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予防接種週間

 いよいよ明日から3月。3月1日〜7日は、予防接種週間です。特に3月いっぱいでMRの1期〜4期の接種期限が切れる方で接種漏れがないか注意を喚起する意味もあります。もう一度接種漏れがないか母子手帳の予防接種欄を見直して、接種していないものがあれば体調のいい時に出来るだけ早く接種しておいて下さい。日本で任意接種だから重要度が低いとは限りません。特に将来留学を考えている方は、水痘、おたふくかぜ、B型肝炎ワクチンも必須になっています。留学間近であわてて接種する方が、毎年みられます。日本で間に合わない時は渡航先で自費で接種を義務づけられているくらいに海外では予防接種は重要視されています。ワクチンで防げる病気は防ぐという意味でも、将来への先行投資としても任意接種になっている予防接種も受けておきませんか(^_^)。3月2日(土)午後2時から3時までNHKのEテレでTVシンポジウム「子どもを感染症から守る!〜予防接種の最新情報〜」が放映されます。予防接種を考える上で参考になるのではないでしょうか。

花粉の大量飛散

 昨年より2週以上早くスギ花粉の大量飛散がが始まったようです。スギ以外にもヒノキの花粉が混じりだしたようです。花粉症で来院される方が増えてきました。この大量飛散の時期に一致して、なんと私も目のかゆみと鼻閉が始まって、「ついに私も花粉症!?」と思いましたが、ちょっと違うようです。というのも、診察室で症状が悪化。診察室から離れるにしたがって症状改善。外に出ても何ともないのです。「診察アレルギーじゃないの」なんて皮肉られていますが、おそらく何かの薬にアレルギーが出たようです。私自身は、抗生剤の一部と解熱鎮痛剤に強いアレルギーがあります。抗生剤は分包されている製品でも、それが持ち込まれたら症状が出るほどで、当院に置くのは断念したほどです。抜歯した時も鎮痛剤が使えず、ただひたすら痛みに耐えるしかありません。もちろん、高熱が出ても解熱剤は使えません。それでもなんとかなるものですね。ちょっとタイトルから外れましたが、目のかゆみはきついですね。花粉症の方のつらい気持ちが、少しですが実感できました。

予防接種法施行令の一部改正

4月1日から、以下のように変更になります。
・BCGについて
1)BCGの定期の予防接種の対象者が「生後6月に至るまでの間にある者」 から「生後1歳に至るまでの間にある者」に拡大されます。
2)BCGの定期の予防接種は、生後5月に達した時から生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として行うと変更に。 『ただし、地域における結核の発生状況等固有の事情を勘案する必要がある 場合は、この限りではない。』と但し書きがついています。
・日本脳炎の積極的勧奨等について
改正の概要としては、特例の対象年齢の拡大です。すなわち、日本脳炎の定 期の予防接種について平成17年5月30日から平成22年3月31日にかけての 積極的勧奨の差し控えにより接種を受ける機会を逸した者について、定期の予防接種 の対象とする規定に、平成7年4月2日~5月31日までの間に生まれた者を追加するというものです。法律の文面は堅苦しいですね。以下のような通達になっています。
「平成 17 年5月 30 日から平成 22 年3月 31 日にかけての積極的勧奨の差し 控えにより日本脳炎の定期の予防接種を受ける機会を逸した平成7年6月 1日から平成 19 年4月1日までの間に生まれた者については、4歳以上 20 歳未満の者を定期の予防接種の対象者とする規定を設けている。今般の改正 により、当該規定の対象に、平成7年4月2日~5月 31 日までの間に生ま れた者を追加する。」
 *予防接種はここ数年、めまぐるしく変化しています。法律上も変化していますし、地域によって予防接種に対する補助の内容も変化しています。アンテナを高くして、不利益を被らないようにしてくださいね。

忘れ物

 冬は寒さのせいか洋服の忘れ物が増える時期ですが、当院では傘の忘れ物が増えて傘立てが一杯になって、先日大部分を処分致しました。私自身も傘を忘れることが多いのですが、子どもさんがいるとそちらに気を取られて天気が回復しているとつい忘れてしまうのもわかります。ただ、傘は外での放置時間が長いとダメージが大きく、ほとんどが使い物にならなくなるようです。一定期間保管した後は申し訳ありませんが、処分させて頂きます。御了承ください。傘を忘れたと思った時は、病院玄関の傘立てをのぞいてみて下さいね。また、靴の忘れ物もあります。靴箱の一番上に置いていますが、置ききれなくなった時や、一定期間たった場合にはこちらも処分しております。

