出産報告
27日(日)に産休中の鈴木看護師に男児が誕生しました。便利な世の中でface bookで赤ちゃんの顔がみれました。今の若い人はこのようなツールを使いこなしているのですね。私の長男夫婦もまめにface bookに投稿しているようで、今どうしているのか写真付きで知ることが出来ます。私はというと、このようなツールを使いこなしているとは言えず、ただひたすらサイトから誰々さんが投稿していますよというメールがきた時に見るぐらい。スマートフォンを持っていますが、宝の持ち腐れ状態かな。ガラパゴス携帯でもいいんじゃないのという皮肉を言われながら、スマートフォンを使っています。ただ、インターネットを使う時は個人情報の漏洩がないか、ちょっと心配にはなりますが。
定期予防接種の拡大
先日、うれしいことに子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンが今年4月から定期接種に加わることが正式決定する見込みと報道されました。報道によると、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌の接種期間は現行の生後2か月から5歳未満ですが、子宮頸がんワクチンは、小学6年から高校1年の女子が標準的な接種期間として想定されるとなって、現行の中学1年から高校1年より枠が広がる可能性が出ています。正式決定の際には改めてご報告したいと思います。
ただ、署名活動でお願いしている水痘、おたふくかぜ、B型肝炎ワクチン、成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種化には言及されていません。これら4ワクチンも子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンに負けず劣らず大切な予防接種です。引き続き、署名活動によって訴えていきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
ただ、署名活動でお願いしている水痘、おたふくかぜ、B型肝炎ワクチン、成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種化には言及されていません。これら4ワクチンも子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンに負けず劣らず大切な予防接種です。引き続き、署名活動によって訴えていきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
インフルエンザ検査のタイミング
インフルエンザの急増を受けて、インフルエンザを心配されての来院が増えています。なかでも「熱がでました。インフルエンザが流行しているので検査を希望」と、熱が出てすぐ来院するというケースが目立ちます。感度の良くなった検査キットですが、熱が出てすぐ陽性に出るケースは少ないです。インフルエンザ検査のタイミングとしては、朝起きて熱発に気づいたら午後、昼食前後に熱が出たら早くても夕方、夕方や夜に熱が出たら翌朝ぐらいだと思って下さい。子ども達は特にいやがる検査で、検査する方もできれば1回で白黒つけたい思いがあります。また、検査は必須ではありません(検査キットが普及する前は臨床的に診断していた病気です)。兄弟、家族にインフルエンザ罹患中の方がいて、数日内に他の家族に熱が出た場合には、検査は不要で、早めの受診、治療が奏功します。
*最近目立つのは、学童で37.1,2度で学校の先生から検査するよう言われたと来院するケース。微熱でも検査して陽性に出た人がいるからというのが理由だそうです。この理屈からするとインフルエンザ流行時は、ほとんどの人を検査しないといけなくなります。全くナンセンスです。予防接種は状態が良ければ、37.4度でも受けることが出来ます。すなわち病気じゃなくでもこの程度の熱は出ることがあるということです。医療費の無駄遣いでもありますし、みすみす感染をひろげるチャンスを増やしているようなものです。人から言われたから受診するのではなく、自分で必要性を判断して受診して下さいね。
*最近目立つのは、学童で37.1,2度で学校の先生から検査するよう言われたと来院するケース。微熱でも検査して陽性に出た人がいるからというのが理由だそうです。この理屈からするとインフルエンザ流行時は、ほとんどの人を検査しないといけなくなります。全くナンセンスです。予防接種は状態が良ければ、37.4度でも受けることが出来ます。すなわち病気じゃなくでもこの程度の熱は出ることがあるということです。医療費の無駄遣いでもありますし、みすみす感染をひろげるチャンスを増やしているようなものです。人から言われたから受診するのではなく、自分で必要性を判断して受診して下さいね。
