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夜間のインフルエンザ予防接種終了

11月28日夜で、今期の『夜間インフルエンザ予防接種』は終了となりました。後は平日の時間内ので接種になります。今期は日曜在宅医の昼休み時間に予防接種の時間を設定しました。来季に備え、皆様のご意見、ご要望等お寄せください。28日夜間のインフルエンザ終了後は、救急電話相談、そして29日は急病センター当直でした。かなり冷え込んだので喘息等での来院が多いかなと予想しましたが、いつもより少なく、嘔吐での来院が多かったです。感染性胃腸炎がかなり増えてきているようです。ただ、午前2時半ごろに以下のようなケースの来院も。「咳、鼻水が1週間つづいている。」「今飲んでいる薬は何ですか?」「一週間前に一日分薬が出ただけ。」「えっ」カルテを見たら一週間前に急病センターを受診。その後病院受診なし。この寒い中、今熱もなく、ゼロゼロしているわけでもなく来院時は父親の腕の中で眠っている1歳の子ども。思わず、「何故この時間の受診なのですか?」「悪くなる前に早く治したい!」???ウッソーといいたくなるような話ですが、ホントにあった話です。

高鍋町保健医療懇話会

26日月曜日午後7時から健康作りセンターでで行われました。がん検診の受診率がかなり低いようで、胃がん検診で6.8%、大腸がん検診9.6%、子宮頸がん検診21.2%、乳がん検診20.0%という状況です。特定健診も昨年度は35.9%でした。予防接種では、今年までの特例処置であるMR(麻しん・風しん)3期の昨年度の摂取率が91.3%、4期が86.8%で目標の95%に届かず。臨時接種のHIbワクチンで33.0%、小児肺炎球菌34.8%、子宮頸がんが39.5%。自治体によっては自己負担がある臨時の予防接種。せっかく自己負担なしで受けることのできるのに、もったいないというのが正直な感想。また、3歳児健診時に母親の歯科検診もできるのですが、その利用も少ないようです。子どもがいると特に歯の検診に行く機会はなかなかないと思います。利便性を考えせっかく作っていただいている機会です。利用した方がお得な気がするのですが。温水プールは年間の利用者数が28,656人、1日平均100名弱の利用で、一番多い利用年代は60歳代、次いで70代、その後50代で、50代以上で7割弱。腰痛、膝痛にいいと評判のようです。4位が水泳教室の開催もあり10歳代と続いています。高鍋町健康作り計画の合い言葉は『おたのしみに♪』 おいしくたべる、たのしくうごく、のんびりやすむ、しっかりまもる、みんなでつどう、にっこりわらう。なかなかいい語呂合わせですね。
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九州小児科学会

 24日の役員会では、乳幼児・学校保健委員会、教育委員会、「子どもの心」対策部研修委員会、小児救急医療委員会など、15もある委員会の報告や、来年度以降の予定等の話がありました。その中で、日本小児科医会が成立を目指している「小児保健法」の話が出ました。例えば今予防接種は地方単位の制度ですが、これを国の責任で行うようにして、地域格差をなくそうというようなことも盛り込まれています。成立に向けての運動をどのようにしていくか、これからの課題です。
 さて、日曜日は二つの特別講演がありました。一つは杉村徹先生の「外来小児科でのリサーチは面白い」。リサーチを始めたきっかけは、肺炎で入院する子どもは解熱剤の使用が多いように感じるがホントにそうなのか知りたいということだったそうです。実際リサーチしてみて確かに解熱剤の使用が多いほど肺炎による入院が多かったと実証できたときの感動が次のリサーチへのモチベーションを高めていったとのことでした。大学だけでなく、一般開業医でも臨床に根ざした研究ができるのですね。.
 もう一つは広大心理学講座の尾形明子講師の「子どもに対する認知行動療法」。認知行動療法とは、心理的問題を生活面で生じている行動、気分、物事の捉え方(認知)、身体症状という観点で具体化しこれらの悪循環を明らかにしてそれを断ち切り、問題解決を目指す療法ということです。うつや不登校、自閉症、摂食障害やトラウマなど様々な子どもたちの問題へ臨床応用され、有効性が実証されているということです。演者は広島に赴任される前は、宮崎大学医学部で勤務され、そのときの実績を目にしていた布井教授が今回の講演を依頼したとのことでした。
 2題とも刺激になる講演でした。

