試験
大学入学センター試験も終わり、いよいよ受験本番の季節が始まりますね。児湯准看護学校も1月は卒業試験。昨日、第50期生の答案が持ち込まれました。早速採点しましたが、20名中4名が不合格。残念!。全員合格してもいいような問題だと思っていたのですが、平均点が72点。准看護学校では、若い人ほど、成績が悪い傾向があります。一旦社会に出て、資格を身につけようと入ってくる人は、何としてでも資格を取ってやろうという意気込みがあるので、成績に反映するのかな。不合格者が出ると、追試験問題も作らないといけません。自分が試験問題を作るようになって、先生の苦労の一部がわかります。今度は全員合格して、気持ち良く資格試験に臨んでほしいと思います。受験生ファイト!
*木曜日の午後を利用して、薬の分包器を新しくしました。院内処方のため、分包器に不具合があってはならないので、予備を含め2台置くようにしています。コンピュータも含め電化製品には一定の寿命があるようで、今回1台を入れ替えました。器械になれるまでちょっと手間取るかもしれませんが、よろしく御願い致します。
*木曜日の午後を利用して、薬の分包器を新しくしました。院内処方のため、分包器に不具合があってはならないので、予備を含め2台置くようにしています。コンピュータも含め電化製品には一定の寿命があるようで、今回1台を入れ替えました。器械になれるまでちょっと手間取るかもしれませんが、よろしく御願い致します。
B型肝炎の母子感染予防接種スケジュール変更
B型肝炎ウイルスを持っている妊婦さんから出生した子どもに対して、B型肝炎の母子感染を予防するために、B型肝炎ワクチンを接種します。そのやり方(接種スケジュール)が、この1月から変更になりました。出産直後(生後出来るだけ早め)に、グロブリンと1回目のB型肝炎ワクチン、生後1ヶ月で2回目のB型肝炎ワクチン、生後6ヶ月に3回目のB型肝炎ワクチン接種となりました。グロブリンの筋肉注射が1回少なくなり、早期のウイルス検査を省略したりして手技の煩雑さを減少するとともに、約3割に上っていた接種漏れが少なくなることが期待されているようです。*VPD(ワクチンで防げる病気)の会では、母子感染予防の観点以外にも以下の理由で、生後2ヶ月からのB型肝炎ワクチン接種を勧めています。『B型肝炎ウイルスの感染者は、日本国内で約100万人と推定されています。感染後の経過は様々ですが、3歳以下の子どもが感染すると、キャリア(ウイルスを体内に保有した状態)になりやすく、キャリアになると慢性肝炎になることがあります。慢性肝炎になると長期にわたる治療を要し、最悪の場合、肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。また、急性肝炎から劇症肝炎を起こし、死に至るケールもあります。このように、B型肝炎ワクチンは、B型肝炎ウイルスが引き起こす様々な病気を予防します。できるだけ早く赤ちゃんにワクチンを接種して、将来の命を守りましょう。』当院でもB型肝炎ワクチンを接種する方が随分増えました。新年度から宮崎市のように助成対象になるといいのですが。
麻しん発生
県内にインフルエンザ注意報が発令された23日(木)、宮崎の成人男性が、麻しんと診断されました。医学の進歩した今でも特効薬がない麻しん。昔は『命定めの病気』として恐れられました。今でも結構重症化したり、後遺症を残したり、最悪亡くなることもあります。亜急性硬化性全脳炎{SSPE(subacute sclerosing panencephalitis)}といって、麻しん罹患後かなりあとになって予後不良の病気になることもあります。風しんの助成有効期間があと2ヶ月と迫ってきましたが、やはり、MR(麻しん・風しん)ワクチンを接種した方が良さそうに思えます。来年度から国は妊娠を希望する女性とパートナーに風しん抗体検査の補助を計画しているようですが、MRワクチンの接種を徹底することに対して血税を使った方が実際的だと思います。というのも、風しん抗体を検査してHI抗体価が64倍あると判定された母親からもCRS{先天性風疹症候群(congenital rubella syndrome)}の子どもは生まれています(風しんワクチンを過去に1回接種したことがあっても抗体は時間とともに下降します)。
救急電話相談