地域周産期保健医療体制づくり連絡会
23日夜7時から宮崎県保健センターで行われました。県内の周産期に携わる行政、保健所、医療関係者、消防関係者等が年1回集まります。今年は「未熟児と感染」と題して宮大医学部総合周産期母子医療センターの児玉由紀准教授の講義から始まりました。未熟児の感染症の原因のうち、細菌ではB群溶連菌、ブドウ球菌、大腸菌、そしてインフルエンザ桿菌(この細菌による感染を防ぐワクチンがヒブワクチンです)、ウイルスではサイトメガロウイルスが重要であることを実際のケースを紹介しながら話されました。その後、平成23年度の宮崎県の周産期等の状況が発表されました。その中では人工死産率が全国ワースト1であること、0歳児の虐待(望まれない出産、経済的な問題等)が最も多いことが印象に残りました。いろんな援助があることを若い人たちが知らないとの意見も出ました。今後の課題です。県産婦人科医会では、このような状況を鑑み、妊娠等の悩み相談窓口に関する研修会を2月2日、県医師会館で行うとのことです。少しでも周産期を取り巻く環境が良くなることを願います。
インフルエンザ急増
当院でも先週からインフルエンザの患者数が急増しています。昨日の月曜日一日だけで先週のインフルエンザ総数の半分を上回るインフルエンザの患者数です。全国的にみても患者数が例年時の2倍近くに上っているとのこと。本格的な流行に入ったとみていいようです。咳エチケット(マスクの着用や手洗い等)で感染拡大を防ぎましょう。九州では、佐賀、福岡で警報レベルの地域があります。ウイルスの型はA香港型が8割強で、今年は、お父さんやお母さんから子どもへ感染というパターンも多いように感じます。学級閉鎖、学年閉鎖も出ているようです。学校が休みだからといって、人混みの中へ出ていくような事はしないで下さいね。
びっくり
鵬翔イレブンの優勝すごいですね。おめでとうございます。放映時間は診療中だったので、結果を今日の新聞で知りました。というのもドイツから大学時代の先輩が遊びに来ていたので、テレビを見ていませんでした。その先輩は海外も含め、フルマラソンを何回も走っている人で、舞鶴公園に案内すると家からここまで何キロあるの?そんなこと考えたこともないので何故かなと思うと、走るペースがわかっているから距離がわかると走る所要時間がわかるからとのこと。こちらもすごいですね。西都の資料館とその周辺もいたく気に入ったようで、また走りに来たいと。こんなにいいところなのに、人が少ないねと逆に驚いていました。地元の人間にとっては当たり前すぎて、その良さが見えてないこともあるのかなと思いました。高校生は昨日、今日とセンター入試。一山過ぎてほっと一息といったところでしょうか。吉報が届くといいですね。
署名活動
先日来、受付で日本医師会主催の予防接種法改正による7ワクチン(子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎)の定期接種化を実現するための署名活動を行っています。現在子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンは臨時で行われていますが、全国的にみると、これらワクチンでも自己負担ありの自治体があります。おたふくかぜ、水痘も季節性が亡くなり、毎年かなりの方が罹患し、合併症の難聴に苦しんだり、重症化して入院したり、亡くなったりしています。B型肝炎ワクチンは、子宮頸がん予防ワクチン同様癌化の防げるワクチンです。任意接種の予防接種を定期化する時、財源がいつも問題になりますが、子ども達を守る必要経費と考える視点が大事だと思います。署名活動への御協力をよろしくお願い致します。
今年初の急病センター当直
15日午後11時~16日午前7時まで、今年初の急病センター当直でした。準夜(午後7時~11時)帯では、やはりインフルエンザが増えた印象ということでした。県内でも学級閉鎖が出ているようですね。深夜帯では、インフルエンザ、熱性けいれん、喘息、腹痛、嘔吐、嘔吐&下痢、急性中耳炎とバラエティーに富んだ外来でした。午前3時からは熱発のみで、インフルエンザを心配して早めに受診しましたという方が相次ぎましたが、熱発初期は検査しても陽性になることはほとんどありません。熱以外の症状が乏しい場合は家でゆっくり休養していた方が却って子どものためです。家族にインフルエンザの人がいる場合は、熱発すれば感染したと考えて早めの受診も意味があるかもしれませんが・・・。終了間際に見えた方は、前日の昼から下痢。起きたら熱があったからと来院。あとちょっとでかかりつけの先生に診てもらえるのにとつい思ってしまいました。未だに、熱が出たら即受診という方が多い印象です。今回はちょっと横になったら呼ばれるの繰り返しで、持参した本は全然読めず。冬本番を実感した当直でした。
スギ花粉