模様替え

勤労感謝の日に、診察室の模様替えをしました。ベッドの下方にあった本棚を処分し、そこに補助イスを配置しました。診察室に入って左側にあった補助イスが右側に移ったことになります。今まで看護師と保護者の方がぶつかることがありましたが、それが少なくなるのではと期待しています。また子どもたちがイスに立ってカルテをとったり、診察机のものに手を伸ばしてイスから落ちかけたりするのが防げるかなと思っています。
 ただ、今までの配置に子どもの方がなれていて、右側においているイスを今まで通り直そうとしてくれる子どもがいました(^_^;)。
 また、玄関で小さい子どもが靴を履きにくいということでお風呂場に使う小さめなイスを置いていましたが、もっと大きいイスをという要望があり置いてみました。
 *今日は、午後の診察が休診になることもあって、朝7時前から予約が一杯になって直接来院される方がいつも以上に多く混雑し、いつもより待ち時間が多くなったことお詫び申し上げます。

臨時休診のお知らせ

 11月24日(土)、25日(日)の二日間にわたって宮崎市で九州医師総会および医学会があります。九州医師総会は各科の学術発表の場でもありますが、一年に一回、九州各県の役員が集まって共通の課題に対して協議する場でもあります。今回は宮崎が担当です。担当役員で準備もしなければなりません。今回は、佐藤前会長の急逝もあり混乱の中での開催となってばたばたしております。本日夕方も県立宮崎病院での勉強会の後の臨時の役員会で、最終の詰めをすることになっています。24日は午後からの全体役員会にも出席せねばなりません。そのため24日(土)は、午後の予防接種を早めに開始し、終了次第宮崎に向けて出発しなければなりません。申し訳ありませんが、24日土曜午後は休診とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 *感染性胃腸炎が流行しています。お母さん、お父さんにも症状激しい方がいて、親から子どもへの感染もみられています。食材の管理に注意するとともに、嘔吐、下痢の際の処理にも気をつけて感染を広げないようにしましょう。

宮崎県感染症危機管理研修会

 19日(月)夜7時から感染症危機管理研修会が医師会館で行われました。国立感染症研究所感染症情報センターの室長と主任研究員が来県され、講演されましたが、メインは麻しんと風しんでした。今度の宮崎の件でも判明したように感染力の強さ(患者のいた待合室に20分いただけで感染)、麻しんの合併症が重篤なこと、麻しんによる死亡が減ったのはMRワクチンの2回接種が貢献しているけれど、接種対象者のうちなんと225万3402名が未接種という事実などを多くのスライドを使って話されました。また、今年風しんが大流行をしていること。特に福岡、大阪、神奈川などの大都市で流行し、20~40代の男性に多く、男性から女性への感染が問題になっていること。風しんが流行すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれるリスクが高くなりますが、それを恐れての人工流産も増えている事実や、子どもが二人いる母親が風しんで亡くなった例などをあげ、定期接種対象者だけでなく、医療関係者、保育、教育に携わる方、20〜40代の方は自費ででも予防接種を受けて欲しいと話されていました。麻しんや風しんの予防接種を1回しか受けていない方は、MR(麻しん・風しん)ワクチンを受けましょう!

貼るワクチン

 皮膚に貼って使うインフルエンザワクチンが開発され、臨床研究で有効性が確認されたという記事が掲載されました。貼るだけという手軽さ、常温で管理でき、有効期限が長く、保管場所にも困らない。5年後の実用化を目指すそうですが、早くこの恩恵を受けることができるように、また他のワクチンでも実用化されるといいですね。。インフルエンザワクチンでは、鼻への噴霧式も開発されていますが、予防接種も進化を続けています。ただ、受けなければどちらにしても意味がありません。MR3期(中学生1年生相当)、MR4期(高校3年生相当)の救済処置は今年限りです。未接種の方は、インフルエンザの流行の前に是非受けておいてください。
 *今年は西都のコスモスを見に行けませんでした。代わりに紅葉狩りの写真を一枚。青空の広がるいいお天気でした。
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訪問救急教室

 昨日の朝はこの冬一番の冷え込み。我が家も今年初の暖房を入れました。
 さて、昨日は夜7時からは西都の”こどもの家保育園”を訪問して『こどもの病気と健康管理』と題して1時間半話してきました。寒い中にもかかわらず多くの方の参加があり、会場が一杯。参加者の熱気?で寒さも吹き飛びました。終了後も質問が相次ぎ、西都まで伺ったかいがありました。これからの子育てに役立てていただくとうれしいです。宮崎県の「訪問救急教室事業」の一環です。東児湯管内での「訪問救急教室事業」の申し込は1件だけにとどまりましたが、お隣の西都市は今年も昨年同様複数の保育園、幼稚園から申し込みがあったようで、助っ人を頼まれ西都まで行った次第です。県全体では希望する園が増えているこの事業。来年度も事業継続になった暁には、東児湯管内の多くの幼稚園、保育園で開催できたらと思います。

