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脳にいいこと

 今月のお薦めの一冊は『脳にいいことだけをやりなさい!』 マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳 三笠書房 1,400円です。著者は全く知りませんでしたが、本のタイトルが興味を引いたのと、今何かと目にする機会の多い脳科学者茂木健一郎が訳者だったのが手に取るきっかけでした。脳力アップのためのようなハウツー(how-to)本かと思ったら、生きること全般に及ぶ味わい深い本でした。脳のパワーアップを引き出し、脳に良薬を飲ませ、脳に悪いことを避け、ひいては健やかな身体と精神を手にするよい習慣が身につくこと請け合いです。《「自分自身が幸せであること」もりっぱな社会貢献!》幸福の国の住人の仲間入りをしましょう!
 ※以前も当院の”いーめーる”に入っていた子どもからの質問、つい最近も直接訊かれたのですが「先生はたくさんのインフルエンザの患者さんと接触しているのにどうしてインフルエンザにかからないの?」、その回答がこの本に詰まっているといってもいいかもしれません。
 *今日は宮崎市急病センターの当直です。インフルエンザ流行中の今の時期は気が重かったのですが、笑顔を忘れず、ポジティブ思考で乗り切ってこようと思います。

マスク

 児湯地域でもインフルエンザ流行開始とブログに書いた翌日にインフルエンザ警報が発令、なんと高鍋保健所管内の報告数が最多でびっくりでした。最近は、咳エチケットが浸透してきたのか、マスクをつけて来院される方が増えています。この不況下、マスクだけはすごい売れいきとのことですね。他人にうつさないためだけでなく,自己防衛上もマスクのさらなる着用をお願いします。
 もう一つこの時期に増えるのは額にシートを貼っている子どもです。時代が確実に変わりつつあるなと感じます。昔は,この季節は解熱剤のコマーシャルが定番だったのですが、解熱剤がかえって病気の回復を遅らせるということが理解されるにつれて、熱を冷ますシートに取って代わられた感があります。私の小さい頃は、風邪で熱を出すと、氷嚢(氷水の入ったゴム袋を木製の台を使ってつるして額に当てる)と氷枕が定番でした。熱で氷が徐々に溶けて、頭が冷たさに心地よく包み込まれるように眠りに落ちる感覚が気持ちよかったのを覚えています。そして、普段もらえることの少ない果物の缶詰とか、卵入りのおじやを作ってもらったりして、少しかまってもらえるのが嬉しくて仮病を使って時々学校を休んだことを思い出します。病気で苦しい思いをしている子どもにとっては、母親を一時独占するような形でかまってもらえるのがその見返りだったかもしれないななんて今になって感じています。
 今日は大正最後の年に生まれた父の誕生日、83歳になります。蚊口の浜を週3回2時間くらい歩くのが元気の源?

タミフルとリレンザ

 児湯地域でもインフルエンザの流行が始まりました。先日、タミフル耐性インフルエンザの増加が報道されましたが、耐性ウイルスが確認されたのは、国内で流行している3種類のウイルスのうち36%を占める「Aソ連型」。97%で耐性が確認されたようです。すなわち、インフルエンザの3割にはタミフルが効かない?。インフルエンザの治療薬としては、タミフルの方が多く使われてきたのでそれで耐性ができたのかとも思いましたが、タミフルがほとんど使われていない国でも出現しているとのことでウイルスの突然変異が原因のようです。
 さて、タミフルとリレンザの違いは?とよく聞かれますが、タミフルとリレンザの作用機序は同じです。どちらもノイラミニダーゼ (NA) と呼ばれる酵素によりインフルエンザウイルスが感染細胞表面から遊離することを阻害し、他の細胞への感染・増殖を抑制することでその効果を発揮します。
両者の大きな違いは、
1.タミフルは、内服薬(飲む薬=子どもでも使いやすいという意味ではタミフルの利点でもあります) ですので、吸収されて効果を発揮するまでにリレンザに比べると時間がかかるということです。
2.タミフルは、1歳以上に使えますが、現時点では10代には原則使えません(異常行動との因果関係ははっきりしませんが)。
3.リレンザは「ディスクへラー」という専用の吸入器を使うため、使えるのは5歳以上になります。結構切れはいいように思います。

