FC2ブログ

休日在宅医

 昨日は、各地で小学校の運動会が行われたようです。前日大雨が降ったので開催を心配された方も多かったかもしれませんね。高鍋では朝6時に開催を告げる花火。ただ、その後小雨が降り、子どもたちにとっても応援する方達にもベストの天気とは言えなかったようです。当院の職員二人も子どもたちの運動会で、昨日の在宅医では看護師がいつもに比べ少なかったのですが、病院受診の方も運動会の影響か時間的に偏りがあったりして、いつもほどではなかったです。空いた時間と昼休みを使って、当院の「すこやか通信」で紹介する本、八束澄子著『空へのぼる』を読破。著者の命へのまなざしが心地よい読後感をもたらしました。空師という言葉も初めて知りました。身近にある木々に対する見方も変わるかも。もう少し時間があったので、准看護学校の小児科のテスト問題を考えました。8月から始まった准看護学校の講義も明日を残して終了。次週のテストで今期の私の担当分は終了。ご迷惑をおかけしていた火曜日の予防接種・乳児健診の時間も次週からは通常通りです。ご協力ありがとうございました。

プロ野球

 パリーグでは楽天が9年ぶりの優勝で湧いています。野球は普段見ない私ですが、ニュースでみた田中投手の最後2人のバッターに対する気迫は十分伝わってきました。大リーグでは上原投手属するレッドソックスが地区優勝しましたね。その大リーグで永久欠番となっている背番号に42があることを最近知りました。この42は1890年頃以降、有色人種排除の方針が確立されていたMLBで、アフリカ系アメリカ人選手としてデビューして活躍し、有色人種のメジャーリーグ参加の道を開いたジャッキー・ロビンソンの背番号です。ロビンソンのメジャーデビュー50年目にあたる1997年4月15日、ロビンソンの背番号42が全球団共通の永久欠番になりました。私がロビンソンを知ったのは、2013年彼を題材とした伝記映画『42 〜世界を変えた男〜』です。ロビンソンもすごい人だと思いますが、ロビンソンを見いだし、起用したドジャースのリッキー会長もすごい人物だと思います。オススメの映画です。
*9月29日(日)は休日在宅医です。午前9時から午後5時の診療になります。事前の電話は不要です。また、在宅医の際は予約は出来ません。来院された順での診察になります。

B型肝炎ワクチン

当院でもB型肝炎ワクチンを受けてくださる方が増えていますが、この度、台湾でのデータが報告されました。1984年に予防接種プログラムが開始され、最初の2年間は日本同様B型肝炎の母親から生まれた新生児のみが接種対象だったそうです。その後すべての新生児に拡大され、1987年には未就学児、1988年~1999年には小学生まで接種対象が拡大。1977年~2004年に出生した人では、慢性肝疾患および肝がんによる死亡が90%以上減少し、肝がんは全体で80%減少。乳児劇症性B型肝炎による死亡も90%減少したとのこと。日本でも約130〜150万人がB型肝炎ウイルスに感染しているといわれています。WHO加盟国では193カ国中180カ国で全ての赤ちゃんへの接種が開始されている(2011年時点)B型肝炎ワクチン、日本でも早く定期接種化されることを望みます。

小児科地方会

 昨日の午後は、第74回日本小児科学会宮崎地方会が宮崎市民プラザで行われました。会員から15演題の発表がありました。その中で印象に残ったのは小児のヘリコバクター・ピロリ感染症のケース。ヘリコバクター・ピロリ感染症は、胃がん等消化管疾患の原因菌としてご存じの方も多いかもしれませんが、鉄欠乏性貧血や特発性血小板減少症などとの関連も指摘されています。今回発表されたケースは、学校健診で貧血を指摘され、県病院受診。鉄欠乏性貧血と診断され、鉄剤内服を開始するも、なかなか鉄剤をやめることが出来なかったケースです。母親にピロリ菌除菌の既往歴があったことから、上部消化管内視鏡検査を行ったところ、ピロリ菌感染に特徴的な鳥肌胃炎を確認。その除菌を行ったところ、鉄剤内服も中止できたということでした。通常の経過をとらない鉄欠乏性貧血ではピロリ菌の感染も考慮する必要がありそうです。それにしても、ピロリ菌と病気との関連はどこまでひろがるのかな。

