度4の地震で目覚めました。結構な揺れでしたが実害がなく一安心。夜は7時30分から9時まで、木城町総合交流センター2階の大会議室で訪問救急教室を行いました。前回のいずみ保育園での教室は、台風で中止。今回は夕方から雷を伴った雨。ひょっとして私は雨男?。どれくらいの方が来て下さるかなとちょっと心配しながら伺いましたが、めばえ保育園とどんぐり保育園合同だったこともあり、参加人数も50名近くといつもより多かったようです。訪問救急教室は、半分は園側の要望に添ったテーマで、残りを救急に関する講演をすることになっています。今回園側から要望のあったテーマは『疲れにくい体をつくる食事とは』というものでした。今までの救急教室では、ほとんどは病気がらみの要望が多かったので、食事に関するテーマは初めてでした。園の方から見ると、疲れている子ども達が多いのかな?子ども達を取り巻く食事に危機感を抱いているのかなと思いながら、スライドを作りました。期待に添う講演ができたかどうか、意見を下さるとうれしいです。これに懲りずに来年も開催していただくといいなと思いました。

空気感染、飛沫感染

 昨日の高鍋は今年最高の35.3度の猛暑日で全国2番目の暑さだったようですね。准看護学校の教室も冷房の利きが今ひとつだったのかちょっと暑く感じました。第2回目の講義は感染症。その最初はウイルス感染症。一番先に書いてある病気は麻しん。次いで風しん。ウイルスの感染様式も表にまとめられているのですが、麻しんは空気感染、風しんは飛沫感染。学生さんにこの違いを質問したらちゃんと答えが帰ってきました。飛沫感染は咳やくしゃみなどに含まれるウイルスや細菌を吸い込むことで感染します。風しんウイルスの粒子は大きく空気中を漂うことはありません。それに比べて麻しんウイルス等は粒子が小さく軽いため空中を漂います。感染力は非常に強く、たとえ遠くに離れていたとしても同じ空間や空調の共有によって感染する可能性があります。すなわち麻しんの方がはるかに感染力が強いということです。飛沫感染の風しんですら大流行をきたします。麻しんの流行阻止がいかに大事かわかりますね。

チョウトンボ

 24日(土)は救急電話当番でしたが、特別問題なく終了。日曜日は、かねてから行きたかった高鍋町美術館開館15周年記念特別展『いわさきちひろ展』に行ってきました。10時からの開館時刻にあわせて出かけたのですが、家族連れ等でにぎわっていました。原画は酸性紙に描かれ、年月とともに劣化するということでピエゾグラフ(画像の粒子化デジタル技術による画像再現)による展示でしたが、見事に再現されていました。展示のテーマごとにちょっとした解説もあり、それを読んでまた絵を見るのもいいですね。8月31日まで開かれています。そのあとサギソウで有名な高鍋湿原に出かけました。運よくめったにみられないという「チョウトンボ」を見ることができました。その名の通り、まるでチョウのような美しいブルーの羽をもったトンボ。高鍋湿原は何度か訪れているのですが、チョウトンボを見たのは初めて。午前10時~11時頃見ることができる可能性が高いようですよ。子供たちと散策してみませんか。

8月の急病センター当直

 21日(木)は、急病センター当直でした。準夜帯では、吐いたり下痢したりといった感染性胃腸炎様症状が多かったようですが、深夜帯では仮性クループ(犬が吠えるようなとか、オットセイが鳴くようなと表現される咳が特徴的)の子どもが続いたことと、腹痛できた子がいずれも便秘だったというのが今回の特徴でしょうか。一人はお母さんが診察室に入るなり『便秘だと思います。生活リズムがいつもと違っていたので。昨日の昼から腹痛があり、その時点で6日便が出てないのですよ』。浣腸すると看護婦さんもびっっくりというでっかい便が出てすっきりしたようです。熱が持続するという来院は相変わらずでしたが、熱性けいれんでの救急車搬入が一人ありました。実を言うと、前日の20日夜中、当院にも熱性けいれんで二人救急車搬入がありました。いっとき熱性けいれんは少なかったのですが、続く時は続くものですね。もう夏休みも後半戦。生活リズムを見直して、新学期にスムーズに入れるように準備しましょう。

