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予兆察知

 7月最後の日、大雨と雷で4時頃目を覚ましました。台風の影響のようですね。さて、予兆察知といって思い浮かべるのは、地震。近い将来起こるとされる大地震。○○年以内に○○%の確率で起こると報道されていますが、なかなか予知は難しいとされています。天気予報もしかり。ところが先日、てんかん発作の予兆察知という記事が配信されました。てんかんというと脳波が連想されますが、脳波は診断の補助が主な役割。京都大、東京医科歯科大、熊本大のチームは、てんかんの発作前などに起こる心拍の異常を察知して、発作の前にアラームを発するという臨床研究を始めたとのこと。てんかん発作がいつおこるかわかると、患者さんの生活のクオリティはかなり上がると思われます。てんかんは煩っている人の数も多く、また、誰にでも起こりえる疾患。日本発の世界初の臨床研究が成功し、早期に実用化されることを期待します。

予防接種の地域差

 長い休みをいただきありがとうございました。リフレッシュして診療再開です。さて、蚊が多くなるにつれ日本脳炎の予防接種が増えていますが、北海道では日本脳炎が定期接種ではないのはご存じですか?北海道医師会と日本小児科医会は北海道でも定期接種化するよう署名活動を行っています。日本中誰でもどこでも簡単にいける時代。北海道の人が日本脳炎のリスクが高い南九州に旅行するのは決して珍しいことではなく、北海道の人が日本脳炎にかかるリスクがないと考えることは、時代にあっていないのは明らかですよね。もう一つ予防接種の話題。今日の日経に『はしか、東南アジアで感染急増』という記事が。東南アジアで麻しん(はしか)に感染し、帰国後に発症する事例が2014年急増しているようです。今年は、7月中旬までに前年同期の2.6倍にあたる412人のはしか患者数が報告されています。夏休み、東南アジアに出かける方も多くいらっしゃるかもしれません。予防接種を忘れずに!

奇跡がくれた宝物

 「いのちの授業」というのが各地で行われているのでしょうか。今回紹介する本『奇跡がくれた宝物』は、国立精神神経センターの佐々木先生からのメールで紹介された本です。著者が小沢浩とあり、聞いたことのある名前。もしかして私がセンターにお世話になった頃一緒に勉強していたあの小沢先生?と半信半疑で購入したらまさにその小沢先生でした。本の”はじめに”をかかれた田中総一郎先生も同時期にいらした1人でした。佐々木先生が『一家に一冊』と書かれていましたが、同感。以前、高鍋町学校保健会で行われた長鶴 美佐子先生の講演を思い出しました。宮崎県でも同様の授業が行われているといいなぁと思った次第です。

インド映画

インドの映画というと踊るマハジャラという言葉ぐらいしか思い浮かばないくらい、見たことがありませんでした。今回『きっと、うまくいく』というインドの映画を見ました。インドの大学生3人組。何のために大学で学ぶのか、学ぶことの厳しさ、楽しさ、家庭の事情等もからんで、3時間近い映画ですが、全然長く感じられませんでした。よい企業に就職するためでなく、好きなことをして生きていく。当たり前のことのようですが、学歴が目的になっている人は、どこの国にも多いのかな。受験生やその保護者にもお薦めの映画です。それにしてもインドの映画には歌と踊り、ミュージカルの要素が随所に出てきますね。インドの俳優さんは歌と踊りが上手くないとダメ!? 

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里帰り

 夏休み前から「里帰りするので」と言われる方が増えていましたが、私の2人の妹も先日そろって里帰り。久し振りに実家が賑わっています。娘は格別なのでしょうか、私が尋ねた時よりもずっとうれしそうです。皆様も、里帰りや、旅行等で出かけることが多いと思いますが、無理な日程をたてず、くれぐれも事故に遭わないよう注意してください。また、出かけるときは財布と一緒に保険証もセットで用意してくださいね。多くの医療機関でコンピュータが導入され、保険証番号がないと一旦自費扱いせざるを得なくなっています。当院でも意外と忘れて受診される県外の方が多いので。

夏休み前の当直。

 17日は急病センター当直。学童のほとんどは18日が終業式で連休に入るので多くなるかなと思っていたら、準夜の先生が「今日は暇だったよ。」と言われたので、ホッとしたのもつかの間、深夜帯に入るなり救急車でけいれんの子どもが搬入され、それ以後は5時前までコンスタントに受診があり、いつもより大変な当直となりました。この時期ならではと思ったのは、体温上昇もなく、熱中症を疑わせる症状もないのに、昼間野外活動をしたからと症状を書く欄に熱中症と書かれた方や、診察の最後に熱中症ではと心配される家族が多かったことです。熱中症の予防も大切ですが、熱中症そのものに対する正しい知識を身につけることも必要だなぁと考えた当直でした。