1月10日(木)、スギ花粉観察の一報が、安達先生から入りました。連休の13日は、スギ1個、キク科6個、イネ科4個、14日は、スギ2個、バラ科1個、イネ科2個と多種の花粉が観察されています。インフルエンザも増加傾向がでてきていますが、花粉症の季節も到来したようです。今年は、昨年より花粉の飛散が早く、飛散量も多い予報が出ています。花粉症の方には悩ましい季節の始まりです。インフルエンザでもマスクが推奨されていますが、花粉症対策ではマスクだけでなくメガネの準備も必要でしょうか。
迅速検査の進歩
この連休、天気が今ひとつでしたね。さて、インフルエンザが多くなってきていますが、インフルエンザの時に活躍するのが迅速検査。開業当初にべると、ここ10年での迅速検査の進歩には目覚ましいものがあります。いろんな病気が開業医レベルで5~15分で検査できるようになりました。ただ、すぐに陽性ラインが出るときはいいのですが、ラインの判定に悩むことも実際ありました。そこで、当院では昨年から機器を使っての判定を取り入れています。目視では陰性と思われる検体でも、感度のいい機器で陽性か陰性か再チェックしています。今までは目視判定だけだったので、それから機器に入れるのはちょっと時間はかかりますが、精度を高めることが出来るので心理的なストレスは減らせます。今までより早期に精確に診断できることを期待しています。
感染症危機管理・予防接種実務担当者研修会(その2)
前回の続きです。
3)百日咳
・2006年以降、20歳以上の患者届出が最多を継続。
・2012年第30週時点:年齢群人口別届出では、1歳未満が最多。
・現在の三種混合ワクチンの免疫持続期間は4〜12年。中学生は免疫がないことに!?(講演では触れられませんでしたが、現在11・12歳で行われている2種混合を三種混合に変更しようという検討がなされているようです)
・乳児期の三種混合接種が、乳児の百日咳による入院抑止に劇的な効果を見せている。
4)ポリオ
・日本以外で使われている一般的な不活化ポリオワクチンは、Salk株由来、日本で現在の4種混合に含まれている不活化ポリオワクチンは、Sabin株由来(今まで日本で使われていた経口ポリオの生ワクチンを不活化したもの)だが、どの組み合わせでも予防効果は期待できる。
・ただ、不活化ワクチンなので、不活化ポリオワクチンを4回接種した後、海外で行われている年長児への追加接種の必要性が出てくるのでは。
今回の研修会での結論は、ワクチン摂取率を上げて、予防接種で防げる病気は防ごうということでしょうか。
3)百日咳
・2006年以降、20歳以上の患者届出が最多を継続。
・2012年第30週時点:年齢群人口別届出では、1歳未満が最多。
・現在の三種混合ワクチンの免疫持続期間は4〜12年。中学生は免疫がないことに!?(講演では触れられませんでしたが、現在11・12歳で行われている2種混合を三種混合に変更しようという検討がなされているようです)
・乳児期の三種混合接種が、乳児の百日咳による入院抑止に劇的な効果を見せている。
4)ポリオ
・日本以外で使われている一般的な不活化ポリオワクチンは、Salk株由来、日本で現在の4種混合に含まれている不活化ポリオワクチンは、Sabin株由来(今まで日本で使われていた経口ポリオの生ワクチンを不活化したもの)だが、どの組み合わせでも予防効果は期待できる。
・ただ、不活化ワクチンなので、不活化ポリオワクチンを4回接種した後、海外で行われている年長児への追加接種の必要性が出てくるのでは。
今回の研修会での結論は、ワクチン摂取率を上げて、予防接種で防げる病気は防ごうということでしょうか。
感染症危機管理・予防接種実務担当者研修会(その1)
9日夜7時〜9時まで行われました。昨年の集団発生を受け、講師の話も「麻しん(はしか)」からでした。以下、自分なりにまとめてみました。
1)麻しん
・非常に強い感染力(空気感染;麻しん以外に空気感染するおもなものは、水痘、結核)
・特効薬はない:ワクチンが非常に有効。
・麻疹にかかると先進国でも3割が入院、1/1,000人が死亡。(沖縄では1998〜2001年に9人の子どもが麻しんで死亡、うち4人は0歳児。0歳児は現時点では麻しんの定期接種の対象外。1歳以上の周囲が予防接種を受けて麻しんの発生を防ぐことが大事。
・SSPE(亜急性硬化性全脳炎):小児期に麻しん感染した子どもが2〜10年の長い潜伏期間を経て進行性に発症。高度の認知症、昏睡状態となり死に至る病気(私自身も国立精神・神経センター時代に、SSPEの子どもの主治医になったことがあります。全国模試でトップレベルに入るような優秀な中学生でしたが、残念なことに亡くなりました。)
・MRの1期、2期の接種率を95%以上にあげて、平成27年度までに麻しんを排除したい。
2)風しん
・昨年は風しんが大流行(2008年以降最多):成人での流行がみられ、男性が約1,600名と女性の3倍。しかし、女性の報告例のうち約70%が「出産年齢群」。