運動会

 秋の一大イベント運動会。22日は孫の運動会を初めて見に行きました。自分の子ども達の運動会にもあまり行ったことがなかったのですが、孫の運動会はまた格別ですね。天気にも恵まれて(というより恵まれすぎ、とても暑かった)、元気一杯の子どもたちの姿を見ることができました。久しぶりに外で食べるおにぎりや長男の嫁手作りのおかずもおいしかった。運動会の一コマです。
練習ではかけっこは6等と聞いていたのですが、本番ではなんと1等賞。応援席は大喜び。親馬鹿ならぬ、じじ馬鹿です。
RIMG0227_convert_20130922154913.jpg
戦隊ものの主人公になりきってすこしこわい顔つきの昊斗の踊り。
RIMG0261_convert_20130922154725.jpg

中秋の名月

 昨夕、堤防を散歩していると東の方に中秋の名月が。中秋の名月に満月が見られるとは限らないということで、今回を逃すと次は8年後。残念ながら今日に限って携帯やカメラを持っていなかったので、帰った後早速撮ろうとしたらあいにく雲が邪魔をしていました。なんとか撮ったのですが、少し雲に影響されたのか満月に見えません。
P1000333_convert_20130920062903.jpg
 そしたら、今朝早朝走っているときに今度は西の空に明るい雲が。もしかして月が隠れているかなと思いながらみていたら月が顔を出しました。携帯で一枚。今夜の月を十六夜の月といいますが、これは十六朝の月。こっちの方が満月に見えますね。順序を逆にしても説明がないとわからないかな。
イメージ_convert_20130920065824


超クールビズ終了

 すっかり涼しくなってきました。朝は少し肌寒く感じるこの頃、昨日の連休明けは喘息発作での来院が多くなってきたように感じました。急激な温度変化に身体の準備が追いついていないかな。私も半袖、ハーフパンツのテニスウエアでの超クールビズを昨日で終了です。ハーフパンツ姿でびっくりされた准看護学校での講義にも、長トレで臨みました。小児科の講義もあと2回を残すのみ。今回の1年生にも当院に来院されているお母さんが数名いらっしゃいます。子育てと勉強との両立大変でしょうが、資格取得に向けて頑張ってくださいね。秋の夜長、読書だけでなく何かの習得に挑戦するのもいいかもしれませんね。私も朝走る時間を利用して耳学問をしています。通常のイヤホンだと汗や動きで何回も入れ直さないとダメだったのですが、耳にかけるタイプのイヤホンで耐水性のあるやつが出ているのを知り、それに変えてからは快適です。ただ、耳にはついていますが、内容が身についているかどうかははなはだ疑問ですが・・・。

予防接種研修会

 東京と福岡会場を衛星回線で結んでの研修会。現行の7価の肺炎球菌ワクチン(PCV7と略)とHibワクチン導入前後の疫学を沖縄県立南部医療センター・こども医療センター)の安慶田英樹先生が話されました。両ワクチンの導入で国内では肺炎球菌による髄膜炎が73%、Hibによる髄膜炎が92%も減少したとのこと。ただ、最近はPCV7でカバーできない19Aなどの血清型が増えてきているので11月1日から導入が決定した13価(新たに1,3,5,6A,7F,19Aの6つの血清型が追加されます)の肺炎球菌ワクチンが期待されていること。PCV13の追加接種を任意接種にした英国では、肺炎球菌による侵襲性肺炎球菌感染症の減少率が小さいけれど、定期接種にした米国では減少率が大きいことも紹介されました。最後に藤岡雅司先生が「たかが1回、されと1回。接種医として伝えたいこと」と題して講演。子どもたちのためにを基本に医療者側がぶれないでしっかりとその必要性を伝えていくことをあつく話されました。藤岡先生のところではもうすでに、PCV7を接種完了された方にも、6つの血清型に関しては免疫がないこと、国の予算の関係で任意接種にはなるけど1回だけのPCV13の追加接種で6つの血清型の防御抗体を得ることができることを伝え、予約を取り始めているとのことでした。ただ、望むらくは日本でも米国みたいに定期で追加接種をしてほしかった。