携帯型空間除菌剤による傷害注意速報

 ごく最近、見慣れない皮疹の5歳の子どもが来院。やけどのようだけど、普通のやけどとちょっと違った感じで境界がはっきりしていて中が黒ずんでいました。本人や家族はカーペットの上に1時間ほど寝ていたということで、低温やけどを心配しての来院でしたが、どうも様子が違うので、皮膚科に紹介したところ、首からぶら下げるタイプの空間除菌剤による化学熱傷だったとのこと。同様の事例が複数発生しているため、皮膚科学会が皮膚科学会会員にメールで注意を促し、厚労省、ならびに国民生活センターへ情報提供を呼びかけたとのメール内容が添えられていました。その紹介した子どもの返事が来た頃と時を同じくして、次のような内容がインターネット上に。「消費者庁は2013年2月18日、次亜塩素酸ナトリウムを含むと表示されている、首からぶら下げるタイプの携帯型空間除菌剤の使用を直ちに中止するよう呼びかけた。 ERA Japan(愛知・小牧市)が輸入、ダイトクコーポレーション(石川・金沢市)が販売している「ウイルスプロテクター」という製品を首から下げて幼児を抱っこしていたところ、幼児の胸部が化学物質による皮膚炎を起こしたことが報告されたため。ほかにもやけどを負ったという複数の通報があったという。」最近している人が多いようです。近くに携帯型空間除菌剤をされている方がいたら教えてあげてくださいね。院内にも早速掲示を出しました。

署名活動へのお礼

 希望するすべてのひとが7ワクチン(子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎ワクチン)を定期接種で受けられる制度の実現にむけた署名活動にご協力ありがとうございました。個人的にはこれにロタワクチンを含めてほしかったと思っているのですが。今日で一旦署名活動を終え、集まった分を提出しました。さて、17日(日)は、夕方宮崎県小児科医会役員会が行われました。今年で終了するMR(麻しん・風しん)ワクチンの3,4期分の接種率が今一つのようで、残りひと月ちょっとでどれだけ接種率を上げることが出来るかです。対象年齢の方が近くにいらっしゃる場合は、一声かけていただくとありがたいです。また、来年度の宮崎市の予防接種に関しての報告がありました。宮崎市の場合、来年度から早く確実に免疫をつけることの出来る同時接種を推進するスタンスを明確にし、同時接種をする場合は医療機関への委託料を少しアップし、単独接種の場合は委託料を下げ、その浮いた分を水痘、おたふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスのワクチン代への補助に当てることを決定したようです。議会で承認が得られれえば、全国初の制度(MRのように水痘、おたふくかぜも2回接種を認める)がスタートすることになります。他市町村にも広がることを期待したいと思います。

肥満

インフルエンザのAは峠を越したようだとブログで書きましたが、今日インフルエンザのBが出ました。Aのように流行するかどうかは不明ですが、まだ油断大敵ですね。さて、昨日宮崎県内の5~17歳の子供の発育や健康状態を全国平均と比べたところ、肥満の割合が高い傾向にあることが判明したとの報道がありました。自分の体重も増加傾向にあり、人ごととは思えませんが、その調査結果を以下に紹介します。
 *今年度の学校保健調査によると、『県内の全ての幼稚園から高校の計578施設のうち、151施設を抽出して実施。そのうち約1万2000人の子供を対象に発育状態を調べたところ、体重は男子が5歳と6歳、8歳、13歳、17歳を除いて全国平均を上回り、女子は5歳と7歳、9歳以外で全国平均以上で、肥満の目安とされる肥満度が20%以上の割合(出現率)は、男女とも17歳が最も高く、男子は15・07%(全国平均10・91%)、女子は12・84%(同8・18%)だった。』ファーストフードやジャンクフードの摂取など、食生活に留意するだけでなく、適度なスポーツ等で身体を動かし、ゲームやテレビ視聴時間を減らしたり、生活全般を見直す必要がありそうです。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