抗菌グッズとアレルギー

 最近数多くの抗菌グッズが見られるようになりました。私の身の回りだけでも抗菌靴下、抗菌ボールペンがあります。そのような抗菌グッズとアレルギーの関係を示唆する研究報告がこのほどなされました。ジョンズホプキンス小児センター主任研究員C.A.Keet氏は6歳から18歳の小児860例の抗菌剤や防腐剤の尿中濃度と血中のIgE抗体レベルとの関連を検討し、「抗菌剤や防腐剤への暴露により食物や環境物質に対するアレルギーが発現しやすくなる恐れがある」と報告。「抗菌剤や防腐剤が、体内の善玉菌と悪玉菌の微妙なバランスを崩し、免疫系の変調を引き起こしてアレルギーリスクを高めている可能性がある」と説明しています(Medical Tribune 2012,11.8日号)。自然界と絶妙なバランスを保ってきた動植物。そのバランスが最近崩れていろいろな問題が出てきているようですが、我々もあまりに清潔志向が行き過ぎると害になることがあるという警告とも取れますね。「何事も過ぎたるは及ばざるがごとし」ということでしょうか。

休日在宅医状況

 昨日は休日在宅医でした。午前中あいにくの天気でしたが、外来は混雑し、一時点滴のベッドが足りなくなりました。ノロウイルスの集団感染が報告されていましたが、嘔吐下痢での来院が目立ちました。嘔吐すると脱水になるのではないかという不安から吐き気が収まっていないのに水分を与え、症状を悪化させているケースが多いように感じました。嘔吐してすぐに脱水になることはありません。嘔吐したときは1~2時間は絶飲食にして吐き気が収まるのを待ちましょう。それから、少しずつ最初は時間をかけて水分摂取を。この際の水分はスポーツ飲料よりも経口補水液の方がベストです。これから、ノロウイルス、それに続いてロタウイルスによる嘔吐下痢が流行する季節です。吐物の処理にも注意を払って下さい。これらウイルスの感染力は強力です。薄めた塩素系漂白剤が有効です。
 昼休み時間を利用した休日インフルエンザの予防接種は早めに枠が一杯になりました。今年は休日の予防接種は今回限りですが、11月28日まで水、金の夜間インフルエンザを行っています。予約でつまりがちですが、季節柄キャンセルも出ています。予約するとき空きがなくても後日空きが出ることもありますので、お電話してみて下さい。

佐藤先生の遺稿

 10日の宮崎日々新聞の「くらし」欄に県小児科医会前会長の遺稿が掲載されました。今月から同新聞の生活情報面で新しく始まるシリーズ(県小児科医会会員のリレー執筆)の初回と最終回が佐藤前会長の執筆分担分で、その初回分が紹介されていました。題は-自然感じ心豊かに-です。是非一読願いたいなぁと思います。ただ、最近若い人達の間で新聞離れが言われているようで、若い世帯では新聞を取っている人が少ないとか。そういう方のために院内に新聞のコピーを掲示していますので、見損ねた方はどうぞ。*私なんかは起きて一番最初にする仕事は新聞を取ってくることです。そのときに、朝の空気や季節の移ろいを感じています。下手すると外に出たのが一日のうちでそのときだけということもあります。その後、地方紙と全国紙に目を通してから朝食というのがいつもの日課。しかし、こういう日常もいつまで続くかな。新聞も電子端末でという時代が始まりそうですね。

交通事故

 高齢者の交通事故が多発しているとの注意報が出ていましたが、当院のスタッフも、昨日事故の被害者になってしまいました。2週間スタッフ1名減で乗り切らねばなりません。事故は当事者にならないと他人事のように思いがちですが、実際事故に遭遇すると想像以上の大変さが待っています。私も、大学時代に居眠り運転の車につっこまれた事故を経験しています。事故のダメージばかりでなく、その後のいろんな手続きでも大変な思いをします。年末が近づき、あわただしくなってきます。皆様も今以上にご注意下さい。また、12月にはスタッフ2名の産休が予定されています。当院で2名同時に産休に入るのは初めてです。小児科の一番忙しい冬、スタッフ2名減で乗り切らねばなりませんが、残されたスタッフで皆様にご迷惑かけないようがんばりますので、新しい命の誕生を祝ってあげて下さいね。
 ☆11月11日(日)は、休日在宅医です。在宅医の際の診療時間は、午前9時~5時までで、その性格上予約はできません

タッチ

 タッチというとスポーツ選手の専売特許かと思っていましたが、最近診察後幼児にバイバイというとバイバイした後『タッチ』といって手のひらをタッチして帰る子どもが増えました。手と手が触れあうタッチ、子どもに信頼されたようでいいものですね。医療の原点も患部に手を当てる『手当て』。以前院内の有線放送に『ハグしちゃお』という曲が流れていましたが、スキンシップは仲良くなる近道かな。
 写真はアスレチック公園で遊んでいる昊斗。この前の連休孫と遊んだときのワンショット。4歳にもなると動きが激しく、追いかけるのもやっと。普段使わない筋肉を使うのか、疲れました。 
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体温計