麻しん発生

 県内今年4例目の麻疹患者発生。患者は20代の女性で、県外で麻疹患者との接触があったようです。予防接種は1歳代に1回のみ。診断までに10日ほど要しており、その間の感染拡大も懸念されます。昨日(20日付)の宮崎日日新聞に以下のような記事が『宮崎県が費用を全額助成している風疹の抗体検査が想定より進んでいない。昨年の全国的な風疹の流行を受けて、県は宮崎市以外の25市町村で5月から来年3月末まで助成を実施。見込んでいる対象者約1700人に対し、7月末までに受けたのは約1割の169人(未確定含む)。県は「今は流行していないが、再び流行する可能性はある。今のうちに検査してほしい」と呼び掛けている。』以下の図は宮崎市の三宅先生がまとめられた図です。風しんの流行も阻止しないといけませんが、麻しんの抗体価を持っていない方も結構いらっしゃることがわかると思います。20代前半では60%の男性が麻しん、風しんとも抗体を持っていません。麻しん流行阻止もまったなしです。MRワクチンを接種してない人はもちろん、MRワクチンを1回しか受けてない人もぜひ追加接種を受けて下さい。
*M(-)は麻しん抗体価なし、R(-)は風しん抗体価がないことを示しています。成人男性麻疹風疹抗体_convert_20140820180552
成人麻疹風しん抗体価2_convert_20140820181301

准看護学校講義

 今日から第52期生准看護学校での小児科の講義が始まりました。今年は24名の1年生。40代を筆頭に、30代6名、20代11名、10代が6名で、最年少は18歳、平均年齢25歳で男性が4名、例年より女性が多い学年です。久し振りに1時間半話し続けるのは結構疲れました。学校の先生方の苦労の一端が実感できました。講義終了後、講義で使用したパワーポイントの資料がほしいとの要望がでました。うれしいリクエストで、このやる気が持続することを願いながら次回渡すべく資料の印刷をしました。*田舎はどこも同じでしょうが、看護師不足。小さな診療所では募集してもなかなか応募がない状況です。医療環境も悪化の一途!?今年の2件を含め、ここ数年で児湯郡内だけでも3病院が有床から無床になり、その分の入院ベットがなくなりました。児湯准看護学校も厳しい経営状況ですが、新しい准看護師が数多く巣立つこと、そこに少しでも貢献できているということが頑張れる源かな。一人の落伍者もなくそろって卒業して欲しいものです。

8月の在宅医

 8月の休日在宅医。夏は子ども達にとって意外と病気の少ない時期。小児科には「夏枯れ」という言葉があるくらいです。でも、今日は特段流行している病気もなさそうなのに、いつもの在宅医と同じくらいの来院がありました。比較的天気に恵まれた一日でしたが、幸い熱中症での来院はゼロでした。帰省ラッシュのピークは昨日だったようですが、まだ、県外の子どもの来院も結構ありました。私の孫も昨日はプールと花火を楽しみ、今日は川遊び、目一杯宮崎の夏を楽しんだようで、明日福岡に帰ります。帰省される方はゆとりを持って、くれぐれも事故のないよう気をつけて下さいね。
 *今週の19日火曜日から、10月7日(火)までの毎週火曜日午後1時〜2時半准看護学校の小児科の講義に出かけます。その時間帯不在になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

