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春の嵐?

昨日はひどい風雨でしたね。おまけに深夜に地震まで。震度2の時はびっくりして目が覚めましたが、二度目(震度1)の時は気づきませんでした。充分な睡眠がとれなかった方も多かったかな。一転今日は暖かい予報。体調を崩しやすい天気が続いています。気をつけて下さいね。
さて、春はポリオの集団種種が始まりますが、昨日サノフィパスツールkkが単独不活化ポリオワクチンの国内製造販売承認申請を行ったというメールがきました。これが早く承認されるといいのですが。ただ、不活化ポリオワクチン+三種混合ワクチンも年度末に出てくるかなと言われていますが、希望者全員が接種できるほどの安定供給体制がいつ構築されるかは業者に尋ねてもはっきりしません。今年は間に合いそうにないのかな。

連呼

 やっと当院でもインフルエンザの患者数が先週を下回りました。どうやらA型インフルエンザの峠は越えそうです。B型インフルエンザ はまだ流行というほどではありません。今年のインフルエンザの症状は比較的軽い子供が多いようです。インフルエンザの診断では鼻から検査する迅速検査がポピュラーになり、どこでもできるようになりましたが、子ども達にとってはやりたくない検査。診察室に入るなり、「今日は鼻ホジホジせん?、鼻ホジホジせん?」と連呼する子供が増えました。おかしかったのは、診察しだしたら鼻の穴に自分の指を突っ込んだ子供をみた時。これには大笑い。綿棒はぜったい鼻の穴に入れさせないぞという子供なりの意思表示。
 予防注射をした子供が診察室に入った時に連呼するのは「今日は注射せん?注射せん?」「うん、しない」「今日は注射の日じゃないよ」と言っても無駄。いっとき連呼が続きます。大人の言葉への信頼性が揺らいでいる?

受験

 今でも試験の夢を見てうなされることがありますが、今日から国公立大学前期の2次試験が始まりましたね。受験生は実力を100%発揮すべくふるいたって出かけたことでしょう。家族にとってはやきもきする二日間かな。大学の募集人員に対する志願倍率は前年と同じ3.4倍とのこと。先日は県立高校の倍率も掲載されていましたが、その倍率にびっくり。我が母校高鍋高校は、なんと0.81倍。もともと自分たちの頃も1.0*倍くらいで高い倍率ではなかったのですが。県全体では20校32学科で定員割れ。一方、宮崎大宮文化情報科は2.05、宮崎西理数科は1.69、宮崎北サイエンス科は1.41倍と普通科系専門学科の倍率は高く人気が高いようです。それには、学区制が廃止されたことも大きいかもしれませんが。4月になると予備校とかがどこどこに何名合格したとかという数字を載せて宣伝していましたが、最近は公立高校の方も対外的に○○大学に何名合格という横断幕を出してアピールする時代。自分たちの頃と隔世の感があります。私自身人大勢の人が一つで済ませるべき所、二つの大学を出た親不孝者の立場でいうのもなんですが、どこに入るか、どこを出たかが問題ではなく、そこで何をするのか、何をしたいのかが一番大事だと思います。なにはともあれ、希望の所へいけることを祈っています。

ミステリーの醍醐味

 ジェフリー・ディーヴァーの『ロードサイド・クロス』を読みました。謎解きのおもしろさだけでなく、その時代を映し出す彼のミステリーは大好きです。今回は、ネット社会の怖さ、ネットいじめ、ネット上の仮想世界等を織り込みながら一気に最後まで読ませてくれます。また、文中にHPのアドレスがいくつか出てきています。普通は電話番号と同じで×××なんて途中からごまかしてあるのが普通なのですが、普通の形式で最後まで記載してあったので試しにアクセスしてみたら、なんとアドレスは本物で作品の一部をなしています。こんな試みの本に出会ったのは初めてで、びっくり(子供の仕掛け絵本と同じ?)。また、ミステリーではしゃれた言葉やうんちくのある言葉に出会うと二度おいしい思いができてうれしくなります。今回は最後の方に出てくる以下の言葉「親はただ期待するしかない。祈るしかない。子供たちが必要としてる精神的な支えを与えてやれたと。価値観や勇気を教えられたと。子育てって、結局そういうことなのよ。子供に代わって闘うことじゃない。子供が自分で闘っていくための準備を整えてやることなの。自分で判断すること、自分の頭で考えることを教える事よ」・・・「子供の勘の鋭さは、自然が人間に与えたもっとも強力な武器の一つだ」、まだ読んでいない人はどんな場面出てくる言葉かを楽しみに読んでくださいね。

