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風しんの抗体検査が始まります。

 昭和の日の今日は天気が今ひとつですね。まだ、雨が降っていないだけいいのかな。さて、昨年の全国的な風しん流行を受け、国は「風しん抗体検査事業」を打ち出しました。その一環として宮崎県でも宮崎市を除く(宮崎市は先行して風しんと麻しんの無料抗体検査を実施しているので)県内25市町村の妊娠を希望する女性と、夫または同居男性を対象に5月1日から風しんの抗体検査費用を全額補助することになりました。来年3月までです。ただし、過去に検査を受けたことがある人や風しんにかかったことがある人、2回の予防接種を受けたことがある人、妊婦さんは対象外です。当院もこの検査を無料で受けることが出来る医療機関として登録されています。ただ、以前のブログでも書きましたが、せっかく検査するのなら宮崎市のように風しんだけでなく、麻しんの抗体価も検査して、流行が懸念されている麻しん対策にもつながるようにすべきだと思っています。それより大事なのは、MRの予防接種を受けてない人、1回しか受けてない人はMRの予防接種を受けることです。ともあれ、風しん抗体価の低い人をひろいあげ、予防接種に結びつけて流行阻止に結びつけていくことが大事であることには変わりありません。せっかく税金を投入してなされる事業、対象者は出来るだけ利用してほしいと思います。

ゴールデンウイークの始まり

 いよいよゴールデンウイークが始まりましたね。当院は今日は休日在宅医。連休途中に急病センター当直が入ります。今日は雨も降らず出かける人が多くて少ないかなと思っていたのですが、予想に反して検査を要するケースも多く午前中診療が午後1時近くまでかかりました。嘔吐や下痢での来院が多く点滴加療を要する子どももいました。流行性疾患では手足口病がだらだらとみられているようです。インフルエンザを心配された方も数名いらっしゃいましたが、検査はすべて陰性で、インフルエンザは激減した印象です。時間外に喘息発作の子どもが来院。久々の点滴治療で本日の診療終了。喘息で点滴まですることは最近かなり減っていましたが、かなり悪化してからの来院では吸入だけではおさまりません。喘息のある方は、悪くなってからの受診ではなく、喘鳴を伴った咳が出始めたら出来るだけ早めに受診して、日常生活が普通に出来ることを目標にしましょう。今年のゴールデンウイークは、当直明けに私の父母を連れて孫の顔を見に行く予定です。父母も米寿、父の方が長く歩くことが出来なくなってきているので、出かけるのがなかなか大変になってきていますが、楽しみにしているようです。みなさんはどんな休日を過ごされるのかな。

予防接種をめぐる最新情報

 24日木曜夜間、宮崎市で『予防接種をめぐる最新情報』と題してVPDを知って子どもを守ろうの会理事長 薗部 友良先生の講演があり参加してきました。駅から観光ホテルまで歩きましたが、風が心地よく散歩に最適な気候でした。さて、講演は盛りだくさんの内容でした。その中から特に印象に残った点を以下に列挙します。1)10月から定期接種化される水痘の接種対象年齢は生後12〜36ヶ月で、2回接種。2回目は3ヶ月以上おいて。また、今年度に限り生後36〜60ヶ月の子ども達に救済処置として1回の接種が認められることになる予定とのことです。2)ロタウイルス感染症は生後6ヶ月から急増するので生後2ヶ月でできるだけ1回目を。3)B型肝炎はエイズの100倍の感染力があり、血液だけでなく唾液、汗からの感染もあり、これも生後2ヶ月からの接種を勧める。4)風しんの抗体検査は信頼性がない。検査するくらいならMRワクチン接種を。5)おたふくかぜによる難聴は1,000人に1人ぐらい出ている。副反応としての髄膜炎を心配される方もおられるかもしれませんが、かなり少なくなっていて特に1歳半までにすると少ないとのこと。6)子宮頸がんワクチンによる複合局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome)の頻度は、10万人あたり1.5人。子宮頸がんの発生は年約1万人で約3,000が毎年亡くなっているので演者としては予防接種を勧めるとのことでした。また、予防接種では有害事象(真の副反応+紛れ込み事故)が話題になるがほとんどは紛れ込み事故ということを他国の研究データも示しながら話されました。結論は、予防できる疾患(VPD)は予防しようということで、VPDの会を立ち上げられた演者の熱い思いが伝わる講演でした。
*4月27日(日)は休日在宅医です。診療時間は午前9時〜12時。午後2時〜5時で予約は出来ません。

