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子どもたちのために今なすべきこと

 『「メディア漬け」で壊れる子どもたち』 清川 輝基・内海 裕美 共著 少年写真新聞社 本体 1,400円
以前の学会報告で参考文献としてあげられていた本です。実際読んでみると、今の子どものメディア漬けの現状、歩かなくなったために足がおかしくなり、筋力も低下していること(1997年には、文部科学省が昭和39年から行ってきた全国の子どもの体力、運動能力調査で背筋力テストが中止になりました。なんとその理由は背筋力検査をすると腰を痛める子どもが続出するからだそうです)。裸眼視力、立体視力も低下、そしてコミュニケーション能力までも低下していること。まさに子どもたちのために今なすべきことがみえてくるように思えます。1)2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。2)授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめましょう。3)すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要(1日2時間まで、テレビゲームは1日30分までを目安に)。4)子ども部屋にはテレビ・ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにする。5)保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールを作りましょう。という5つを日本小児科医会は提言しています。この本の中には家庭だけでなく、教育現場で地域でどのようにしていくかという事例も多数載せてあり参考になりますよ。

マニキュア液の誤飲と鼻腔異物

 今年の1月4日のブログ『ネールアートとアセトン中毒』でネールアートやマニキュアを除去するのに使う除光液によって、2ヶ月の男児が嘔吐や意識障害を来したケース(アセトン中毒)を紹介しました。この時は、部屋の換気が悪くて中毒症状をおこしたのですが、先日の深夜、当院にもマニキュアの液を誤飲したという2歳になる子どもが来院しました。診察室に入ったとたん、すごい有機溶媒の臭い。持参したものをみるとマニキュア液の方でした。呼気には臭いはなく、手にかかってそれをなめたようです。マニキュアの誤飲は結構多いようで、また、毒性も強い(体重あたり、マニキュア液で0.5ml以上、マニキュア除光液で0.2ml以上飲んだ場合は直ちに受診)ので、小さいお子さんのいる家庭は特に決して手の届くところに置かないよう注意してください!また、気管の方に入ると、化学性肺炎を起こす危険もありますので、咳き込んだりした時も受診を。
 また、今日は休日在宅医でしたが、最後の方で3歳の子どもが鼻に金具を詰め痛がっていると来院。
鼻腔異物2009.9.27
鼻の穴の奥にかすかに光るものが。とってみてびっくり。図のような2.5cmはある釘のようなものが取れました。これでも分かるように、思わぬ事を子どもはします。くどいようですが、危険な物を子どもの手の届くところには決しておかないようにお願いします。
 *幸い今日はインフルエンザは一人だけでした。まだ、高鍋では流行というほどではないようです。

食欲の秋

 無性に博多の焼き鳥が食べたくなる時があります。学生時代を過ごした博多。屋台が有名ですが、博多の焼き鳥はお店で注文すると皿に浅漬けの素のようなタレとキャベツが先ず出てきます。皿に七味唐辛子を少し取って、それをつけながら食べるキャベツもおいしいものです。先日、家で市販の浅漬けの素で作ったキャベツの漬け物を食べましたが、これが結構おいしいのです。カロリーは低く、キャベツをたっぷり取ることができ、ある程度満腹感も覚えるので、メインの食事の前に食べるとメタボ対策にも良さそうです。野菜嫌いや、肥満気味の子どものおやつにもお勧めですよ。
 *ちなみに私には食欲の秋はないとういうか、年中食欲があるのが悩みです。

連休最終日

 シルバーウイークもいよいよ今日で最終日。皆さんどんな休日でしょうか?連休前半、敬老の日ということで、父母を温泉に連れて行きました。大正から昭和に変わった年に生まれた二人、喜んでくれたのですが、さすがに二人とも食が細くなっていました。出された食事、どうしても食べきれません。食事を残すともったいないという感覚がしみついている両親と私、残りを私の方に持ってきます。もうダメと言いながら、結局残りは私の胃袋へ。父母にかこつけて自分も心身リフレッシュをもくろんだのですが、またまた腹囲が確実に成長して、理想の体型からほど遠くなっているのを実感し、落ちこんでいます。食事分のエネルギーを、運動で消費しようとすると大変な運動量になります。皆さんは、腹八分目を守ってくださいね(あまり説得力ないか)。