蚊口浜

 孫が帰省してきたので、木曜午後久し振りに蚊口の浜に行ってきました。天気が今ひとつだったせいか、人出は少なく、ちょっと寂しい感じの砂浜でした。小さい頃は波を怖がっていた昊斗も6歳になった今はうれしそうに遊びました。1歳半を過ぎた莉緒は、以前の昊斗同様怖がって足をつけようとせずしがみついてきます。小さい子供にとって海はやはりこわいもののようですね。今年の夏は雨が多く、日照不足。農作物の影響も心配されていますが、観光業界にとっても厳しい夏でしょうか。*今回も孫達家族は 父親の仕事で東南アジアに行くためそろって狂犬病やA型肝炎等の予防接種。狂犬病ワクチンは大人も子どもも同量の1ml。さすがに昊斗は今回は嫌だと駄々をこねましたが、泣かずに接種終了。莉緒もその後変わりなく接してくれて、接種した方としては一安心。
写真_convert_20140815082707
写真_convert_20140815083801

帰省ラッシュ

 ニュースで高速道路の渋滞が伝えられていますが、我が家はお盆に一気に人口密度が高まります。一昨日は次男、昨日はドイツから先輩が、そして明日は長男家族が帰省します。こちらは、お盆も仕事ですので孫と一緒に遊べるのは早朝と夜ぐらいですが。診察室も帰省してきている子どもが増えています。特段流行している病気はなさそうですが、花火や親戚が集まる場所での喫煙のせいか、はたまた台風の影響か、喘息発作での来院が多くなっています。熱中症での救急搬送も全国的に増えているようです。少し涼しくなったとはいえまだまだ注意が必要ですね。 *8月17日(日)は休日在宅医です。診療時間は午前9時〜12時、午後2時〜5時で予約は出来ません。

オーバーホール

 オーバーホールというと車などを連想されるかもしれませんが、この度、診察室のイスをオーバーホールすることにしました。ぎっくり腰を繰り返していたのに、このイスに替えてからめっきり回数が減りました。しかし、かなり長いこと使ってきたので、肘を置く部分が割れて皮膚をはさむようになったのと(応急処置でリストバンドで覆っていましたが)、ランバーサポート部が割れたりしてしまい、肝心の腰のために良くないと思いオーバーホールすることに。通常ダメになったら買い換えるしかないと思いがちですが、さすが環境重視の国の作ったイス。全ての部品が分解でき、部品ごとに交換できるようになっています。これだと新たに購入価格の1/4〜1/3の費用ですみ、しかもゴミを少なくできます。ただ、送る際の梱包が大変だったですが。今からはいろんな商品でこのような考え方が受け入れられるようになるのでしょうね。欲を言えば、自分の体のオーバーホールが簡単にできたらななんて勝手なことを思ってしまいました。

暴風雨

 明け方からすごい暴風雨。窓を打つ激しい音で4時頃目覚め、前の道路が冠水しているかどうか気になりみてみましたが、水はたまっていませんでした。側溝の工事が施工されてからは道路の冠水がなくなったようで一安心。ニュースをみると高鍋では一時間に60mm以上の雨が降ったと報じていました。この暴風雨では新聞も届いていないだろうと6時頃期待せずに玄関を開けたら驚いたことに新聞がちゃんと届いていました。玄関ドアを開けたらあおられるほどの暴風雨のなか、配達された方は大変だったでしょうね。お疲れ様です。また、この台風のせいで、本日予定していました救急訪問教室は中止になりました。今日は開店休業状態だろうなと思ったら、すでに診療予約が入っていて、雨が少し弱まったせいか最初にみた時より増えたようです。来院される方は、どうぞ気をつけていらしてください。