急病センター移転

 12日は夕方から児湯医師会の理事会に出席、その後宮崎市夜間急病センターの当直でした。いつになく、急性中耳炎が続きました。さて、その宮崎市夜間急病センターですが、小児科は来年4月、県立宮崎病院(同市北高松町)に移転することがきまりました。県が宮崎病院の付属棟を改修、1階の一部を宮崎市に貸与し、市夜間急病センター・小児科として開設されます。これまで通り診療時間は午後7時から翌日の午前7時までで、症状が軽い初期救急を担います。高度な医療が必要な場合は、宮崎病院の小児科で対応できるので便利ですが、急病センターは市の運営で県が運営する宮崎病院とは運営母体が違います。血液検査やレントゲン検査等県職員である検査技師の協力が期待できるのか?実際の診療現場で、不都合がないように細かいところをつめてほしいものです。
 *14日(土)の午後の診療は、予防接種研修会出席のため臨時休診とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしく御願い致します。
 

ポリオの追加接種(4回目)

 不活化ポリオワクチン接種が始まって1年が経過しました。ポリオの追加接種は初回接種3回目が終了後6ヶ月以上経てばできますが、標準的接種期間は3回目終了後12ヶ月〜18ヶ月の間となっています。不活化ワクチンですので、初回3回だけだと免疫が不十分です。忘れないように追加接種を受けて下さいね。生ワクチンでも、日本の経口2回接種では3つの型に対する免疫が十分ではないといわれています。ポリオ感染がまだみられている地域に出かける際は、ポリオワクチンの再接種が勧められているくらいです。
 接種忘れを防ぐためにも、母子手帳の確認をしておいて下さい。当院の方でも母子手帳の確認をルーチン化してそのような接種忘れや、今後のスケジュール作成の手助けをできるだけしていきたいと思います。『保険証と母子手帳、一緒に提出を』をキャッチフレーズにして、これが当たり前になるようにしていきたいと思います。

早すぎる!?

 年末年始、ゴールデンウイークの予約受付開始!!というメールが飛び込んできました。年末年始はわからないでもないですが、来年のゴールデンウイークの話はちょっと気が早すぎでは。でもオリンピックは7年後の話でわいているのでなんともいえないか。光陰矢の如しとはいいますが、ますますせかされるような感じになりますね。
 さて、病院の方ではインフルエンザの予防接種に関する問い合わせもきかれるようになりました。インフルエンザの予防接種は、今年は10月5日(土)スタートです。予防接種の時間はもちろん、診療時間内の予約も可能ですが、恒例の夜間のインフルエンザの予防接種は10月11日(金)がスタートで、16(水),18(金),23(水),25(金),30(水),11月1日(金),6(水),8(金),13(水),15(金),20(水)および29(金)の午後6時20分~50分で行います。ネットや携帯電話、お電話にて1ヶ月前から予約可能です。料金は1回3,000円です。診療時間内の接種が困難な方は、どうぞ夜間の時間帯をご利用ください。夜間には他の予防接種は出来ませんのでご留意下さい。

読書の秋

 今年も『平成25年度版 厚生労働省社会保障審議会推薦 児童福祉文化財 子どもたちに読んで欲しい本』49タイトルのポスターが届きました。小、中、高校生向けだけでなく、幼児向けの絵本も取り上げられています。ジャンルも多彩。今回の「特別推薦」のマークのついている本も。どんな基準で特別推薦になったのかわかりませんが、試しに読んでみようと思います。また、スピルバーグ監督で映画化されたモーバーゴ作、「戦火の馬」も推薦してありました。このポスターで初めて知った作家もいます。ネットでいくつか調べてみるとおもしろそうだったので早速、何冊か注文しました。このポスター、待合にも掲示しますが、厚生労働省のホームページからも見ることができます。厚労省HPの分野別政策から子ども・子育て支援→施策情報→子育て支援→児童福祉文化財でポスターにたどり着きますよ。

RSウイルス感染症の流行

 蝉の声もつくつくぼうしに代わり、虫の声からも秋の訪れを感じるこの頃ですが、8月下旬からことにRSウイルス感染症が多くなっています。ゼロゼロしたきつそうな咳と高熱が続くことが多い病気で、生後数週から数ヶ月の乳児が罹患すると、多呼吸やチアノーゼなどの呼吸困難や哺乳が出来なくなり入院を余儀なくされることがあります。ただ、2歳以上のお子さんの場合、多くは普通の風邪とかわりなく経過します。また、プール熱(咽頭結膜熱)もまだみられています。高熱と結膜炎が特徴ですが、結膜炎がなく高熱とのどの痛みだけのケース(アデノウイルス感染症)もあります。どちらも必要な場合は迅速検査をします。季節の変わり目でもありますので、室温の調節などこまめに気を配って下さいね。