誤飲チェッカー

 昨日は、救急電話相談の当番でした。宮崎県がメディアを使って利用促進を呼びかけている関係で利用が増えているようです。午後7時〜午後11時の間でお子さんの状態が救急外来を受診すべきか迷ったような時など御利用ください。さて、今月の小児科学会誌の傷害速報はショッキングなものでした。2歳の女の子が木製のままごとセットのイチゴ(マジックテープで二つに分割できるタイプ)を誤飲して窒息し、18分後に病院に到着し、挿管等の処置を行われるも、限りなく脳死に近い状態で6ヶ月近く入院中とのことです。誤飲したおもちゃの大きさは短径約30mm,長径約60mm(30mm+30mm)です。縦、横30mmは結構大きく感じます。しかし、子どもの周囲で直径が39mm以下、または誤飲チェッカー(当院待合に実物を手にとって確かめることが出来るように展示しています)の中に入るものは、誤飲、誤嚥の可能性があります。是非一度誤飲チェッカーを手にしてその大きさを実感してください。こんなに大きなものが子どもの口に入る?と思われる方が多いと思いますよ。誤飲、誤嚥予防に役立ててください。

宮崎県小児科医会総会

 20日に宮崎市で行われました。総会で三宅会長が選出され、その後講演会が午後2時半〜5時半までみっちりありました。
会員発表は2題ありました。最初に宮崎大学医学部の池田俊郎先生が『小児神経領域とプライマリケア』と題して、けいれん性疾患や在宅医療の話をされました。次に県立宮崎病院の石井茂樹先生が『宮崎市小児診療所・10年の歩み』と題して、先月までの小児診療所のまとめをされました。10年で7,855件の入院、一日平均8-9件の入院。外来は106,769件、一日平均30件前後の来院があったようです。続いて特別講演2題。『ウイルス性肝炎・最近の話題』と題して佐藤小児科の四元茂先生が、宮崎で小流行のあったA型肝炎と、補助が拡大しつつあるB型肝炎について話されました。特にB型肝炎は、今までの母子感染防止事業の年齢見直しがあり、生後12時間以内に1回目を打つようになりましたが、それ以外が対象となるuniversalワクチンとしては生後2ヶ月からできるだけ早期に接種。年齢が上になっても接種する意義はあると豊富なスライドを使って話されました。最後は、『子どもとメディア〜スマホ時代の子育て〜』と題して日本小児科医会常任理事の内海裕美先生が講演。スマホが子育て道具になったり、スマホに夢中で赤ちゃんと目を合わせないお母さんが増えている現状、子ども達のネット依存の実態等、実際のビデオ映像を交えながら話されました。タブレット操作に慣れた乳児が、絵本をタブレットのように使おうとして出来なくていらいらする映像にはびっくり。メディアとのつきあい方を考えないと実生活に支障がきたすケースが増えそうだなと感じました。

無駄使いでは

先日「社会保障と税の一体改革」(政府広報)キャンペーンの一環として院内掲示用の大きな質の良い紙を使ったポスターが3枚送付されてきました。『消費税率の引き上げ分は、全額社会保障の充実と安定化に使われます』との文字が。消費税導入の際も、引き上げられる度に同様の事が言われてきた経緯がありますが、実態は・・・?。こんな文言をわざわざポスターにして『おおそうだ。このポスターは意味がある』と思う人はどれだけいるでしょう?ポスター代、封筒に入れる人件費、全医療機関に配る郵送費、あわせた費用ってどれだけのものでしょう?こんな事に血税を使うくらいなら、もっと別な意味のあることに使って欲しいと思うのは私だけかな。

はしか(麻しん)患者急増

 国立感染症研究所の発表によると、麻しんの患者数が4月6日で累計253人に達し、昨年1年間の患者数を上回ったと発表しました。はしか流行のピークは例年5月下旬。大型連休の民族大移動での感染拡大が危惧されています。感染患者の内、予防接種を1回も受けていない人が51%、接種歴が不明の人も含めると8割弱になります。年代別では10歳未満が最多の45%、20代が23%です。首都圏を中心に感染が拡大しています。ワクチンの未接種者は早めの接種をお願いします。季節が良くなりました。他の予防接種もすんでいるかどうか確認を。また、宮崎県では、5月から来年3月までの期間限定で「風しん抗体検査事業」を行う予定のようです(詳細が決定次第お知らせ致します)。せっかく採血るするのであれば、麻しんの抗体価まで検査に含まれるよう配慮していただければもっとといい事業になったのにと思いました。