 宮崎でもSFTSの死亡例があったとの報道でびっくりされていることと思います。マダニにが生息する草むらや藪に入る時は注意するようにとのことです。さて、ダニが媒介する病気で、宮崎でもみられるのはツツガムシ病。特徴的なダニの差し口があり、高熱が出て、その後発疹が出現します。リケッチアとう菌が原因なのでこちらは抗生剤が効きます。私自身も診断したことがあります。もう一つダニが媒介する病気で欧米で多いのがライム病。こちらも細菌(スピロヘータ)による感染症で、遊走性紅斑が特徴的とされています。日本では少ないとされていますが、このライム病に昨年ドイツ在住の先輩がかかりました。この先輩のケースは媒介したのはダニではなく、アブでした。病気に対する知識があり、アブに刺されてそのアブを叩いてつぶしたことを覚えていたのです。先輩自身が文献で調べたところ、まれですがアブが媒介することもある事が判明。診断に繋がりました。宮崎のケースはダニの刺し口がなかったとのこと。先輩のケースから、ダニ以外の昆虫が媒介する可能性も否定できないのではと思った次第です。

峠越す?

 全国的にもインフルエンザの患者数が減少に転じたようですが、当院でも先週からピークを超したように感じています。現在流行中のインフルエンザはA香港型ですが、今後、B型やAソ連型が流行するかどうかです。それに反して、明らかに増えてきたのは花粉症。観測でもスギ花粉の数が増え、イネ科の花粉も混じてきています。風の強い日は花粉だけでなく、PM2.5(旧正月の中国の大気汚染状況すごかったですね)にも気をつけないといけない時代になりました。また、嘔吐下痢症はノロウイルスからロタウイルスに変わってきています。症状がノロの時よりきつくなってきています。吐物の処理やおむつを替えた後の手洗いをしっかりしてくださいね。
 *今日13日の夜は第473回の『やぶ会』。高鍋の休日在宅医に参加しているDrの集まりで一月を除いて、年に約11回開催されます。単純に11でわっても40年以上も続いている会になります。毎月二人のDrが幹事になって会場等のセッティング。今月は私の担当でした。

これからの1ヶ月健診

 連休の一日を使って「第2回日本小児科医会乳幼児学校保健研修会」に参加してきました。朝から夕方まで、お昼はランチョンセミナーといってお弁当を食べながら講演を聴くという一日中椅子に座っての研修会でした。全国から170名弱が参加した研修会、大きなテーマは『これからの1ヶ月健診を考える』でした。母親からのアンケートで、育児に一番不安だった時期は、出産後から生後1ヶ月までが多かったことが背景にあります。この分野で先駆的な取り組みをしている山口県では、公費助成による1ヶ月健診が、すべての市町で小児科医により行われています。山口県の方が県外で1ヶ月健診を受けてもその費用を負担するという徹底ぶりです。1ヶ月健診では小児科スペシャリストとして、異常、疾病の早期発見はもとより子育て不安の解消、愛着形成支援、EPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)を用いた産後うつの早期発見、母親のメンタルヘルス支援、生後2ヶ月からのワクチン接種勧奨、スケジュール指導などを行い、成果を上げていることが紹介されました。そのほか大分での小児科、産科、行政が協力して築き上げたペリネイタルビジット(周産期小児保健指導)11年間の経験や産婦人科医からみた1ヶ月健診、医師であり、教育学部教授でもある方からの発表など盛りだくさんで、これから宮崎での1ヶ月健診を考える上で、大変参考になる研修会でした。健診や予防接種などが地域格差、経済格差で不公平が生じないよう、国主導でしっかりやってもらうためにも『小児保健法』が制定されるといいなと思いました。

読了本

今日から3連休の方もいらっしゃるのでしょうね。さて、久しぶりに読了本の紹介です。不思議なもので、忙しい時ほど本が読みたくなります。「きよしこ」重松 清(新潮文庫);自伝的要素があるのかな。どもりの少年が主人公。解説をあさのあつこさんが書いてます。「55歳からのハローライフ」村上 龍(幻冬舎);「湿地」アーナルデュル・インドリダソン(東京創元社);この著者(アイスランド出身)のミステリー初めて読みました。CWAゴールドダガー賞受賞作家。ミステリーという手法を用いて訴えたいテーマがあったとのこと。「The500」マシュー・クワーク(早川書房);こんななまぐさい世界が日本にもあるのではないかなと思いました。ミステリーです。「きみはいい子」中脇 初枝(ポプラ社);題と本屋大賞ノミネート作という帯に釣られて手にしました。それぞれに問題を抱える家庭の中での親とその子ども。いつでも子ども達はというか大人も自分の存在を肯定してほしいんですよね。おいべっさんと不思議な母子」喜多川 泰(サンマーク出版);不思議な題でしたが、あっという間に小説の世界に入り込んでいる自分がいました。『失敗したなぁと思ったら、逃げずに学んで、学んだ後の人生を生きる・・・』成功の反対は失敗ではなく、何もしないことという言葉を思い出しました。読後感がすっきり!

