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小児保健学会

 昨日は、午前中に新型と季節性インフルエンザの予防接種を終え、午後から宮崎大学清武キャンパスでおこなわれた宮崎県小児保健学会に参加してきました。この学会は、医師だけでなく、養護の先生、保育園、幼稚園の先生、栄養の先生、大学の教育、心理の先生等子どもに携わる多くの職種の方が参加する学会です。いろいろな取り組みが紹介されていましたが、印象に残ったことを紹介します。
※保健所では、無料かつ匿名で性感染症(STD);HIV(エイズ)感染症、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、梅毒、ウイルス性肝炎の検査が受けられるそうで、都城保健所の発表だったんですが、それによると検査した人の5.6%にSTDがみられたということです。*性器クラミジア感染症は若い女性に多く、症状がないので気づかれないことが多い、また性器クラミジア感染症にかかっていると、HIVに感染しやすくなるので注意が必要です。
 特別講演は宮崎大学教育文化学部臨床発達心理学准教授の立元真先生による「ペアレント・トレーニングの基礎と介入効果」というものでした。俗に言う親業とはちょっと違うようですが、プログラムで学習することによって、親は、罰や一貫性のない態度で子ともに関わることが少なくなり、子どもに支援的に望ましい行動を教えることができるようになり、かつ親自身のストレス反応も低下させることができたとのことです。*子どものよい行動をみたら、できるだけ早く暖かみのある声でほめること、その際、視線は子どもと同じ高さで、ほめ方も子どもが一番喜ぶ方法でが基本のようです。今まで園等で集団で行われていた養育スキル教室{幼児版(3歳以上6歳まで)と小学生版(小学校4年生まで)}が、今年は個別対応もされるとのことですが、周産期に低出生体重児、早産、多胎などを経験された方が対象だそうです。連絡は、電話、FAXとも0985-58-7461 永友絵里様まで。FAX用紙は当院に用意しております。
☆今日は午前中に予約システムがダウンして、大変ご迷惑をおかけしました m(_ _)m。

素直に感動

 『走れ!T校バスケット部』3部作です。バスケットを知らない人でも大丈夫です。読みながら、中学校のクラス対抗のバスケットで、ボールがまわってきてみんなの声援をもらって夢中でシュートしたら、いつもは入らないのにスパッと入って得意気に周りを見たら予想と違う反応、なんと自殺点だったなんてことがあったななんて思い出しました。みんなの声援だと思っていたのはみんなの悲鳴だったんです(*^_^*)。スポーツの楽しさ素晴らしさも、友情、生きるということ、学ぶ、教育ということについてもそれぞれの立場で楽しめる本ですよ。
 以下の本が待合の本棚に仲間入りしています。
『えりまきの花』中島 和子 作 いようようこ 絵 こころがあったまる絵本。色彩がとてもきれいです。
『そうだったのか発達障害 わざとじゃないもん』 発達障害を考える会・TRYアングル 編 斗希 典裟 著 合同出版 発達障害を考える会・TRYアングルというNPO法人は、発達障害の子どもを持つ親の会の有志10人が「発達障害」の理解啓発を進めるとともに、子どもたちへの療育支援、自立支援、保護者への支援を目的に活動しているということです。4コマ漫画とコメントというわかりやすい構成で、発達障害を理解しやすくなっています。
 『ばいきんまんとこむすびまん』 『アンパンマンのまちがいさがし ミニ』