季節性インフルエンザの予防接種(第2報)

 1)季節性インフルエンザの予防接種10月3日(土)から開始します。10月1日から予約可能です。
 2)予約の℡は0983-23-4423の方へお願い致します。

 3)ワクチンの入荷量、納入方法に厚労省から規制がかかるため、こちらが期待したようにワクチンがスムーズに納入されない可能性も否定はできません。そのため1ヶ月以上先の予約はできません。
 4)予約の際は確実に連絡の取れる電話番号をお知らせください。なお、連絡なしに予約日に来院されない場合は、キャンセルさせていただきますが、次の機会に接種できるかどうかは確約できませんのでご了承ください。
 2回接種が必要な方は、1回目接種終了の時点で、1-4週間の間で2回目の日程の予約をよろしくお願い致します。
 木曜日はインフルエンザの予防接種はできません。
☆9月23日(水)秋分の日は、午前9時~11時まで臨時診療致します。お困りの方はどうぞ

シルバーウイーク

 9月19日(土)からシルバーウイークが始まります。シルバーウイークという言葉は、今年初めて耳にする気がしたので調べてみたら、1,950-60年代にゴールデンウイークを定着させた日本の映画界が11月下旬の勤労感謝の日の前後をシルバーウィークと称して興行を打っていたのが始まりだそうです。しかし、ほとんど浸透しなかったそうです。
 今年は長い人だと5連休。でも、来年はそうならず、今年同様の5連休が来るのは2015年だそうです。ゴールデン、とかシルバーウイークとかいうと、そもそも何の休日だったかということを忘れてしまいますが、今度の連休には、敬老の日と秋分の日がはいっています。皆さんは、どんな休日を過ごされるのでしょうか?本来ならば、常に敬老の精神はないといけないとおもいますが、かく言う私も敬老の日と聞いて父母に何をしようかと考える親不孝者です。全国的には100歳を越える人がなんと36,276人だそうです。元気に年を重ねたいものです。

季節性インフルエンザの予防接種(第1報)

 「いつから予防接種できるようになりますか」、「昨年のように日曜日や夜間に予防接種をしてもらえますか」「新型インフルエンザの予防接種はいつからできますが」等の問い合わせが増えてきました。現時点で、新型インフルエンザの予防接種に関してはまだ何も決まっていませんが、季節性のインフルエンザ予防接種(通常のインフルエンザワクチン)に関しては、10月1日予約開始。今年はワクチンが届き次第接種を始めていきたいと思います。確実にワクチンが入手できる日がわかり次第、第2報としてこのブログでお知らせ致します。
 日曜日の予防接種は、11月8日と29日の2回、例年通り午前9時から11時半に行います。
また、夜間の予防接種は、11月の水、金(4,6,11,13,18,20,25,27日)の6時半から7時で行うことにしました。通常の時間帯に接種が難しい方はこれらの時間帯をご利用下さい。
 また、今年は新型インフルエンザワクチン製造の影響を受け、ワクチンが多くても例年の8割しか入手できません。昨年当院で接種された方の2割は受けたくても受けることができないことになります。その関係で2回接種が必要な方は初回接種時に2回目の予約をされることをお勧めするとともに、早めに済ませておかれた方が無難かと思います。
※ワクチン確保だけの予約はできません。必ず接種予定日を決めた上で御予約ください(℡:23-4423)。