違った風景

 ジョギングコースの堤防の草刈りが終了。すっきりしました。この草刈り、その名の通り伸びた草を刈るだけと単純に思っていましたが、草刈りには同時に堤防の点検という大事な役目があることを知りました。さて、南九州は昨日梅雨明けしましたが、今朝の天気にはびっくり。寝る前に天気予報を確認するのですが、今日の日の出は5時過ぎ、天気はよいという予報だったのですが、カーテンをあけるとまるで雨が降っているような感じ。霧がかかっていたようです。私のジョギングコースの折り返し地点近く。いつもは尾鈴山がきれいに望めるのですが、今日は橋がまるで途中で消えているようで、思わずシャッターを切りました。
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腎臓検診委員会

 先日、児湯医師会理事会に先立ち腎臓検診委員会が行われました。心臓検診に比べると要精密となっても尿検査に行かれる方が少ないのが毎年問題になっています。今年も要3次検査となった児童の37%は検査を受けていません。今年もこの尿検査で初めて尿糖が指摘され、糖尿病がみつかったケースが出ています。もちろん腎疾患を疑わせる児童もみつかっています。まだ、3次検査を受けていない児童の保護者の方、是非受けさせてください。数日の間を置いて尿検査を3セット(安静と負荷尿の提出でワンセット)行わないといけないので面倒なのはわかりますが、せっかくの早期発見、早期治療のチャンスを逸するデメリットと天秤にかけると検査を受けるメリットの方が大きいと思います。昨年、3次検査を受けずに、結局若くして透析に入ったケースを報告しました。このようなケースが出ないことを切に願います。

夏祭り

 昨日診療終了後、頼んでいためがね(長く使い過ぎ、フレームの色がはげ出したのでさすがに買い換えました)を取りに店に伺った時に、やけに子どもを見かけました。何故だろうと思っていたら、お店の方が『今日はお祭りですね。通行止めのところがあるので注意してくださいね』と。それで納得。子どもの頃はホントに楽しみにしていた夏祭り。これが始まると夏休みも近いとうきうきしたものです。子どもが小さいときは子どもをだしに祭りの雰囲気を楽しんだものですが。でも、この年齢になると祭りに出かけることはさっぱりなくなりました。「夏祭り」で思い出すのは、ジッタリンジン(JITTERIN'JINN)の「夏祭り」という曲。今のお母さん方は知らないかな。他にも「自転車」「プレゼント」等好きな曲が結構あります。聴くと何故か学生時代を思い出します。今となっては遙か昔に思えますが。
 *夏休みのお知らせ:7月20日(日)〜28日(月)お休みをいただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。8月はお盆も含め、通常通りの診療です。

クドア食中毒

 台風一過の昨日、今年初の食中毒注意報が発令されましたが、今月届いた医学雑誌に『クドア食中毒』という聞き慣れない報告が掲載されていました。それもそのはず、クドア(粘液胞子虫の一種)が食中毒の原因物質として同定されたのは2010年で、昨年から食中毒統計調査で集計されるようになったばかりとのこと。今年1月〜4月の患者合計105人でいずれもヒラメの刺身を生食したあと発症。生食後数時間で激しい下痢、嘔吐の症状が出現しますが、改善も早いようです。クドア汚染はヒラメだけではないようで、夏から秋に多く報告されています。私もヒラメを含め刺身は好きなのですが、魚でも生食はリスクを負っているということですね。何はともあれ、食中毒予防の三原則「つけない」「増やさない」「やっつける」で食中毒を防ぎましょうね。

検査機器の進歩

 いろんな迅速検査キットが開発され、当院でもインフルエンザ、溶連菌、RSウイルス、アデノウイルス、マイコプラズマ、ロタおよびノロウイルスの迅速診断が可能になっていますが、その判定のほとんどは目視による判定でした。一昨年から、一部機械による判定を導入し、微妙な判定の際のストレスがかなり減りました。今月は院内の尿検査にも機器を導入して、自動化を図りました。今回の機械は試験紙を台に乗せるとあとは全て自動化され、1分で結果がプリントアウトされてきます。尿蛋白の量や尿中白血球数まで出ます。検査時間の短縮と検査するナースの負担も減り、より正確な検査結果が出るようになりました。当院の規模だとこれほどの機器は必要ないのかもしれませんが、せっかくなので上位機種を導入しました。そしたら、キャンペーン中だったとかで、あとで血糖測定器もサービスでついて来るそうです。まったく期待してなかったのでちょっと得した気分。