びっくり

・インターネットで飛び込んできたニュース[米の小児科医の女性が新型インフルエンザに8月と10月と2回感染したことが分かった(米疾病対策センターが両方の試料を検査し直したが、やはりどちらも新型だった)] 一度かかったから大丈夫といえない?
・韓国政府の少子化対策[1) 就学年齢の1歳引き下げ(入学を1年早めれば、就労年齢も1年早まる。養育期間は短縮され家計負担が減る?) 2) 第3子以降の大学入試や就職を優遇し親の定年を延長する!] これで子供が増える?
・先日医師会から送られてきたパンフ『医師が元気に働くための7カ条』 1.睡眠時間を十分確保しよう 2.週に1日は休日を取ろう 3.頑張りすぎないようにしよう 4.「うつ」は他人事ではありません 5.体調が悪ければためらわず受診しよう(医者の不養生?) 6.ストレスを健康的に発散しよう 7.自分、そして家族やパートナーを大切にしよう こんな内容を医師に送らねばならない時代になった!?
11月29日9時~11時半 インフルエンザの予防接種を予約していた方は忘れないようお願いいたします。調子が悪くキャンセルされるときは23-4423にお電話くださいね。

新型インフルエンザワクチンに対するスタンス

 カナダでグラクソ・スミスクライン(GSK)製の新型インフルエンザ17万回分の使用中止というショッキングなニュースが飛び込んできました。日本が輸入を予定しているGSKの新型インフルエンザワクチンは3700万人分。長妻昭厚生労働相は24日、GSKだけでなく、もうひとつの輸入元である「ノバルティス」のワクチンについても安全性を確認するため、スイスで接種が開始された後、現地に調査団を派遣することを明らかにしたそうです。これで今後の日本の接種スケジュールが変わる可能性もありますね。ただ、現在当院で子どもに接種しているのは国産ワクチンですが、おそらく、2回目も国産でまかなえるのではと思っています。というのも、現在新型インフルエンザの流行のただ中で、接種が始まるまでに多くのキャンセルが予想されるのと、高校生等の接種回数の見直しもありえるのではと・・・希望的観測ではありますが。また、ちまたでいろんなうわさが飛びかっているようですが、現在の新型インフルエンザワクチンは、県からの指示に基づき一斉にワクチンが配給されますので、あそこは国産、ここは外国産ということはありません。小児科には同じワクチンが配分されます。不安があるとすれば、それが希望するだけ届くかどうかだけです。また、当院では外国産のワクチンは希望されない限り接種するつもりはありませんのでご心配なく。
 *季節性インフルエンザワクチンを予約された方の大部分の接種が終わり、本日夜再度見直した結果、もう少し予約を受けることができる見通しがたちました。希望される方は診療時間内に23-4423にお電話ください

危機管理

 せっかくの連休、今日は天気がイマイチのようですね。午前中の臨時診療、インフルエンザを心配されて来院される方がほとんどでした。宮崎県衛生環境研究所がおこなった先週の検体検査結果が公表されましたが、すべて新型インフルエンザでした。まだ、季節性インフルエンザの流行はないようです。
さて、日本でも人気があり、10万台以上も販売されている英マクラーレン社製ベビーカーの開閉の際、子どもが指を挟まれることがあり、輸入元の野村貿易はベビーカー側面のちょうつがい部分を覆うカバーを無償配布するとの報道が先週ありました。宮崎でも使用されている方がいらっしゃるかもしれません。配布時期、配布方法等を公表するとのことで注意しておいてください。福島瑞穂・消費者担当相は、「同社のベビーカーは日本でも大変人気と聞いており、極めて重く受け止めている。使っている方は使うのをやめてください」と述べ、利用者に一時使用を自粛するよう求めたとのこと。ただ、日頃の危機管理という意味では、このベビーカーにかかわらず折りたたみ式のものは、たたむときに指等挟む可能性、開くときに子供に当たる可能性があると考えて、子どものそばでは開閉しない、開閉はゆっくり(家や車のドア等でも一緒ですね)という注意(危機管理)が必要ではないでしょうか。というのも、我が家でも(この会社の製品ではなかったのですが)、ベビーカーをたたむ際、自分の指を挟んだ経験があるものですから。
 子どもを危険から守るためにいろんなところが力を入れています。参考になると思います。
http://www.kikengaku.com/public/ サイトから冊子『子どものための危険学』がダウンロードできます。
http://www.kiken-kaihi.org/ 『子どもの危険回避研究所』というサイトも覗いてみてください。

