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新富町との任意予防接種契約締結

 27日に新富町と任意の予防接種(水痘、おたふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスワクチン)に関する契約を結びました。今年7月1日〜来年下表に新富町の助成額を記します。ほぼ、他の児湯地域と同じ内容のようです。
また、うれしいことにこの助成制度は4月1日にさかのぼって適用されるとのことです。平成26年4月1日〜6月30日までに新富町に住民登録がある対象年齢の方で任意接種を受けられた方は、いきいき健康課(℡ 33-6059)までお問い合わせ下さい。
新富町任意3
また、同日夜、宮崎市で予防接種広域体制についての会議があったのですが、任意接種の補助を最初に始めた宮崎市での水痘1回目の接種率が90%、おたふくかぜの予防接種1回目の接種率が98%とかなりよい接種率で推移しているとの報告がありました。その後、延岡市、西都市、児湯5町、国富、綾で水痘、おたふくかぜワクチン等の助成が始まっています。この流れが都城、小林、日向、日南、串間市にも広がっていってくれればと思っています。

6月最後の木曜日

 26日午後、病院の方は雨の中大掃除、私は高鍋町の要保護児童対策地域協議会に出席しました。行政、児童相談所、保健所、警察署、民生委員、学校、園の先生等多職種の方が要保護児童や保護者の支援に尽力されていることがよくわかりました。つい最近都城のケースが報道されましたが、未だに乳幼児、児童が虐待や粗悪な養育環境その他の犠牲になっているニュースが続いています。これら支援システムがうまく機能して、不幸な子どもたちが一人でも少なくなってほしいものです。
 夕方は、児湯医師会館で、心臓検診委員会が行われました。小学校1年生、中学校1年生、高校1年生の心電図検査で異常が疑われるケースの判定会なのですが、懐かしい名前をみつけ「ああ、あの子がもう高校生になったのだなぁ」と時の流れを感じた会になりました。心臓検診で要精密になったお子さんの受診率はとても高いようです。来月か再来月には腎臓検診委員会が開催予定です。毎年この二次検査の受診率の低いのが気になっているのですが、今年はみんな受けてくれているかな。

発達障害の診療

 24日(火)は児湯医師会の総会でした。その後、宮崎市総合発達支援センター所長の大庭健一先生が「発達障害の診療」と題して講演されました。多動という状態があっても社会に不適応な状態でなければ、それは個性。多動+手に負えない状態があれば多動症。それに対応する考え方も訓練モデルから早期発見、早期相談開始、早期支援という生活モデル、相談モデルに変化してるということ。発達障害児の気持ちを受け止めるところから始める必要性。例えば、ダイエット中の友人がケーキが食べたいともらしたとき「せっかく今まで頑張ったのにダメ」と正論を振りかざされると、言われた本人は「だって」と反感を抱いてしまう。「そういう時もあるよね」と一旦相手の気持ちを受け止め共感すると相手はもう少し頑張ろうかなと思う。また、障害児は思いを言葉にすることが苦手なので、行動を言語化する、「○○ちゃんは、□□のように思って△したんだね。(再言語化)」といったように具体的な話がたくさん出てきてとてもためになる講演でした。講演途中の『人は正確に理解された時だけ、心が動く』、『共感してくれた人には、攻撃できない』という言葉が印象的でした。子育てにも通じますね。年間200人、初診が8ヶ月待ちだった状態が現在年間300人診療、5,6ヶ月待ちの状態までもってこれたけど、診療以外にも年間500通もの診断書等の書類作成があるとのこと。発達障害に携わる若い医師や組織が増えて、先生の負担が減ることを心から願った一日でした。
 *6月27日(金)は、宮崎市での予防接種委員会出席のため、午後5時40分までの予約受付になっています。ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。