 昔は水銀体温計のみで、体温計の先を割って水銀を誤飲したというケースでの来院も少なくなかったのですが、最近は電子体温計の普及がめざましく、逆に水銀体温計は見なくなりましたね。
 さて、先日、院内に置いている『いーめーる』boxに、「早く計れる体温計を置いてほしいです。」との要望が入っていました。実をいうと迅速に計れる体温計(予測式)を2種類(皮膚接触型、非接触型)常備しております。ただ、これらは熱があるけど家では計ってこなかったという方に、問診時、あるいは診察室で使用しています。というのも、通常診療の問診時や診察時はおおまかな体温がわかれば事足りるからです。しかし、予防接種の時は37.5度以上では接種できません。それゆえ、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、予測検温・実測検温兼用のしっかり測定できるタイプを使っています。ご了承ください。

高鍋町学校保健会講演

 昨夜、高鍋町立小・中学校合同学校保健委員会による講演会が高鍋町立美術館で行われました。講師は宮崎県立看護大学教授の長鶴美佐子先生で、演題は『思春期の心とからだ -子どもの成長をみまもるために-』でした。肌寒い日の夜7時半からという時間設定でしたが、200名近い方の参加がありました。とても素敵な講演だったので以下にそのダイジェストを紹介します。『疾風怒濤という言葉でも形容される思春期ですが、思春期は春を思う時期と書く。春の語源は土の下にこもっているものが、お日様の光を浴びて殻を破って出てきて芽を出し実をつけ自分を育てていくというもの。思春期は親からの独立と依存、自分探しの時期。そこには3つの出会いがある。自分、友達、性との出会い。その友達も思春期まっただ中。同じもの同士、理解してもらえる反面、友の一言で傷つく時期でもある。性教育は命の教育。性という漢字は心+生、すなわち心が生まれる、心が生きると書く。人間の性は3つの要素から成り立つ。命を作る、気持ちよさ、心の結びつき。sexではなくsexuality。相手との素敵な関係性の中で生まれるものが人間の性。』そのような話の後で12分間の「いのちの誕生」というスライドショーで講演を終えられました。そのスライドショーは、受胎したときの母親の気持ち、流産を乗り越え、母体を守るために子どもはあきらめたらという危機も乗り越え無事出産し、赤ちゃんが周囲の人の笑顔を引き出し、周囲を幸せにしてきた過程が素敵な写真と音楽に乗せて流れていくものでした。そして最後のメッセージ、『中絶ができる国日本で今あなたが生を受けているということは、これまでいろんなことがあったかもしれない、そして今がどうであれ、あなたは望まれてきた命、あなたの誕生をみんなが喜んだということを忘れないで。われわれ大人には「普段から会話を大切に」自転車に乗れるようになるための練習のときのように、子どもを捕まえたままでは子どもは巣立てない、成長できない、「子どもを放しつつ、見守る」という姿勢、「やさしさと厳しさのバランスを」』と。助産師出身の先生らしい講演。私自身、初めて性教育を受けた感じがした一日でした。思春期のとらえ方が変わりました。長鶴先生ありがとうございました。多くの学校でこの講演を続けていただきたいと思います。最後にこの講演会を企画、実現していただいた保健委員会の先生方にも感謝。お疲れ様でした。

医療安全管理講習会

 今日夜間宮崎市で『医療安全管理・院内感染対策のポイント』と題した医療安全管理講習会が開催され、スタッフと一緒に参加しました。講師は宮崎市保健所長、伊東 芳郎先生。To Err is Human.人は誰でも間違える。「重要なことは、個人を攻撃して起こってしまった誤りをとやかくいうのではなく、安全を確保できる方向にシステムを設計し直し、将来のエラーを減らすように専心することである。医療現場だけでなく、どの現場でもあてはまる基本ですね。最後に、今年の麻しんの小流行と、結核の院内集団感染のはなしがありました。麻しんの小児例では、待合にたまたま付き添いで20分いただけで感染しています。麻しんの感染力の強さを思い知らされますね。また、結核の集団感染では院内の患者さんが3例、その病院の職員が9名感染しています。予防接種の重要性を改めて強調されていました。今日から11月、4種混合もスタートします。ワクチン不足でいろいろ問題のあるスタートとなりましたが、VPD(ワクチンで防げる病気)はワクチンで防ぎましょう。*結核予防のBCGも接種期間の見直しが議論されています。今後も、予防接種情報に注意を払っていて下さい。