いよいよ

 今日から、当院での新型インフルエンザ予防接種が開始しました。今回は最優先の基礎疾患のある子どもたちが対象ですが、間に合ってくれという祈りを込めて昼間と夜間併せて50名ほどに接種しました。 
 また、報道でもご存じかと思いますが、12月4日から幼児(1歳から就学前まで)の子どもたちの接種も始まります。当院では、現時点では12月は木曜日を除く午後2時から3時までの予防接種の時間帯で対応する予定です。報道によると希望する幼児はほとんど接種できるだろうとありますが、実際の現場では一抹の不安もあります。というのも、どれだけのワクチンが納入されるか直前(12月3日)にしかわからないからです。かつ、4日の何時に納入されるかわかりません。そういうわけで当院では1歳から就学前までの新型インフルエンザワクチンは12月5日からの接種開始にさせていただきます。接種を希望される方でまだ予約されていない方は早めの予約をお願いいたします。既に予約されている方の確認のお電話は、4日以降にお受けいたします。
☆11月22日(日)の午前8時半から10時30分まで、臨時診療致します。23-4423にお電話の上ご来院下さい。

パソコン壊れる

 先月、パソコンを遠隔操作で直してもらった話を書きましたが、そのあとついに電源を押しても画面が立ち上がらなくなりました。普通、こんな時はリカバリーディスクで何とかなることが多いのですが、探しても探しても見あたらず。あるはずだと思うのに見つからないのはとてもストレス。結局、数日間のもやもやのすえ、夏に引き出しの整理をしたときに間違って捨てたとしか思えないと自分を納得させました。修理に出すことも検討しましたが、購入した方がましと思えるような費用がかかることがわかり、診療に支障をきたすわけにはいかず、新たに購入。ちょうどOSがVistaからWindows7に変わった後だったので、プリンターやスキャナ、その他の周辺機器やソフトの入れ替えに苦労してやっと先週末ぐらいからそれまでのパソコンのように使えるようになりました。パソコンが調子悪くなるといかに自分がITに依存した生活をしてるかしみじみと実感します。1,2年に1回はパソコンの調子が悪くなるのですが、決まって忙しくなる今の時期。パソコンにも人間や自動車のように定期点検が必要なのかな!? パソコンに詳しい方がおられたら、長持ちさせる秘訣を教えてください。

各町説明会

 児湯5町の新型インフルエンザに対する補助についての説明会が16日夜開催されました。各町とも補助をする方向で調整が進んでいるようですが、現時点で補助の内容が確定しているのは、川南(1回目の一部補助)と都農町(1回目、2回目両方の一部補助)だけで、後の3町は一部補助する方向で調整中とのことでした。すっきりしない最近の天気同様、明快なことをお伝えできないのが残念ですが、木城、新富、高鍋町在住の方で新型インフルエンザの予防接種を受けた方は、とりあえずは、領収書と接種済証を保管しておくことが補助を受ける際に必要になりますので、御留意ください。
 ※季節性インフルエンザワクチンの追加募集は、昨日で予定数に達しましたので一旦受付を終了いたします(2回接種する人の2回目の分までできるだけ責任を持ちたいと思いますので)。キャンセルや新たなワクチン補充等で接種ができそうな目処が立った場合は、またブログでお知らせいたします。ご了承ください。

日程追加

 今日は、休日在宅医でしたが、未明の3時半過ぎ、熱性痙攣の子どもの救急車搬入という形でスタートをきりました。日中はインフルエンザを心配して来院される方がほとんどでしたが、外来は思ったほどは混雑しませんでした。ただ、インフルエンザは確実に増えています。気をつけてくださいね。
 さて、当初20日夜間と29日の午前だけだった最優先の新型インフルエンザ予防接種の日程(基礎疾患のある方)を、以下のようにしたいと思います。予約されていた方は、下記日程の都合のいい時間帯を18日までにご連絡ください。
11月20日(金) 午後2時~3時までの予防接種の時間帯、及び夜間6時半~7時
11月24日(火) 午後2時~3時までの予防接種の時間帯
11月25日(水) 午後2時~3時までの予防接種の時間帯
11月29日(日) 午前9時~9時半