予防接種最近の話題

 予防接種に関してはここ数年毎年のように変更があります。今回は宮崎市で行われている講演会をテレビ会議システムを使って児湯医師会図書室で拝聴しました。この講演会は宮崎市で予防接種をしている医療機関では必須となっています。年2回あるうち1回は出席しないと予防接種をする医師としての資格が得られません。年1回変更点等新しい知識をいれるということで接種する側の質を担保しています。これに習って他の地域も参入させてもらっています。今年の変更点の一番は接種間隔の上限の撤廃でしょうか。例えば日本脳炎の第一期は初回接種後4週間以上経過すると任意接種扱いになっていましたが、その期間を超えても定期接種として受けることが出来ます。もちろん、標準的には初回接種後1週間〜4週間の間に受けるとなっています。もう一つは接種下限の明確化。日本脳炎の追加接種は初回接種後おおむね1年を経過した時期と曖昧な表現になっていたのを、6ヶ月以上と明確化したことです。その他「予防接種ガイドライン」の昨年との変更点について再確認作業を行いました。ただ、児湯医師会会場では医師の参加が少なかったのが残念でした。

救急当番

 今週は急病センター当直に始まって、21日夜は救急電話相談の当番、今日22日は休日在宅医と当番が続きました。未明の雨脚が強く、午前中の出足はいつもに比べると少なかったですが、お昼前から増加。終わってしまうといつもよりちょっと少ないくらいの来院数でした。病気としては手足口病が少し減ってきて、その分ヘルパンギーナと水痘が増えてきた印象です。ただ、全体的には病気の少ない落ち着いている時期と言えそうです。それに引き替え、私の方は対外的な会合や委員会等が来週は目白押し。明日は「予防接種の最近の話題」という講演。皆様と共有すべき情報があったら、またご報告したいと思います。*今年の梅雨はホントに雨が多いですね。雨が少なくて水不足なんていうのも困りますが、今年はいつもにまして梅雨明けが待ち遠しい。

予防接種の助成、新富町も。

 7月1日から新富町も現在任意接種である水痘、おたふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスワクチンの助成制度を始めるという連絡が本日ありました。27日に契約に来られますので、その時に助成金額など詳細が判明すると思います。わかり次第お知らせします。これで児湯5町の足並みがそろうことになり良かったです。先日の小児科医会総会でも自治体が予防接種の費用対効果を認め、助成延長を決めたという話がありました。あとは、出来るだけ多くの方がこの助成制度を利用していただくことで、実効あるものにしていけるといいですね。
 *18日は急病センター当直でしたが、準夜帯、深夜帯とも比較的落ち着いていました。今が病気も少なく落ち着いている時期かもしれません。予防接種を受けるのに良い時期とも言えるかな。
*6月22日(日)は休日在宅医です。診療時間は午前9時〜12時、午後2時〜5時で予約は出来ません。

日本小児科医会2日目

 二日目の日曜は、午前2時半過ぎの震度4の地震で目が覚めました。東日本大震災のことが思い出され、無事帰れるかなという思いがよぎり、それからはなかなか眠れませんでした。幸いその後は地震がなかったのですが、大震災の時はこれ以上の地震が続いたのかと思うと、その恐怖がいかほどのものだったのか・・・。さて、今回の医会総会フォーラムのテーマは「復興を担う子どもたちのために」でしたが、教育講演1では武谷 茂先生が「初期印象診断の実際〜水も電気も情報もない医療現場の力」と題して講演されました。実際災害現場では、通常の診療と違っていろんな制約があります。豊富な写真を示されながら、初期印象診断の実際を紹介されました。つい、いろんな検査に頼りがちな現代医学ですが、目の前の患者さんをしっかりみることがどんな時でも基本ということですね。さて、今回は予防接種関連の発表も数多くありました。その中の一つ、日本小児科医会予防接種委員会の平成24年9月〜平成25年8月のHib感染症の罹患状況とワクチン接種後の効果をみるための全国調査結果(今年で9回目)では、Hib髄膜炎はピーク時の1/35と減少。予防接種の有効性が示されました。また、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県気仙地域では、ロタワクチンの無料接種事業が、小児科医、NPO、行政の協働によって行われましたが、95%を越す接種率で、ロタウイルス胃腸炎による入院患者が震災前より84%も減少し、予防接種の効果が短期間で明らかになり、短期間の予定だった無料化を行政側が今年も継続したとのこと。この結果がロタワクチンの定期接種化への弾みとなるといいですね。