 光には粒子と波の性質があるというのはご存じの方も多いかと思いますが、昨日の新聞にOKIが盗聴が理論上不可能な量子暗号を140km先に送れたという記事が。光子(光の粒子)に暗号を載せる???「量子もつれ:見えない糸でつながっているかのように2粒一組の光子が振る舞う」と呼ぶ光の不思議な性質を利用するということですが、解説を読んでもなかなか実感できません。さて、波はいろんなところで実感できます。人生にも山あり、谷あり、体調にも感情にもいろんな波があることでしょう。小児科でも年単位では冬は病気が多く、夏は少ない。週単位では月曜と土曜はコンスタントに多く、火曜日は少ない。ただ、予防接種は月曜は比較的少なく、火曜は意外と多い。うまくバランスがとれるようになっているのですね。いろんな意味でできるだけ波を平坦化したいと思っているのですが・・・。

矢研の滝

 昨日の寒さが少しやわらぎ、日差しも暖かそうだったので、久しぶりに尾鈴の矢研の滝に行くことにしました。駐車場から歩き出すとさすがに空気は冷たかったですが、歩くこと20分ぐらいで『若葉の滝』に。よくみると手前の方につららが(写真でどこにあるか分かるかな?)。かなり冷え込んでいたのでしょうね。
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そこから5分で矢研の滝に。ここでも流れ落ちる滝の右側の方に白い氷が見えました。
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鳥のさえずりも聞くことが出来て気持ちのいい山歩きでした。この季節にここに来るのは初めて。さすがに他に来る人はいないだろうと思っていたら、後から一人みえました。季節が良くなってからくることの多い矢研の滝。今の季節には今なりの良さがありますね。春はもう近くに来てるかな。

出席停止期間延長

 15日は急病センターの当直でした。かなりの覚悟で出かけました。眠れない当直ではありましたが、想像していたほどではなかったです。ただ、昨日の高鍋の1歳半健診はインフルエンザの影響か予定より17名も少なかったようです。
 さて、報道でご存じの方も多いと思いますが、インフルエンザにかかった際の出席停止期間が延長されることが決定しました。現行の解熱後2日から『発症後5日を経過し、かつ解熱後2日』、保育園や幼稚園児では『発症後5日を経過し、かつ解熱後3日』になります。抗インフルエンザ薬の普及で、解熱が早くなり、解熱後2日ではまだうつす可能性があるとの判断からです。導入は今年4月からの予定なので、実質的には来シーズンからの適用になります。夫婦で働いている方も多く、不況で働く環境も厳しくなかなか長いこと職場を休むことは困難かと思いますが、こういう見直しが報道されたからには、休める方は新しい基準を適用していただけると感染拡大を防ぐという意味で大事かなと思います。
 

県内医師の高齢化

 先日、『宮日』に県内医師、高齢化進むという小さな記事が掲載されました。県内医師の平均年齢は0.8歳上がって50.9歳だそうです。20代の医師は5.1%、30歳代で19%で若手医師は減少しています。私は、今年の誕生日が来ると56歳。平均年齢を押し上げている方に属しますが、小児科医の中ではまだまだ若手!?。それゆえ、児湯地域からはただ一人急病センターの当直に出向いています。昔は60歳で当直免除になっていたそうですが、そうは言っておられないようでちょっと不安。そんななか今年の調査では、小児科医が4人増えたのは朗報でした。県内に残る若手小児科医がコンスタントに増えてくれると、小児科医不足や急病センターの担い手減少という問題も解決に向かうのですが。*厚労省の研修医制度改革で、今まで研修医を受け入れてきた実績のある宮崎生協病院が、今のままでは2013年以降は研修医を受け入れることができなくなる可能性が高まっています。これに反対する署名が3万9000人分集まったと報道されていましたが、地方の研修医の数を減らさないためにもこの署名が力となって今まで通り宮崎生協病院でも研修医を受け入れることができるようになってほしいと思います。