チャイルドシート使用率

台風の影響で時折激しい風雨となっています。こんな時、注意しないといけないのは車の運転。この度、警察庁とJAF共同の『2014年チャイルドシート使用率、全国調査結果』が出ました。6歳未満の全国平均使用率は2013年度の60.2から61.9%と若干増加しましたが、せっかくチャイルドシートを装着しているのにシートベルトをしていないケースが3.7%、保護者の抱っこもまだ6%あります。気になる宮崎の状況ですが、使用率47.0%で全国ワースト3に入ってしまいました(昨年はワースト4)。都会のようには電車やバスの利便性が低い宮崎、どこに行くにも車という家庭が多いのでは。チャイルドシートは、子どもがぐずることも多いのですが、命には代えられません。車に乗ったらシートベルト着用、子どもはチャイルドシートをきちんと使うを当たり前のことにしたいですね。

児湯地区保健委員会

5日夜新富町で児湯地区保健委員会が行われました。10月1日から定期接種として始まる水痘と高齢者肺炎球菌について先ず話し合いました。水痘は他の定期接種同様、自己負担なしで受けることが出来ますが、高齢者肺炎球菌に関しては、2,000〜2,500円の自己負担が生じます。また、高齢者の季節性インフルエンザは10月14日(火)〜平成27年1月31日までの期間で1,000〜1,500円の自己負担で開始されることも決まりました。各町で足並みがそろうと良かったのですが・・・。また、生活保護世帯にも自己負担がある町があったので、来年度以降は出来るだけ自己負担なしになるよう要望しました。予防接種を受けやすくすることが、病気での受診を減らし、ひいては医療費削減につながると思うので。
 *8月9日(土)の午前9時半〜11時半は、新富町のいずみ保育園での『訪問救急教室』開催のため私が不在になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。ただ、台風11号がちょうど9日頃になりそうなので、変更等がありましたらまたこのブログでもお知らせしたいと思います。

九州ブロック学校保健・学校医大会

3日(日)午前9時から宮崎市で第58回九州ブロック学校保健・学校医大会がありました。教育講演の心臓部門は宮崎大医学部小児科の髙木純一病院教授の講演でした。学童の突然死は毎年全国で100〜130件発生、小中高と年長になるほど増加。原因としては心臓に起因したものが7-8割と大半を占め、しかも運動に関したものが大部分。この突然死を防ぐ目的において学童心臓検診が非常に重要な役割を担っていること、致死性不整脈について、心電図を読む上でのポイント、失神の既往歴が重要なことなどを話されました。腎臓部門では、同小児科の此元隆雄助教が講演。学校検尿で、慢性糸球体腎炎による末期腎不全患者が減少したこと、宮大小児科で行った腎生検症例の約半数が検診の検尿異常で発見されていたこと、肥満関連腎症の頻度が増えていること等を話されました。最後に『小児生活習慣病健診の事後指導の役立つ健診システムの開発』について菊池透埼玉医科大学小児科教授が講演。同様のシステムが九州でも導入されると生活習慣予防の促進に寄与すると思われました。*会場では、隣の席に鹿児島生協病院時代の指導医西畠先生が来られてびっくり。鹿児島市で、学校医による「いのちの始まりと終わり」と題していのちの授業を長年行っていて、その概要を小児科4月号で発表されたとのこと。還暦を過ぎてなお精力的にがんばり、真摯に勉強されている姿に感銘を受けました。

キャンプ

 今日の天気は台風の影響で最悪ですが、「週末キャンプに出かけるので・・・」という言葉を聞くようになりました。キャンプと言えば、生協病院時代の喘息サマーキャンプを思い出します。そしてキャンプにつきものなのがバーベキュー。お腹がすいて、早く食べたい余り生焼け気味のお肉に手を出す子どももいるかと思いますが、しっかり焼くことが大事です。衛生研究所の情報によると、2011 年~2012 年は生食用食肉の規制強化で全 国的に 腸管出血性大腸菌感染症事例数は減少しましたが、2013 年以降再び増加傾向に転じているとのことです。一因としてユッケや生レバー以外の生肉を食べることが増えたことが考えられるとしていますが、バーベキューの生焼け状態もリスクの一つになり得ます。キャンプの際は食中毒を出さないよう注意して、楽しい思い出をたくさん作って下さいね。