高鍋湿原

 久しぶりに高鍋湿原を訪ねました。まだ日差しは強く感じられましたが、風は確実に秋を運んでいるようです。ツクツクボウシが鳴いていました。さすがに人は多くなかったですが、心地よい汗をかくことができました。サギソウが咲いていました。秋の七草の一つオミナエシも咲いていました。また、赤い3cmくらいの小さなトンボ(八丁トンボにしては少し大きい?紅トンボ?)も初めてみることができました。早速シャッターをきりましたが、撮れた写真は実際の見た目より赤みが随分薄まっていました。
*めだかもきれいな水の中を泳いでいましたが、メダカは今絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているのですね。
サギソウ2
トンボ

園や学校の先生方へのお願い

新型インフルエンザに関しては、医療の現場でも子どもや保護者の思い、教育福祉に携わる方々の思いがぶつかりあい、いろいろ悩みながら診療している現状があります。その現状を鑑み、この度、児湯医師会・小児科部会から以下のような文書を配布させていただきました。
 『新型インフルエンザの流行が懸念され、先生方も心労の多いことと存じます。また、現場でも対応にばらつきがあったり、心配されるあまり対応が過剰になっているように思える面もあります。
37度以上の熱が出たら受診を勧められたという子どももいます。子どもは元気でも37度台の熱を出すことは珍しくありません。予防接種が37.4度でも状態が良ければ受けることができるのはそういう理由からです。
 教育現場や福祉の現場におかれましては、『熱が出たらすぐ検査を』と受診を勧めるより(本来ならば病院に来なくてよい子どもが、病院でインフルエンザをもらう可能性もありますので)、呼吸障害や意識障害等がなければ、高熱が出て少なくとも半日くらいは自宅で症状の変化に気をつけて静養するよう伝えて、それでも症状が持続するようなら受診するようご指導ください。その方が、インフルエンザの検査にも適しているように思えます。37度台で来院されて、検査をして陰性でも新型インフルエンザでないとは言えません。また、体調の悪い子どもさんに対して、『インフルエンザの検査をしてもらってきて下さい』とは決して言わないで下さい。『ちゃんと病院を受診するように』といって下されば十分です。必要ならば検査をしますし、検査は100%正しいとも限りません。『検査をしないと登校してはいけない』とか、『検査をしなければインフルエンザでないという証明書をもらうように』というようなことは論外です。限りある医療資源を有効に活用できるよう、ご協力を切にお願い致します。
 尚、県の感染症危機管理対策室から新型インフルエンザに罹患した場合は大流行を防ぐべく
1)発症翌日から7日間(必須)、
2)7日たっても解熱していない場合は、解熱後2日を経過するまで
は自宅療養するようにとの通達がきておりますので、医療現場においてはそのように子ども達には指導致します。また、上記を守ってもらうということで新型インフルエンザに関しては治癒証明は出さないということになりました。
あわせてご了承下さい。』 幸いまだ高鍋では流行というほどではないですが、いざというときに慌てないために準備をしておきましょう。

母やん

 『母やん』と書いて「があやん」と読みます。川奈 凛子 のデビュー作。丸善プラネット社から。宮崎との県境に近い熊本の湯前町の雑貨屋「丸屋」の女将の半生です。私の生まれた昭和30年代前半から物語は始まります。夏になるとちりん、ちりんと鐘を鳴らしながらアイスキャンディを売る人が確かにいたなぁなんて思い出しながら、物語に入り込んでいきました。今なら奥さんから即離婚される?ようなお父さん、母子家庭といってもいいような状況で必死に子育てに励む母やん、母やんの生き様が子どもたちをりっぱに成長させたんだなぁ。ちなみに長男は、若くして「力道山事件」「吉展ちゃん誘拐事件」など当時の重大事件を担当し、「ロッキード事件」では特捜検事として活躍した丸山利明氏です。それにしてもよくここまで、赤裸々に家庭のことを書いたなぁ。著者の娘さんが、挿絵を描いていますが、いい味出しています。
☆『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン 文・絵 岩波の子どもの本
 自然とともに生きることの心地よさのようなものを感じさせてくれます。
 『ぶたのたね』 佐々木マキ 絵本館 
 『アンパンマンとドキンちゃんのゆめ』『アンパンマンとゆめのこうま』も仲間入り。楽しんでください。