有効利用

この連休は長男、次男のいる福岡に。今回は写真の建物のあるところに行ってきました。
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何だと思いますか?福岡市の東部水処理センターです。建物の上に樹木が見えています。屋上緑化!?
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なんと、屋上に木が植わっているだけでなく、テニスコートが4面(写真奥)、野球場が一つ(そのまた奥の方)、そしてバスケットのゴールが一つ置いてあるちょっとした広場(写真手前)もあります。子供や大人、多くの人達がスポーツを楽しんでいました。都会ならではのスペースの有効利用!?東京では焼却場の熱を利用した温水プール施設もあります。地方でも地方ならではの工夫で、新たな展開ができるかな。

本決まり

 インフルエンザは全国すべての県で警報レベルになったとのこと。この連休も要注意ですね。
 さて、先日「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金」が、平成24年度も継続されることが正式に決定したとのメールが入りました。国会の補正予算で認められたとのこと。まだ子宮頸癌ワクチンを打っていない現高校一年生も、今年3月までに1回でも打てば高校2年生になっても残りの回数打てることになりました。まだ受けていない方はできるだけ早めに受けてくださいね。子宮頚癌ワクチンは、定期接種化への答申が見送られたので、平成25年度も公費補助が受けられるという保証はありません。また、Hibワクチンや肺炎球菌ワクチンも髄膜炎を防ぐという意味では、生後2ヶ月からの早期から受けておいてほしいと思います。1歳過ぎると接種回数が減るからと接種を待つ人がいるということを聞きますが、本末転倒。せっかく公費で受ける事が出来る今、早めに接種して早めに免疫をつけて防げる病気は防いでほしいと思います。

意外と多い?

 ノロウイルスによる嘔吐下痢症も峠を越し、これからはロタウイルスによる嘔吐下痢がみられるようになる時期ですが、先日も会合の時にお目にかかった保健師さんから『ロタウイルスの予防接種を受ける人はいますか?』と聞かれました。『予想外に多いです。』というのがその時の私の答え。高価な予防接種なので、受ける人はほとんどいないのではと思っていましたが、すでに当院だけで20本使用しています。生後6週から生後24週(168日)までに接種を完了しないといけないと接種年齢が限られ他の予防接種も立て込んでいる時期の割には受けてくれている人が多いと感じています。宮崎市のある先生は月100本使用したとのこと。政令都市では名古屋市がロタウイルスワクチンに公的補助をするということですが、ロタウイルスワクチンも定期予防接種に入って重症のロタウイルス感染症が減ってくれるといいのですが。
*鹿児島ではロタウイルスワクチンの需要が多く、診療所単位で100本、200本の注文が入りワクチンが全然足りない状況があったとか。公費補助のない所ですごい。

傷害注意速報(No28)

 猛威をふるっているインフルエンザですが、先日当院でもB型のインフルエンザが検出されました。B型はまだ県内でも少ないようですが、検出されはじめているようです。A型にかかったからといって安心できません。今後は、B型にも気をつけないといけませんね。
 さて、小児科学会誌に電気ケトルによる熱傷のケースが2例報告されました。うち1例は程度がひどく、皮膚移植を施されたようですが、左手に瘢痕ができて拘縮が生じています。機能障害をきたし、1年経過した現在もリハビリを継続中とのことです。電気ケトルはポットに比べて軽くどこにでも持ち運べる利点がある反面、どこにでも置かれることが多く乳児でも簡単にひっくり返すことがあるという欠点もあります。また、電気コードにひっかかってケトルを倒すことも多いようです。ふたが簡単に開いて注ぎ口も大きく一度に大量の熱湯が出るようになっています。また、電気ポットのように倒れた場合の漏れ防止機能はついていないことが多いようです。
お湯を沸かす機会の多い時期です。もし、電気ケトルをお持ちの家庭は、子どもの手の届かない所で使用するよう注意して下さいね。