日本小児科医会総会

 盛岡では最初に「国際化する小児科外来〜海外に羽ばたく子どもたちへのメディカル・サポートのために」と題されたミニシンポジウムに参加しました。当院でも海外留学やご主人の海外赴任のための予防接種等の相談、また、国際結婚されていて、海外の実家から帰ってこられた直後の熱発などにも対処しなければならなくなってきていますので、「知っておきたい海外医療情報源」「海外へ出かける子どもの予防接種」「日常診療の中にも海外帰りの子どもたち〜お持ち帰り感染症に注意!」という講演はためになりました。アメリカでは国が必須と定めた予防接種を受けていないと入園、入学が出来ないとのことで、出国までにいかに効率よく予防接種スケジュールを立てるか、日本の定期接種は海外では最低限受けるべき予防接種だということ、また、BCGの記載の仕方が違うようで書き方に注意しないといけないなどためになりました。午後の横田俊平Drの特別講演「小児医療の温故知新〜行動する小児医療に向けて〜」は、長年研究されてきた小児のリウマチから最近の若年性線維筋痛症の原因と対処の仕方、Neuroinflammation disorderに関する新知見など今まで治療法がないと思われていた疾患にも希望が見えてきたと感じさせるものでした。

人生はニャンとかなる!

 今日初めて東北新幹線に乗りました。仙台までが約1時間半、学会開催場所の盛岡まで約2時間。東京はどこに行くにも便利がいい都市だとつくづく感じています。もうすぐ盛岡に到着です。学会報告は次回ということで、久しぶりに本の紹介。猫が好きというわけではないのですが、面白い写真と構成にひかれて読んでみました。最初に「人生はニャンとかなる!」というような言葉が日本語とその下に英語で「Life Works Itself Out.」というような感じで猫の面白いポーズの写真と一緒に書かれていて、裏にはその言葉にまつわる人のエピソードと偉人の言葉が三つほど紹介されています。7つのジャンルに分かれており、興味のあるところからめくっていってもいいですよ。切り離せるようにもなっていて、いろんな使い方が出来そうです。中学生だと言葉を英訳、あるいは英語をいかにわかりやすい日本語に翻訳するかという観点からみてもいいかも。私の知らないエピソードも多く、思わずあの人にこんなことがあったんだってと話したくなります。話題作りの種本にもなるかな。犬版「人生はワンチャンス!」というのも出ているみたいです。You can always start over in life. The joy of life begins now.  

パパのイクメン手帳

先日、父子手帳「パパのイクメン手帳」が宮崎県の福祉保健部こども政策課から送られてきました。父親の積極的な育児参加を促進するために、市町村窓口で母子健康手帳と一緒に配布を開始したとのこと。とてもいい感じの手帳に仕上がっています。妊娠中の赤ちゃんやお母さんの変化、産後から小学校入学前までの成長、いろんな注意事項、緊急処置の仕方、病院のかかり方、行政サービス等子育てに役立つ情報が載っています。①ページの先輩パパの川柳に思わず口元がほころびました。『徹夜した 夜泣きもいつか 笑えるよ』『ママの笑顔 パパと子どもの金メダル』。当院外来にも開院当初と比べるとお父さんと一緒の来院も増えています。イクメンが増えて、ハッピーな家族が増えるといいですね。
*6月14日(土)は、日本小児科医会総会、並びに予防接種委員会、地域総合小児医療認定医委員会出席のため休診となります。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

医療費領収書の?