 ※また、1歳から就学前までの新型インフルエンザの予防接種の予約人数を県の方に連絡せねばなりません。前倒し接種の可能性があるとのことで、締め切りが設定されています。接種を希望され、まだ予約されてらっしゃない方は25日までに予約をお願いいたします。現時点でも供給が少ないワクチンですので、これ以後の予約は接種できる日が遅れる可能性があります。

追加募集(季節性インフルエンザワクチン)

  今日はすごい雨、まるで台風の時のよう。一時病院前の道路が冠水するほどでした。
さて、 季節性インフルエンザワクチンでは、早々と予約を締め切り大変ご迷惑をおかけしました。その後も問い合わせの電話が連日かかってくる状況で、当方も心苦しい思いをしていましたが、やっと若干本のワクチンが新たに確保できました。また、スタッフの涙ぐましい努力で確保した分と併せて、季節性インフルエンザワクチンの追加募集を行います。申し訳ありませんが、先着順とさせていただきます。14日(土)の診療時間内に23-4423まで、お電話お願いいたします。まだ今年一度も接種しててらっしゃらない12歳以下の方の場合、2回目は11月27日(金曜日)、28日(土曜日)か、29日の日曜日(午前10時~11時半)でお願い致します。予定人数に達し次第、一旦終了とさせていただきます。その後、情勢が変わりましたらまたブログでお知らせいたします。
 ※米国保健当局が臨床試験結果から、新型(H1N1豚)インフルエンザワクチンは、妊婦妊娠女性では1回の接種でよく、6カ月から9歳の若年小児では2回接種が必要であることが確認されたと発表しましたが、日本でも原則大人は接種回数は1回になりました。中高生がどうなるかは現時点では未定ですが、ワクチンの接種スケジュールが、前倒しされる可能性が出てきました。
 ☆11月15日は休日在宅医です。休日在宅医の際の診療時間は午前9時~12時、午後2時~5時までです。

忘れ物

 ちょっとした物忘れが気になるこの頃ですが、待合の忘れ物もコンスタントにみられます。今から寒くなる季節は、セーターやジャンパーの忘れ物も増えます。靴下や帽子、ハンカチ、おもちゃのたぐいも多いです。帰り際に忘れ物がないか確認してくださいね。本棚の上のかごに入れてあります。忘れたと思ったら、病院待合のかごをのぞいてくださいね。傘の忘れ物は、病院玄関脇の傘立てにあります。最近増えたのが靴の忘れ物。履いてきた靴を履かないで帰ることが?と思われるかもしれませんが、病院のスリッパのまま帰られて、病院にはサンダルが残ったり、まちがって他の人の靴を履いて帰られることもあるようです。間違われた人は、履くに履けず帰られ、病院の靴箱に靴のみが残ることに。また、子どもの靴は、最初は履いてきても帰りにだっこして帰ったりして忘れて帰ることも多いように思えます。。靴が無くなっていたり、間違いに気づかれたら、病院靴箱の上を見てください。ただ、長期に保管するわけにも行かないので、一定期間経過したら申し訳ありませんが処分させていただきます。
 あしからずm(_ _)m