21日夜は、救急電話相談の当番でした。インフルエンザが流行した時期の救急電話相談、やはり熱に関する相談が多かったようですが、『タミフルを飲んですぐ嘔吐したのだけど』という相談も今の時期ならではでしょうか。転倒した事に関する相談も2件あったようです。子どもは、身体バランスが大人と異なり頭でっかちなので、バランスを失いやすく、転倒しやすい傾向があります。歩行器でちょっとした段差で頭から落ちてけがすることが多いのも、そのせいです。*歩行器は発達の面からもおすすめしていません。全部で13件の相談。特別多くもなく、いつも通りの数でしょうか。午後7時から11時までと制約はありますが、悩んだときにはどうぞ気軽にご利用ください。
※今週は、高熱の出るインフルエンザ、アデノウイルス(咽頭結膜熱)、RSウイルスに加え、まだ手足口病もみられています。感染性胃腸炎で点滴を要する子どもも連日ある状況です。吐物の処理、消毒に留意してくださいね。
※今週は、高熱の出るインフルエンザ、アデノウイルス(咽頭結膜熱)、RSウイルスに加え、まだ手足口病もみられています。感染性胃腸炎で点滴を要する子どもも連日ある状況です。吐物の処理、消毒に留意してくださいね。
悲鳴!?
1月18日(土)の急病センター当直をされた先生と19日休日在宅医をされた先生からのメールでも宮崎のインフルエンザが急増していることがわかります。急病センターでは、準夜帯で31名、深夜帯で17名の計48名、うち救急車2台で、入院が2名。インフルエンザは15名に検査し7名が陽性。全てA型。陰性の方も「臨床的にも違うだろうね」と思える方は数名のみで、「熱が出てすぐに来られても陰性でしょう」という方が多かったとのこと。深夜帯で17名は大変だったでしょう。当直お疲れ様でした。また、休日在宅医では、150人中、なんと51人が、インフルエンザ迅速検査陽性だったとのこと。それらに加えて、RSウイルス感染症、アデノウイルス感染症等が混在していたようです。お昼も満足に休めず、夜8時過ぎまでの診療だったそうです。お疲れ様でした。
さて、こういう時期の受診のタイミングですが、熱が出たからといってすぐに受診ではなく、熱以外の症状に注意をする必要があります。インフルエンザの迅速検査は熱が出た直後の感度はよくありません。熱以外の症状がひどくない場合、朝熱が出たら午後、午後から夕方熱が出たら翌日の朝で検査にはちょうどいいタイミングになります。慌てて急病センターや休日在宅医に行って、かなり混雑している外来に長くいることの方が子どもに対してよくないこともありますよ。
さて、こういう時期の受診のタイミングですが、熱が出たからといってすぐに受診ではなく、熱以外の症状に注意をする必要があります。インフルエンザの迅速検査は熱が出た直後の感度はよくありません。熱以外の症状がひどくない場合、朝熱が出たら午後、午後から夕方熱が出たら翌日の朝で検査にはちょうどいいタイミングになります。慌てて急病センターや休日在宅医に行って、かなり混雑している外来に長くいることの方が子どもに対してよくないこともありますよ。
今年のインフルエンザウイルスの状況
いよいよ児湯地域でもインフルエンザの流行が始まったようです。いつもならAかBどちらかの型の流行の後で、もう一方の型が流行するというパターンが多いのですが、県内各地の報告では今年は両方の型が同時に検出されているようです。当院でも18日(土)の午前中まではすべてA型のインフルエンザでしたが、午後になってB型を検出。県の報告でも宮崎保健所管内のインフルエンザA型と診断された小児3名からインフルエンザAH3型、1名からAH1pdm09型。インフルエンザB型と診断された小児1名からインフルエンザB型(山形系統)、1名からインフルエンザB型(ビクトリア 系統)が検出されたとのこと。。本県でAH1pdm09型の検出は 2年ぶり。全国的な傾向を見ると1月15日現在で、AH3型が最多、次いでAH1pdm09、B型(ビクトリア 系統)、B型(山形系統)の順となっています。下手すると今年は4回インフルエンザにかかる可能性がある?マスクの着用、出来るだけ人混みを避け、十分な栄養と休養で免疫力を高めておきましょう。
宮崎県感染症危機管理研修会