予防接種の効果

ヒブワクチン補助を早く開始した鹿児島県では、他の都道府県に比べて1年早く、2010年からヒブ髄膜炎の減少傾向がみられ、2012年には1例、2013年にはゼロになり、ヒブによる菌血症もみられていないという報告がありました。また、先週末の名古屋での小児科学会でもロタウイルスワクチンの効果について、岩手県立大船渡病院の渕向透医師が次のように発表されました。東日本大震災で被災した大船渡市や陸前高田市などで、生後6か月までの乳児を対象にワクチンを無料で接種できるようにしたところ、90%以上が受け、その結果、ロタウイルスによる胃腸炎で入院した5歳未満の子どもが、震災前の人口1万人あたり100人前後から、震災後2年間で20人以下まで減少したということです。渕向医師は「入院する子どもの数も医療機関の負担も減るので、ワクチンの無料接種を広め、全ての乳児が受けられるようにすべきだ」と話しています。東児湯地域でも、宮崎市等に続いて、B型肝炎、水痘、おたふくかぜ、ロタウイルスワクチン等任意の予防接種の補助が始まっていますが、是非多くの方に受けていただき、その効果を実感していただきたいものです。

ご迷惑をおかけします。

 4月14日(月)の診療開始が定刻の8時半からではなく、9時半頃にずれ込むことになりました。急な予定変更で大変申し訳ありません。というのも名古屋では、13日まで日本小児科学会学術集会が開かれていました。それにあわせて日本小児科医会の地域総合小児医療認定医委員会が開催され、委員である私もそれに出席するために土曜日診療終了後、最終便で名古屋に向かいました。翌日午前9時からの会議。各地区代表の小児医療事情も交えて話し合い。小児医療はどの地域でもいろんな苦労を抱えているようです。そのようななか、小児科専門医をとったうえで、さらに地域の総合小児医療認定医となってこどものために地域の小児医療をリードしていく認定医をいかに養成するかいろいろ大変ですが、少しずつ形になってきています。さて、会議終了後、中部国際空港に。搭乗待合室に早めに到着したのですが、なんと宮崎便が天候が悪く視界不良のため名古屋へ引き返すかもしれないとアナウンス(may return:条件付き運航)。次には欠航の可能性ありとのアナウンス。ネットで調べると東京発の昼の便の一つは宮崎に着陸できず鹿児島に着陸したなんて情報があり、熊本の最終便に乗り換えるべきかぎりぎりまで思案しましたが、最終的に条件付き運航決定。きっとうまくいくと最後は信じて搭乗。一度は宮崎空港に着陸を試みるも、雲が低くて滑走路が確認できないと結局中部国際空港に引き返してしまいました。がっかりするやら、初めての経験であわてるやら。明日一番早く宮崎に帰れるのは伊丹空港発だということで、学会に出席されていた宮大の教授や県病院のDrと一緒にそれから新幹線で新大阪へ。列車の中でこのブログを書いています。今日泊まるホテルの確保等自分でしなければならず、大変でした。隣県だとなんとか車で帰ってくることもできますが、遠くへの会議や学会は帰れないというリスクも考えないといけないと思い知った一日でした。本当に申し訳ありません。

いじめ

学校だけでなく会社や一般社会でも、言葉による誹謗中傷、暴力などに加え、ネットでの書き込みやプライベート写真の流出等今ではいじめの背景も手段も陰湿になってきているようですね。幸い自分はいじめられたという経験がない(能天気な性格で覚えていないだけ?)のですが、昨年「いじめ防止対策推進法」なるものまで作られたので、いじめの問題は深刻な状況なのでしょう。最近、本の帯に[今、いじめを受けているあなたへ、今いじめを止められないあなたへ、今、いじめに心を痛めてるあなたへ]と書いてある『きっときみに届くと信じて』という本を読みました。[いじめっ子=悪い子]という単純なとらえ方では解決できない多くの問題があることがわかります。いじめられている当事者は、本当に死にたいと思うこともあるかもしれませんが、躊躇することなくSOSを発信しましょう。周囲には多くの味方もいることを教えてくれています。著者の吉富多美さんは『ハッピーバースデー』を書いた方でもあるのでご存じの方も多いかな。

日本気象協会のホームページ(HP)

小、中学校の入学式が行われているようですね。春らしい天気で、外で活動する機会も今から増えそうです。そんな時気になるのが、pm2.5。日本気象協会のHPでpm2.5の分布予測がされています。3日後まで予測されているので、戸外での運動を考える時参考になるかもしれませんね。中国ではまだ極めて濃度の高い状況のようですが、幸い九州地方はさほど影響を受けていないようです。意外に思えるかもしれませんが、関東地方の方が高いようです。今の時期だとスギ花粉の予報も同じ画面でみることができます。アメダスランキング等もあり、気象に関心を寄せるきっかけ作りになるかも。一度子どもと一緒にのぞいてみませんか。