ロタウイルス感染症

 先週末から、ロタウイルスによる嘔吐、下痢症がみられるようになりました。ひところはノロウイルス感染症の集団感染が話題になっていましたが、重症度からいうとロタウイルスに軍配が上がります。ロタウイルスは、重度の脱水を供う急性胃腸炎の主な原因で、重症脱水症状は75人に1人ともいわれるほど頻度が高く、子ども達が入院する主原因になっています。ある病院では子ども達の年間入院数の10%をロタウイルス感染症が占めているとも報告されています。5歳までにほぼ全員が少なくとも一度は感染するといわれており、感染力が強く、衛生環境を整えても完全に予防することは困難です。それ故、ロタウイルスワクチンが開発され、生後6週という早期から予防が勧められています。残念ながら現時点では任意接種扱いで、接種費用が高いのと接種可能な年齢がごく限られた期間であることがネックです。ただ、このワクチンが普及すれば、子ども達にとってはもちろん、看護する保護者の方の負担も軽減され、費用対効果という面からみても十分意味のあるワクチンです。

春一番

 昨日は立春。高鍋では24度に迫る暖かさ。春一番も吹きました。春一番というとキャンデーズの もうすぐ春ですね~ というメロディが浮かんできます。カラオケでも歌っていましたが、長いことカラオケにも行ってないというか、大きな声で歌っていません。思いっきり歌うのも時にはいいと思うのですが・・・(聞く方は地獄!)?。このかぜに乗ってきてほしくないのは今話題のPM2.5。九州では福岡に影響が出ているとされていますが、宮崎でも1月に3~4日基準値を超えているのが観測されているようです。黄砂も観測され出す時期、風の強い日は要注意かな。このPM2.5は普通のマスクでは防げず、中国では高機能マスクN95は品切れ状態とか。このN95マスク、新型インフルエンザの折に当院でも導入しましたが、普通のマスクに比べると長時間着用はきついと思いました。このマスクをして生活しないといけないなんて、中国の人たちも大変。日本でもスモッグが問題になる時期がありました。経済優先で環境問題が後回しになった付けは大きいというのは歴史の教訓のように思えるのですが。

休日在宅医

 あっという間に2月で今日は節分。子どもが巣立つと、季節の行事がどんどん縁遠くなっていきます。また、今日は今年初の休日在宅医でもありました。インフルエンザ警報が出てからの休日在宅医で、ある程度はインフルエンザを心配しての来院が多いかなと思っていましたが、覚悟していたほどではなく6時前には診療を終えることが出来ました。それでも今日だけでインフルエンザと診断したケースが32名、明日検査をしたら陽性になるかもしれないという子どもも結構いました。もう少し流行が続きそうです。また、インフルエンザを心配されて来院された乳幼児でRS陽性のお子さんもいらっしゃいました。今の時期、高熱が出るとインフルエンザの検査を希望される方が多いのですが、熱とゼロゼロした咳がひどい時はRSもありえます。

インフルエンザ警報発令

 インフルエンザが急増し、警報レベルを突破しました。保健所別に見ると高鍋は、小林に次いで2番目に多い発生が報告されています。今回のインフルエンザは、高熱が出た後一旦熱が下がるパターンも多く見られます。この時期に登園、登校して感染拡大をしている側面もあるように思えます。注意して下さい。全体的に見ると軽い人が多いようですが、老人や乳幼児では亡くなっているケースも報告されています。油断大敵。無用な外出を控え、咳エチケットの励行、十分な睡眠、休養、栄養で乗り切りましょう。熱発の中には、溶連菌感染症、小さい子どもでは突発性発疹も紛れ込んでいます。熱以外の症状にも気を配って下さいね。