16日(木)夜、感染症危機管理研修会が開催されました。講師は国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人先生でした。一番強調されていたのは、インフルエンザと出現が心配されている新型インフルエンザとは全く違う病気だということでした大きな被害を出したことで有名なスペイン風邪など、過去の新型インフルエンザは弱毒型鳥インフルエンザウイルスに由来。弱毒型は、呼吸器や腸管への局所感染だが、強毒型は致死的全身感染をとるという違いがあるとのこと。人口増(スペイン風邪の時の地球人口は18億人、現在は72億人)と交通手段の発達で、新感染症があっという間に世界規模の大流行を起こす時代と警告されました。最悪のシナリオに対応すべく、行政レベルだけでなく、国民一人一人の準備と対応も必要なようです。我々医療機関向けには昨年末研修会があり、『新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画』をたてるよう要請がありました。今年初めには準備を整え、いざという時、診療継続する旨保健所に連絡しました。早いもので、今日17日は阪神大震災から19年目。南海トラフト地震の可能性も取りざたされています。準備を怠らないようにしましょうね。
風しん流行を忘れないで
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではないですが、昨年大流行した風しんの話題が忘れ去られようとでもしている感がありましたが、15日にテレビや新聞で『母親が妊娠中に風疹に感染したことで心臓や目などに障害を負った「先天性風疹症候群」の赤ちゃんは、去年1年間に少なくとも31人報告され、平成11年に統計を取り始めて以降、最も多かったことが国立感染症研究所のまとめで分かりました。』との報道がなされました。風しん流行のピークから逆算すると、今年も多くの「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが生まれると予想されます。風しん流行は下火になっているとはいえ、まだまだ油断は禁物。風しんの流行は春先から夏にかけてです。これ以上の流行を阻止するべく、風しんの予防接種を受けていない方、1回しか受けていない方はもちろん、子どものおられるお母さん方は母子手帳で自分の風しん抗体価を確認して、抗体価が低い方は助成制度のある今のうちに是非受けておいてください!
素朴な質問、意外な質問
3連休を楽しまれた方もいらっしゃるかな。子どもと接する時間が多くなると、子ども達から「なぜ・・・」「どうして・・・」と質問攻めに遭って困ったことはありませんか。なかには吹き出したくなるような「なぜ」もありますよね。今日紹介する『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え(河出書房新社)』という本は、実際の4歳〜12歳の子ども達数千人に今一番答えを知りたいことを送ってもらってそのなかから100の疑問を選び、世界のその道のプロが答えを書いたという本です。子ども達の発想の豊かさ(ハチはハチを刺す?)、自分が考えてもみなかったような疑問(どうして音楽があるの?、)、答えは簡単と思っていた質問(夜になるとどうして空が暗くなるの?)が宇宙を考えるいい質問だったり、思春期の入り口にいる子どもの切実な疑問(どんなふうに恋に落ちるの?・・・)など、一度は子どもに聞かれることがあるかもしれない疑問の数々、答え方も様々です。子ども達の疑問に科学的にわかりやすく答えることも大事ですが、必ずしも科学的事実を答えなくても子どもに伝わる答え方があるということもわかりますよ。
警報
早朝堤防を走っているときに、♪ピンポンパンポンのあとに警報のサイレンが3回鳴りました。そのあと何らかのアナウンスがあったようですが、聞き取れず。地震には気づかなかったし、よその地域の地震による津波警報だろうかなど、ちょっと不安になりいつもより早く帰宅してテレビをつけるも注意を促すニュース速報はなし。何かの訓練だったのかな。それにしても、この時間実際何か起きていて警報がなったとしたら、どれだけの人が気づいたでしょう?起きてきた家内に『警報に気づいた?』と訪ねたら、予想通り?『いいや、警報が鳴ったと?』