 先日領収書について質問を受けました。下図領収書の一番上の行、保険種別の後に6歳と記してあります。この人は平成22年生まれの4歳です。年齢が間違っていませんかという質問でした。ホント、そう言いたくなりますよね。でも、ご心配なく。ちゃんと電子カルテ上は4歳と表記されています。この一番上の6歳は、『保険診療上6歳まで(小学校就学前)の保険診療を適用しています』という意味だということです。紛らわしいのでここを訂正してくれと電子カルテの会社に伝えたところ、厚労省の指示でここはこのように明記しないといけないという決まりがあるそうです。せめて6歳以下となっているとまだわかりやすいと思うのですが、同省の姿勢が変わらない限り訂正できないとのことでした。
領収書_convert_20140607122053
 

傷害速報 No.48

 1歳11ヶ月の女児が、水風船で窒息する事故が5月号の小児科学会誌に報告されました。食物以外による気道異物では、ゴム風船が死亡例の原因物質として有意に多くなっているそうです。今回のケースは風船そのものが気管支に嵌頓したケースですが、風船の破損した断片が窒息を起こす可能性もあります。普通、この年齢の子どもは風船を膨らませることはできないと思うのですが、何でも口に入れる年齢で、誤って飲み込んだり、吸い込むことがあるということを知っておく必要がありますね。比較的手に入りやすく、これからの季節、風船で遊ぶこともあるかと思いますが、くれぐれも注意して下さい。

子宮がん早期発見

 梅雨入りして久し振りのお日様がのぞいています。たまった洗濯物が乾くかな。さて、子宮頸がんの予防接種が積極的に行われていない中、宮崎市は本年度から同市に住民登録がある25歳以上の女性に対し子宮頸(けい)がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)検査を6月1日~2015年3月31日までの間、市の指定医療機関25カ所で実施しています。従来の細胞診と合わせてHPV検査を行うと、がんの発見率がほぼ99%まで上がるそうです。新聞報道によると、2007年から同検査を導入した島根県出雲市は子宮の全摘出をしなければならないほど進行する浸潤がんを、6年後には撲滅できたとのこと。県内で初の試み、せっかくできた助成制度、検査を受ける人が増えて、子宮がんで苦しむ女性や家族が減るといいなと思うとともに、他の市町村にもひろがってくれることを望みます。

スーパークールビズ

 6月2日梅雨入りしたと思ったら、昨日からの土砂降り。登録していた災害情報メールサービスから午前0時前に大雨、浸水害、洪水注意報が西都児湯地域にも発令され、その後4時前、7時前と立て続けに注意報。川南では川が氾濫し、職員から病院に行けないという電話。西都から来ている職員は、冠水している道路数カ所を迂回してなんとか病院に来れたとのこと。大雨の時は当院前の道路がよく冠水していたのですが、今回は無事。話を聞くとそんなところが冠水?という感じでした。災害は思わぬ時に、思わぬ所にやってくるものですね。上空の雨雲のせいか今日は、テレビも予約システムも調子が悪く気をもみましたが、8時頃には通常通りに。ようやく診察できそうですが、予約していただいた患者さんが無事来院できることを祈るのみ。*梅雨入りしたと同時に私のスーパークールビズも開始。昨年と違って白の短パン(テニスウエアであるのは一緒ですが)を準備しました。できるだけ冷房を押さえて、節電に協力したいと思っています。

救急車

 猛暑日が続いたここ二日、熱中症で一昨日が200、昨日が400件を超える救急搬送があったようです。救急車といえば、最近日本病院会の「平成25年度救急医療アンケート」の調査結果が公表されました。その中の一つに救急車の有料化についてのアンケートがありました。救急車の有料化については、「賛成」14.8%、「どちらかといえば賛成」32.7%、「反対」14.1%、「どちらかといえば反対」15.9%だった(残りは「分からない」と回答。無回答を除く)。「賛成」、「どちらかといえば賛成」を合わせた賛成派は約半数だが、反対派も約3割、という結果だったようです。英会話の教材で救急車を呼ぶシーンがあるのですが、テキストの補足によるとアメリカでは救急車は有料で、なんと約500ドルかかるとのこと。これではよほどのことがないと救急車は呼べませんね。無料で救急車が呼べるというのはやはり安心ですが、日本で今の無料化を続けるには、タクシー代わりの利用などもってのほか、適切な利用をみんなが心がける必要がありますね。