車いすテニス

 テニスを長年楽しんでいるのに、今年になるまで『車いすテニス』の存在そのものを知りませんでした。国枝慎吾の名前を知ったのも、プレーを見たのも今年が初めて。テニスを楽しんでいるだけに、車いすでテニスが果たしてできるのかと思っていましたが、ツーバウンドまでに打てばいいというルールがあると聞いてなるほどと納得。しかし、国枝選手のテニスを見てびっくり。ワンバウンド、すなわち普通のテニスのルールですごいスピードで車いすを操り、サーブアンドボレーや厳しいバックスピンボールなどを打っているではありませんか。ランキング世界一はダテじゃない。私なんか足元にも及ばないレベルでした。日々の鍛錬もすごい。彼は、今年大学職員という安定した職場をさり、テニス1本で生きていくというプロとしての一歩を踏み出しました。海外で活躍しているトップは、いくつかの会社とスポンサー契約をしていますが、彼は海外の大会で優勝しても遠征費と宿泊費を引いたらほとんど手元に残らない、すなわち勝ち続けないと生活していけないという厳しい環境に身を置いて頑張っています。そこまでするのは、車いすテニスを普通にスポーツとして認めてほしいという思い、同じ境遇の人を勇気づけたい、そして何よりも人間の可能性は無限大なのだということを感じてほしいという思いからだそうです。障害を背負ったからこそ出会えた世界があると彼は言っています。いろんな環境、境遇の人がいると思いますが、人間、その人の生き方次第なんですね。そんな彼に8月、スポンサーが1社ついたようです。もっと応援してくれる会社が増えるといいな。

新型インフルエンザワクチン

 新型インフルエンザワクチンについてよく尋ねられるのですが、現時点では10月下旬に接種開始になりそうな状況です。接種の優先順位が①医療従事者、②妊婦、基礎疾患(ぜん息を含む呼吸器疾患、高血圧をのぞく心疾患、腎疾患、肝疾患、神経疾患、神経筋疾患、血液疾患、糖尿病を含む代謝性疾患,HIVや悪性腫瘍を含む免疫抑制状態)のある人、③1歳から就学前の幼児、④1歳未満の乳児の両親となったようです。しかし、国産のワクチンが当初の予想よりかなり少ない量しか生産できないこともあり、どれだけの人が受けることができるのか、また、どこでどのように接種するのか詰める必要のある部分が残っています。任意接種扱いで、費用は2回で6,000円ぐらいとされています(所得によって負担の軽減処置も考えているようですが)。ただ、今の状勢だと流行に間に合うかはなはだ疑問です。また、効果のほどもはっきりしているわけではありません(季節性のインフルエンザワクチンより効果は劣るのではという専門家もいます)。あまりワクチンに期待しすぎるのもどうかと思います。今できることは、不要な外出をできるだけ控え、睡眠と三度の食事をしっかり取ってストレスをうまいぐあいに発散して、自分自身の持つ抵抗力を高めておくことではないかなと思います。

学級閉鎖

  宮崎市の教育委員会は、新型インフルエンザによる学級閉鎖の基準を『学級内で2人以上が感染し、在籍者数に対する割合が1割以上になった場合は、原則4日間学級閉鎖。』と定め、小中学校に通知しました。30人学級の場合、3人が新型インフルエンザに感染したら、学級閉鎖です。県の対策本部も同様の方針を表明しました。新学期が始まり、ある小学校では熱が37度以上あったら登校せずに自宅待機としたところも出てきているようです。また、ある保育園はクラスに二人新型インフルエンザの子どもが出たら1週間、園を閉めると決定したとか。小学校の低学年や園児の場合、そうなると子どもの面倒をみる人が必要になります。親が付き添えるといいのですが、仕事の都合ではそうもいかないこともあるでしょう。そうした場合のことも考えておく必要がありそうですね。