予防接種リスクマネジメント研修会

 6日(日)昼から夕方まで、予防接種リスクマネジメント研修会に参加してきました。最初のセミナーは『今後導入が期待されるワクチンについて』と題して新潟大学の齋藤昭彦教授が講演されました。最初に肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの導入で、肺炎球菌による髄膜炎は71%の減少、Hibによる髄膜炎は92%の減少がみられていることが紹介されました。現在最も求められているワクチンは混合ワクチン。現在日本では4種混合ワクチンが最高だけど、海外では6種混合ワクチンも実用化されている。今後7種混合ワクチンを開発して接種率の向上や受ける児、保護者の負担を減らす。また接種する予防接種が減ると接種ミスも減るという利点もある。現在ノロワクチンも開発されているし、インフルエンザの生ワクチンの経鼻投与は海外で実績を上げている。新しいところで予防接種の皮内接種が開発されている。従来の1/5の抗原量で高い免疫を維持できる利点がある。海外で使われている帯状疱疹ワクチンはヘルペス後神経痛や帯状疱疹の発症を50%以下に抑えるようです。ただ、RSウイルスワクチンはまだ今のところ実用化できる段階ではないということでした。日本でも6種、7種混合ワクチンや経鼻インフルエンザ生ワクチン等早く使えるようになるといいですね。その後は、弁護士さんや、複数の小児科医から予防接種リスクを如何に少なくするかについて実例をあげて、説明があり非常に為になる講演会となりました。今回の経験をスタッフとも共有してよりリスクを減らず努力をしていきたいと思います。

七夕飾り

 今年も高鍋町のわかば保育園の園児たちがつくった七夕飾りをいただきました。毎年持ってきてくれた園児と記念撮影をしているのですが、今年は雨が降り続いたため、園児が歩いて持ってくるにはきついということで初めて飾りだけいただきました。ありがとうございました。子ども達と一緒の写真をアップできないのは残念ですが、子ども達の願いが叶いますように!! *それにしても最近の天気は予報しづらいようですね。週間天気予報が一日でガラッと変わりますね。台風も発生したようで、予報だと九州直撃しそう。これだけは当たって欲しくないですね。
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家事

 私の子ども時代、「男子厨房に入るべからず」なんて言われてたので、料理はさっぱり。今思えばなんと封建的な、時代遅れの言葉ですね。キャンプに行くまで米をとぐ経験も、いわんや料理は卵焼き以外ほとんど作ったことがありませんでした。ある時期一念発起して「男の簡単料理」という本を購入してパエリア(結構評判良かった)やカレー(やさいの切り方がダイナミックだった)を2,3回作ったことがありますが、長男にその本をとられてそれっきり。生活力のない大人になってしまいました。そんなとき、「あなたを含め、今の子ども達は勉強さえしておけばいいような風潮があるけど、それは間違っていると思う、待合の本棚に出しといて」と渡されたのが、「13歳からの家事の基本46」 アントラム・栢木利美 著 海竜社です。『13歳からは大人への過渡期。心と体を育む大事な時期でもありますが、一方で「自分の生活を整える力」を身につける大事な時期・・・。子どもがちゃんと自活できるように、あらゆる基本が詰まっています』とあります。恥ずかしいことに、私自身野菜などの切り方が16種類もあるのを初めて知りました。おそまきながら、イクメンならぬカジジイになるべく、今から努力しないといけないなと思った次第です。

トラベラーズワクチン

 昨年ぐらいから、狂犬病やA型肝炎ワクチンなどトラベラーズワクチンと呼ばれているワクチンを接種する機会が増えています。ほとんどが転勤などで東南アジアやメキシコ等に家族で行かれるケースです。海外赴任も結構増えているのかなと思っていたら、今度私の長男が東南アジアに行くようになったと家族でワクチン接種に帰省。狂犬病ワクチンは大人も子どもも1mlの接種。5歳の孫は注射は嫌だ、両手にするの!?と直前までだだをこねていましたが、妹の手前、なんとか泣かずに兄の面目を保ちました。1歳の孫に3本同時接種する時にはさすがにこれで嫌われるかなと覚悟しましたが、接種後もいやがらずに抱っこさせてくれて一安心。あと2回ほど接種しないといけません。日本ではみられない狂犬病もまだ、発展途上国ではみられます。海外に行かれる際は、外務省ホームページの渡航関連情報の世界の医療事情や海外安全ホームページ、日本小児科医会の国際部のホームページなどを参照すると必要な情報が得られます。御利用ください。また、狂犬病ワクチンなどは接種可能な医療機関が限られますので御注意くださいね。