市民公開講座

 真夜中、かみなりの音で目が覚めました。すごい暴風雨でした。寝不足気味な人も多いかな。久しぶりの台風上陸、大きな被害が出ていないといいのですが。
 さて、先日の学会最後に行われた市民公開講座の紹介です。演者は明橋大二先生。演題は『子育てハッピーアドバイス〜自己肯定感を育む子育てを考える〜』でした。学会参加者だけでなく、市民の方も多数参加されユーモアを交えた語り口に引き込まれ、1時間半の講演も長く感じませんでした。私なりに理解した講演の要旨を以下に記します。
「今の子どもをめぐる問題の根っこは『自己肯定感の極端な低さ』ということで、今の日本の子どもたちの自己肯定感は決して高くない。例えば1)自分は価値のある人間だと思うと答えた高校生の割合が、米国89.1%、中国87.7%に対して、日本では36.1%、2)自分は人から必要とされていると思っている中学生は30%に過ぎない。子どもにとって一番大切なのは、自己肯定感。これを如何に育んでいくか、0〜3歳でこの根っこが出来る。子どもの成長は、依存と自立を行ったり来たりしながら成長する。依存には安心と不自由が、自立には自由と不安が伴うが、自立のもとは意欲で、意欲のもとは安心感。その安心感はどれたけ甘えたか。甘えた人が自立する。この甘えに関しては、「甘えさせる」と「甘やかす」の違いを認識すること。「甘えさせる」は子どもの情緒面での要求に応えていくこと。「甘やかす」は子どもの物質的要求に応えること。してはいけないことは、過干渉と放任。具体的な対応としては、1)スキンシップ、話を聞く、2)気持ちを汲んで言葉にして返す(言葉育て)3)できないことより、できている所に注目してほめる。4)頑張れより、頑張ってるねと子どものがんばりを認めてねぎらう。5)ありがとうという言葉を子どもにも。最後に「子が宝なら、母もまた宝」、母親の苦労を(父親の苦労を)ねぎらおう。」最後に絵本「ええところ」(学研教育出版)の朗読で講演が終わりました。関西弁がいい感じの素敵な絵本でした。待合にも出す予定です。もうしばらくお待ちください。

日本外来小児科学会報告

 8月31日朝9時から、先ず予防接種の講演会会場で4演題の座長をすることからスタートしました。担当した演題のなかで『彩の国 予防接種推進協議会の活動』というのがありました。彩の国というのは埼玉県のことで、埼玉県の予防接種、ワクチン接種を推進し、予防接種で防げる病気(VPD)の撲滅を目指す団体の活動を紹介されていました。医療関係者だけでなく、教育、行政、一般市民をも巻き込んで、講演会、勉強会、広報誌、HPなどを通じて情報発信されているということで、私もHPを拝見しましたが、とても充実していました。宮崎でもこのような組織を立ち上げたいとものだと思いました。台風の影響で天気はよくなかったのですが、医師、看護師、医院のスタッフ等大勢の参加で熱気あふれていました。
 翌日は、すぐに役立つ予防接種の実際というセミナーで藤岡雅司先生の『ワンランクアップの接種のために』という講演を拝聴。「予防接種は、治療法がない、治療が困難、重い後遺症が残る病気に対して開発されてきた歴史があるので、必要のないワクチンはない。」、「定期とか任意接種とかは日本政府がいっていることで、VPDは予防接種で防げる病気という意味だが、私はVPDは、ワクチンで予防しなければならない病気、ワクチンでなくさなければならない病気と思っている」という言葉が印象に残りました。来院されたすべての子供の母子手帳をチェックして、受けていない予防接種があれば勧めているということで、その熱意をみならわなければと思いました。土曜休診でご迷惑をおかけしましたが、この二日間で学んだことを少しずつでも、今後の診療に生かしていくつもりです。
*学会会場では、鹿児島の生協病院の森田先生とも遭遇。話す時間がなかったのが残念!