脚気心

 脚気というと宮崎高岡出身のビタミンの父、高木兼炻を思い浮かべます。海軍出身の高木が栄養説、森鴎外らドイツ医学を学んだグループは伝染病説を唱え、結局脚気はビタミンBの欠乏で発症することが証明され、高木兼寛は「ビタミンの父」と呼ばれるようになるのですが、今の時代脚気なんてあるのかな?と思われるお父さん、お母さんも多いかもしれませんね。日本小児科学会誌1月号に『脚気心の幼児例』という報告がありました。嘔吐、けいれん、意識レベルの低下で入院した1歳1ヶ月の幼児が、ビタミンB1欠乏症による脚気心を来していたとの報告です。なぜビタミンB1欠乏症が生じたのでしょう?それは、頻回の嘔吐をきっかけに、イオン飲料を多量に長期に飲むようになったのが原因でした。1.5L~2Lのイオン飲料を1,2ヶ月飲んでいたとのこと。私自身もこれぐらいの子どもが1日1L飲んでいたケースを経験したことがあります。子どもがあまり食べない時、イオン飲料は、CMの影響もあってか水よりましで栄養学的に優れているという誤解が根底にあるようです。水は必要以上には飲めませんが、イオン飲料や牛乳など気をつけないといくらでも飲む子どもがいます。嘔吐下痢がはやって、脱水の心配をされる方も多いと思いますが、急性期は経口補水液も必要なことがありますが、急性期を過ぎても漫然と飲み続けることはやめましょうね。

子育て支援小委員会

今日は節分。豆まきをする家庭も多いことと思いますが、小児科医としては豆の誤嚥が気になる日でもあります。豆を口にしたまま暴れないよう注意してくださいね。
さて、今冬一番冷え込んだ昨日夜、木城町にて子育て支援小委員会が開催されました。児湯5町の健康福祉関係者や、保健所、医師会、歯科医師会委員等21名で構成されています。例年になく0歳から1歳までの入所希望が多く、保育所の入所待機が生じた件について、どのように対処したか、児湯5町の現状などを確認。園の病気欠席後の「完治証明書」は不要ということで統一出来ないか、乳幼児健診の未受信者対策について話し合いました。最後に高鍋保健所から、管内の母子保健の状況について詳しい報告がありました。その中で、不妊に悩む方への特定治療支援事業の事が紹介されました。県で15万円の治療費助成をしているそうですが、新富町は独自にプラス15万円の補助をして治療されている方に喜ばれているという報告がありました。木城も独自の補助を考えているとのこと。こういう自治体独自の取り組みはうれしいですね。そして、現在流行中のインフルエンザの現況は、例年同期の1・3倍の患者数で2校で学級閉鎖になっているとの報告がありました(昨日インフルエンザ警報が発令されました)。感染予防のため手洗いは重要ですが、共用タオルを使っているところもまだあるようなので、それだけは絶対しない。ペーパータオル等の使用か、それがダメなら個人用タオルの用意をということで会議終了。皆さんも手洗い、咳エチケット、適度な湿度の保持、人ごみを避けるなどできることをしっかりやってこの時期を乗り切りましょうね。

訪問救急教室

早いものでもう2月。全国的に、厳しい寒さが続いていますが、夜は特に冷え込みますね。今日は風も強く、特に寒さを感じました。さて、本日夜7時から川南幼稚園で、訪問救急教室を行いました。本来は昨年に行う予定だったのですが、スケジュールが合わず今日になりました。インフルエンザも流行中という悪条件のなかでしたが、20数名の方が出席してくださいました。プロジェクター、スクリーンを持参してお話してきました。余談ですが、スクリーンを持参する時は点滴スタンドもセットで持って行きます。スクリーンをかけるのにちょうといいんですね。長さも調節できるし、移動もできます。さて、園側からの要望で前半、『幼児期にかかりやすい病気』について話し、後半は予防接種の話と救急医療の話をして帰ってきました。この訪問救急教室は、当初は今年度までの予定だったのですが、好評のようで年々増えており来年度も継続されることが決まりました。ただ、他地域では増えているこの事業ですが、残念ながら児湯地域ではひとつ減ってしまいました(連続して実施してくれている園も2園あるのですが・・・)。まだ一度も利用されてない園も多いので、是非来年度は利用してほしいと思います。