移転後初の当直

5日の土曜日は、急病センターが県病院の敷地内に移転後初の当直でした。土曜日ということもあり准夜は途切れることなく患者さんが来たようです。深夜帯に入ると中学生の男女の腹痛が続けて来院。聞くと食事も摂れていて熱もなし。お腹は張っていました。二人とも便を出したら痛みが引いたようです。その後もう一人同様の症状で小学生が来院。便が出たらスッキリしたと帰って行きました。春休みということもあってか、生活リズムが乱れて便秘がちになっているのかな?夜は凄い風の音がしていましたが、喘息発作での来院はなく、仮性クループの幼児の来院がありました。終了直前に嘔吐の小学生が来院。インフルエンザが下火になった割には、多くの来院があった方かな。当院のナースも頑張ってくれました。お疲れ様でした。*今までと違い院内処方です。処方できる薬も以前より少なくなっていました。

傷害速報No.45

 早いもので、春休みも終盤ですね。さて、先月号の小児科学会雑誌に市販のベビーフード(豆と肉入りシチュー;対象9ヶ月から)を食べている最中、に突然チアノーゼを呈して、結局誤嚥性肺炎を起こして人工呼吸器管理になった10ヶ月の男児の報告がありました。ベビーフードには長径が8mmの大豆片やにんじん、ジャガイモ片が入っていました。そのなかの大豆片を誤嚥したようです。。一般の小児科外来では、豆類の誤嚥、なかでもピーナツの誤嚥が多く、窒息の可能性だけでなく、湿気でふやけてしまって取りづらいのと、化学性肺炎が問題になります。私自身も救急の講演会などでは、3歳までの子どもにはピーナツは与えないでほしいと話しています。お菓子の中には、ピーナツがその他の食材で包まれていることもあります。くれぐれも注意して下さい。

久しぶりの歯科受診

 日曜日、夕食を食べているとガリッといやな音が。「お米に石が混じっていたよ!」と出してみると、「今時お米に石が混じっている? 歯の詰め物がとれたのじゃないの?」と冷静な声が。よくよくみてみるとなんか変な形。洗ってみると確かに金属。舌でおそるおそる歯をなぞってみると左上の臼歯にかけている部分が。今日午後を利用して何年ぶりかの歯科医院へ。幸い、ちょっと処置してもらって埋め直すことが出来ました。歯槽膿漏や虫歯もなく、ちゃんと定期的に歯のクリーニングをすれば、入れ歯をせず自分の歯を残すことが出来るでしょうと言われ、一安心。それにしても、デジタル写真で瞬時に自分の歯の状態をパソコン画面でみながらの説明には納得。あまり歯の裏側はみて楽しい物ではないですが、お茶やコーヒーの色素は結構歯につくものなのだと実感。さっそく、来週のクリーニングを予約しました。これからは、悪くなっての歯科医院ではなくて、定期的に歯もみてもらわなくては。なんてことを考えていたら、予防接種のことを思い出しました。
 *四種混合ワクチンの登場で、三種混合ワクチンを新たに製造するところがないようです。従って製造会社の在庫がなくなり次第、三種混合ワクチンは接種できなくなることに。当院が当初から使用していた三種混合は昨年でなくなり、現在他社の三種混合を使用していますが、その在庫も少なくなったようです。三種混合の追加等がまだの方はお急ぎくださいね。

新年度スタート

 いよいよ今日から4月。消費税が5%から8%とあがりました。その準備で追われた方も多いことでしょう。予防接種の面では前回お知らせしたように今月から新富町を除く高鍋、木城、川南、都農町で任意の予防接種費用助成が始まりました。早速その制度を利用して、ロタ、B型肝炎、水痘、おたふくかぜワクチンをされた方が複数いらっしゃいました。この機会に任意接種を受ける母集団が増えると疾病構造が変わってくるかもしれないなという淡い?期待を抱きました。さて、先月までは予防接種や乳児健診を電子カルテに記入してきましたが、今日は一般診療も紙カルテから電子カルテ化した日でもあります。問診票も一部変わり、今まで手書きだった薬袋が、内服、外用と違った色で処方内容も一緒に印刷されびっくりされた方もいらっしゃるかな。今月一杯で使いやすい自分仕様の電子カルテにして、5月からは電子カルテの利点が生かせるように持っていきたいと思っています。