新型インフルエンザワクチン接種開始日

 前回のブログを書いた後、FAXで文書が送られてきました。最優先の対象者用に各医院に割り当てられるワクチンは、なんとわずか10本が上限。とてもじゃありませんが、たりません。また、児湯5町は、補助を出すことを決めたようですが、具体的なやり方等を含め、医療機関に対しての説明会が16日夜開催されることに決まりました。すなわち、どんなに早くても17日にしかスタートできません。しかし、配布されるワクチンが10本では1本も無駄にはできません。前倒しも考えましたが、できるだけ多くの人の希望を叶えるため、当初の予定通り第1回目は20日の夜間に行いたいと思います。一日にまとめて行うことで当院では30+αの子どもたちに接種することができます。窮状をご理解の上、優先対象者の方の御協力をよろしくお願い致します。20日接種を希望されていた方は18日までに確認の電話を23-4423にお願いいたします。電話がない場合は、20日が一杯で、不本意にも29日に回された方へ、申し込み順に割り振りたいと思います。ご了承ください。

新型インフルエンザ接種開始!?

 最優先になっている基礎疾患を有する1~9歳までが対象の新型インフルエンザの予防接種が、11月10日から開始という記事が本日(7日)の宮崎日々新聞に掲載されました。16日からは妊婦さんやその他の基礎疾患のある方の接種が始まるそうです。まるで人ごとのように書きましたが、実施する医療機関には、まだ何の連絡もなし。ワクチンが何本いつどこから入ってくるかも連絡なし。でも、県はマスコミに昨日の段階で接種開始日を連絡?これっておかしくないですか?この記事を読んだ対象の方は10日から接種できると思い込まれ、まさに接種しようとしますよね。でも、肝心の実施医療機関側は、少なくとも9日までは何も知らさせないまま?(今日は土曜で官公庁、薬問屋さんもお休み、もちろん明日もお休みでしょう)。新型インフルエンザの予防接種は通常診療と一緒にしてはいけないと説明会で強調されている。当初11月中旬開始とのことだったので、こちらはスタッフと協議して日程を調整する。ところが、マスコミには早期に公表してこちらにはぎりぎりまで連絡なし。連絡があってどの時間に接種するかを決めないといけない。現場をわかっていない人に振り回されっぱなしの新型インフルエンザワクチン。そのうえ、町村で補助が出るところ、まだ考慮中の町村、補助を出すところは医師会と契約すると公表してますが、まだどのような手順になるのか我々医師会員対象の説明会の日程すらもたっていない状況。とてもやってられないというのが本音。当院でも当初の日程を前倒ししようと思っていますが、こんな状況ですので、まだいつから始めると公表できません。事情をご賢察の上、ご了承ください。できる体制が整い次第ブログで公表致します。

解熱剤

 熱を出す機会が多くなる季節です。開業以来、解熱剤をできるだけ使わないように指導してきました。当初はかなり抵抗があった方も、最近ではいろんなメディアで熱を出すことの意義が啓蒙されてきて、当院をかかりつけにされている方で解熱剤をほしがる方はかなり減ってきました。熱発は、病気ばかりではなく、予防接種の際にもよく見られます。不活化ワクチン(3種混合やインフルエンザ、日本脳炎等)では、接種日やその翌日、生ワクチンでは、5日から2週間の間にみられ、予防接種の副反応でもっとも多いものですが、実はこの際の発熱はワクチン接種後の正常な炎症反応の一種とも考えることができます。つい最近海外の研究で、予防接種の後の発熱にルーチンで解熱剤を使うと、せっかく予防接種をしてもその抗原に対する抗体反応を減弱させる(病気を防ぐ力を弱める)ことがあるとの発表がありました(統計学的有意差あり:すなわち使ったグループと使わないグループで統計学的に明らかに差があったということです)。脳や心臓に病気がなければ、解熱剤はできるだけ使わない方が良さそうですね。