さて、警報と言えば、花粉症の方にも警報発令です。1月9日宮崎市でスギ花粉が6個、キク科の花粉が5個、不明2個観察されたとのメールが届きました。観測されていた先生にとっても予想外とのことです。花粉症の方にはつらい季節到来のようです。花粉をマスクの着用で吸い込まない、洋服につけない、家の中に持ち込まないようにして、乗り切ってくださいね。
さて、警報と言えば、花粉症の方にも警報発令です。1月9日宮崎市でスギ花粉が6個、キク科の花粉が5個、不明2個観察されたとのメールが届きました。観測されていた先生にとっても予想外とのことです。花粉症の方にはつらい季節到来のようです。花粉をマスクの着用で吸い込まない、洋服につけない、家の中に持ち込まないようにして、乗り切ってくださいね。
今年初の急病センター当直
ほとんどの学校で3学期が始まった7日夜は、今年初の急病センター当直でした。ちょっと暖かい一日だったので、いつもより少ないかなと期待していたのですが、いつも通りの当直でした。今回はバラエティーに富んでいて、準夜帯と交代時に1ヶ月の乳児がRSで入院したのをはじめ、腹痛、胸痛、耳痛(中耳炎)と痛みを訴える子どもがいつもより多かったです。合間に、インフルエンザによる異常行動に関する電話相談も入るなどしました。しかし、まだインフルエンザが流行しているという印象は受けませんでした。シカゴでは猛寒波が問題になっていますが、日本でもこの冬一番の強い寒気で全国的に今夜から冷え込むとのこと。寒暖の差が大きい日々が続いています。体調管理をしっかりしてこの冬を乗り切りましょう。
腹式呼吸
年末年始の団らんで太った方も多い? 運動のせいか、私は今年は現状維持でした。今日の新聞に『肥満防止で各国躍起』という記事が掲載されていました。高カロリー食品課税や肥満につながる成分の使用禁止も考慮されているとか。たばこ税のように現実化するかな。また、ある番組で、腹式呼吸でやせるというのがありましたが、1月5日付けの日経の健康欄に、『腹式呼吸法で心身健康に』という記事がありました。腹式呼吸で自律神経のバランスを整え、免疫力向上や、腹部の血液の流れや排便の調子もよくする効果も期待できるとか。腹式呼吸と言えば、生協病院時代の喘息サマーキャンプを思い出します。腹式呼吸が喘息にもいいので、その練習を取り入れ、時には草笛の達人にきてもらったりして腹式のコツを楽しく学びました。開業してからも喘息発作で来院を繰り返していた子どもに、SpO2(動脈血酸素飽和度)が測定できるパルスオキシメーターを指にはめ、厚みのある雑誌をおなかに載せてそれを上げ下げしてもらいその変化を体験してもらったこともあります。発作で低くなっていたSpO2が上昇していくので効果が視覚的に実感できます。深くゆっくりした腹式呼吸、ちょっとした時間に意識して行って習慣化したいですね。
仕事始め。
明日4日から仕事始めですが、リハーサル?として今日孫二人に予防接種をしました。5歳の昊斗には『じいじは本当にお医者さん?、2秒で済む!?』なんて言われながら1本接種。涙をぐっとこらえて受けてくれました。1歳の莉緒は両腕使って4種類の同時接種。思い切り泣かれました。さすがに嫌われただろうなと思いましたが、ちょっと時間がたったらニコニコと抱っこさせてくれました。子どもの笑顔はいいものです。今年も子どもたちのたくさんの笑顔がみれるよう頑張りたいと決意を新たにしました。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。今日は当院の仕事始め、元旦の休日在宅医でした。冬とは思えない暖かい一日だったようですね。午前中は忙しかったのですが、午後は予想していたほどではありませんでした。今日も検査した子は数名いましたが、インフルエンザは出ていません。乳児のRSが3名。水痘は相変わらず出ているようです。溶連菌は2名。嘔吐、下痢で点滴加療を要した子どもが2名。その他は、感冒や感冒性胃腸炎の子どもがほとんどでした。
*妹の子ども達は今日東京へ。明日からは飛行機も空席がなかなかないようです。私たちは明日から孫に遊んでもらえそうです。
*妹の子ども達は今日東京へ。明日からは飛行機も空席がなかなかないようです。私たちは明日から孫に遊んでもらえそうです。
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