・先天性風しん症候群(胎児に先天性心疾患、難聴、白内障などが生じる)の発生:海外(昨年ベトナム全土で流行)で風しんに罹患したケースも。
・MRワクチンで予防を。
1)麻しん
・非常に強い感染力(空気感染;麻しん以外に空気感染するおもなものは、水痘、結核)
・特効薬はない:ワクチンが非常に有効。
・麻疹にかかると先進国でも3割が入院、1/1,000人が死亡。(沖縄では1998〜2001年に9人の子どもが麻しんで死亡、うち4人は0歳児。0歳児は現時点では麻しんの定期接種の対象外。1歳以上の周囲が予防接種を受けて麻しんの発生を防ぐことが大事。
・SSPE(亜急性硬化性全脳炎):小児期に麻しん感染した子どもが2〜10年の長い潜伏期間を経て進行性に発症。高度の認知症、昏睡状態となり死に至る病気(私自身も国立精神・神経センター時代に、SSPEの子どもの主治医になったことがあります。全国模試でトップレベルに入るような優秀な中学生でしたが、残念なことに亡くなりました。)
・MRの1期、2期の接種率を95%以上にあげて、平成27年度までに麻しんを排除したい。
2)風しん
・昨年は風しんが大流行(2008年以降最多):成人での流行がみられ、男性が約1,600名と女性の3倍。しかし、女性の報告例のうち約70%が「出産年齢群」。
・先天性風しん症候群(胎児に先天性心疾患、難聴、白内障などが生じる)の発生:海外(昨年ベトナム全土で流行)で風しんに罹患したケースも。
・MRワクチンで予防を。
再確認
今日、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)にかかった子どもの保護者から質問されました。『今日は左耳下腺が腫れているけど、明日右耳下腺が腫れたらいつ学校にいけます?』流行性耳下腺炎の出席停止期間は「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで」となっていますので、お母さんのような質問が出るのももっともですね。答えは、最初の腫れが出た時を起点に数えます。今日火曜日に腫れたので、今日が0日。明日水曜日が一日目ですので、日曜日(5日目)まで登校禁止。6日目の月曜からの登校になります。
*インフルエンザが出始めたので、こちらも復習。インフルエンザの出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」となっています。今日、火曜日にインフルエンザと診断されたら、早くても月曜からですが、学校の場合は解熱後二日を経過するまでということなので、少なくとも金曜までに解熱していないといけません。幼稚園、保育園の場合は木曜までに解熱していれば月曜から登園可能ということになります。いずれも発症した日が0日ということに注意する必要があります。
*インフルエンザが出始めたので、こちらも復習。インフルエンザの出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」となっています。今日、火曜日にインフルエンザと診断されたら、早くても月曜からですが、学校の場合は解熱後二日を経過するまでということなので、少なくとも金曜までに解熱していないといけません。幼稚園、保育園の場合は木曜までに解熱していれば月曜から登園可能ということになります。いずれも発症した日が0日ということに注意する必要があります。
初打ち、初救急電話
今日は午前中、孫を公園で遊ばせて、お昼一緒にラーメンを食べて孫達とお別れ。久しぶりにいつもの静かな生活に戻りました。午後は高鍋テニスクラブの初打ち。風も強くなく、昨日ほど寒くもなく絶好のテニス日和。私はさい先よく白星発進。6勝1敗の好成績を残せて楽しく運動できた一日でした。夕方は熱性けいれんのお子さんを一人診察した後、夜は今年初の救急電話相談担当でした。たった今無事終了。学校も今週から始まりますね。この冬も元気で乗り切りましょうね。
仕事始め
今日はほとんどの所で仕事始めですね。当院では元旦に救急車搬入が一例あり初仕事。今日の仕事始めは、今までの中では落ち着いている方でしたが、ついに地元の子どもでインフルエンザが出ました。いよいよインフルエンザのシーズン突入でしょうか。他には寒さが厳しくなったせいか、喘鳴を伴う咳での受診も多かったです。我が家は次男が昨日福岡へ帰っていきました。帰省ラッシュと高速道路での事故が重なり、かなりの渋滞だったようです。今年は、休みが長く取れる曜日のようで、長男と孫はもう少し宮崎滞在を楽しむようです。今日は綾の遊歩道2kmを歩いてきたようで、ドングリや変わった石を拾ってきて、『おみやげ』とうれしそうでした。
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