宮崎市急病センターのバックアップ体制

 宮崎市の急病センター当直を担う医師の数が少しずつ減っていき、かつ、確実に高齢化しています。10月からは私の当直の回数も増えた(なんといってもこの私が急病センター当直ではまだ若手の部類!?)。そして、このたびの新型インフルエンザの流行(pandemic)。昨今の外来での様子や園、学校の先生の対応をみているとpandemicというより、panicに近いなという印象。休日在宅医や急病センターの外来も混雑しているようで、10月30日から急病センターのオンコール(バックアップ体制)が始まりました。外来混雑時は、小児科2診体制にしようというものです。当直以外に、このオンコール(呼び出されてもいいように待機すること)に私も組み込まれました。
 ここで、お願いです。「夜熱が出た!インフルエンザかもしれない」といったような受診は極力控えてくださいね。熱が出てもある程度時間がたたないと検査しても陽性は出にくいです(特に新型インフルエンザは)。救急はあくまでも“明日まで待つには子どもの状態が心配”といったときに受診してください。急病センターでは、薬は一日分しか出ません。というのも明日かかりつけ医に行ってもらうまでのつなぎという意味合いが濃いからです。不急の受診が増えると待ち時間が長くなって、親子共々(とうに病気の子どもには)負担になりますし、何よりも本当の重症患者さんの診療に支障を来します。
 新型インフルエンザにかかって、重症化する子どもたちの報道で、心配が増しているのではないかと思いますが、実際の外来では通常の季節性インフルエンザよりも却って軽いのでは?あるいは、確かに検査したらインフルエンザAだけど、これでインフルエンザという状態の子どもも結構多いというのが事実です。熱の高さではなく、呼吸状態や意識のレベル等に注意して上手に急病センターを利用してくださいね。
 『新型インフルエンザの予防接種をする前にインフルエンザにかかってしまったら、新型の免疫がつくので打たなくてよいと、テレビで聞いたような気がするのですが、それで、大丈夫ですか?』という質問がありましたが、今までにかかったインフルエンザは新型インフルエンザと考えてよいと思われるので、原則大丈夫です。ただ、厚労省の説明会では、PCR法で新型インフルエンザと確定された方以外は、厳密な意味ではっきりしないので接種しても差し支えないということでした。
 季節性インフルエンザワクチンでは、ご心配をおかけしましたが、当院で予約をされている方の分は(2回目の分も含め)なんとかなりそうな目処がつきました。2回目の予約がまだな方はお急ぎくださいね。
ワクチン予約のための人数確認のため、本日から、新型インフルエンザの1歳から就学前の子どもたちの予約を受け付けます。接種開始日は未定です。決まり次第お知らせいたします。

本の紹介が届きました。

 K.Mさんから 『電池が切れるまで 子ども病院からのメッセージ』(すずらんの会 編 角川学芸出版 税込み500円)の書評をいただきました。「病気の子供たちの素直な気持ちが書いてあり、生きる希望を抱きながらも、様々な不安を抱えてるそういった複雑な気持ちが文章からうかがえました。中でも病気になったことで気付かされたことや感謝する気持ち、親や友達への思いなどをつらい状況にいながらも言葉にできていて、すごいなぁと思いました。自分も病院に入院中、とても不安がありましたが、いろんな方々と話したり、先生の詳しい説明を聞いたりする事で不安はなくなり、とても前向きな思いになったことを思い出しました。そしてなんといっても夫がいること、子供がいること、両親がいること、家族の存在が本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいでした。病気になると子供も大人も同じ思いになると思います。そういった時の気持ちを忘れず、これからも生きていかないといけないなぁとつくづく感じました。」
 この本の帯に【死にたいと思ったことは誰にでもあるが、生きたいと思ったことはありますか】というキャッチコピーがありましたが、家で普通に家族みんなでご飯を食べたり、お話ししたり、兄弟で遊んだりけんかしたり、といったありふれた日常を過ごせることがいかに大事か、そんな生活に戻りたいとがんばっている子どもたちがいることを、自分が病気で苦しんでいるのに、周囲の人に対する感謝、同じ病院の子どもたちに対する思いやりにあふれていることを忘れないようにしたいと思います。
☆11月3日の午前8時半から10時まで、臨時診療致します。23-4423にお電話の上ご来院下さい。