スギ花粉飛散開始

 1月10日、早くも宮崎ではスギ花粉が初観測されました。花粉症を持ってる人にとってはいやな季節の到来ですね。環境省から今年の飛散量の予測が出ていますが、それによると昨シーズンと比較して関東、東北地方では同じかやや少なく、東海及び北陸から九州地方は多くなると予測されています。
 さて、日本人の約16%の人に花粉症があるといわれていますが、子ども達では?
 2002年の疫学調査によると、15歳以下の小児の花粉症は10.2%です。内訳を見ると、0-2歳が0%、3歳から5歳が4.5%、6歳から9歳が10.5%、10歳から12歳が12.1%、13歳から15歳が15.1%です。小学校低学年では10人に一人が花粉症で悩んでいることになりますね。中学生になるとほぼ大人と同じです。
 敏感な人は、もう症状が出ています。最近は、花粉症グッズもいろいろ出ているようですね。マスクや帽子を活用し、外出時の衣服も花粉のつきにくい素材のものを。また、家に入る前に花粉をできるだけ落として家に持ち込まないようにし、家に入ったら先ず洗顔し、花粉を落とすこともいいでしょう。
 *院内に宮崎の花粉飛散状況を掲示しています。
 ☆1月11日には、黄砂も多く観測されています。

きみの友だち

 文科省の調査によると学校でのいじめが昨年度は約10万1千件、ネットいじめ(学校裏サイトが最近話題になっていますね)が5,899件(21%),宮崎県でみると,小学校150,中学校119,高校132,特別支援学校3件で千人あたりの認知件数としては2.8だったそうです。これを少ないとみるか、問題が表面化していないだけとみるかいろんな解釈の仕方があるでしょうが、それにしても小中学校という多感な時期にいじめにあって傷つく子どものなんと多いことでしょうか。
いじめ3

 いじめにあったとき支えになるのは、親、友達、先生?最近読んだ「きみの友だち」(重松清著;講談社文庫 本体590円)は、交通事故の後遺症で周りに壁を作ってしまった女の子と病弱な女の子が織りなす物語。今いじめられている子はもちろん、不本意ながらいじめる側に荷担している子、みんなと仲良くなんてできない、自分は友達が少ないと悩んでいる子、読んでみませんか?本当の友達が一人いればと元気づけられますよ。映画化もされ、昨年夏から全国で順次公開されているようです。

冬らしい三連休

 昨日、今日と冷たい風が吹き荒れ寒い宮崎です。11,12日と午前中臨時診療しましたが、インフルエンザが少し増えつつあるかなといった状況です。現在はほとんどがA型です。今月下旬頃から本格的な流行が始まるかもしれません。また、相変わらず嘔吐下痢もだらだらと続いています。引き続きご注意を。それともう一つ注意してほしいのは、兄弟や他人の薬を自己判断で使うケースが何例かありました。特にテープで目立ちます。テープは決して咳止めではなく、気管支拡張剤です。年齢によって使う種類が決められています。小さい子どもに倍量のテープが貼ってあったり、使用目的が間違っていたりする場合、思わぬ副作用をもたらすこともあります。”くすりはリスク”。自分に処方してもらった薬以外は、勝手に使用しないようにしてくださいね。
 11日の午後は、宮崎市内に住んでいた頃の友だちとテニスを楽しんだのですが、すごい風で、ボールが思わぬ動きをしていつも以上に疲れもしたし、ハプニングに笑う機会も多い一日でした。寒さで手もかじかんで、好きなテニスでなければ家を出る気はしないねとみんなで話したことでした。隣の西側コートでは年配の方十数人のグループ。東側コートでは家族が来ていたのですが、お父さんコーチと理路整然と言い返している小さな子どもとのやりとりがおもしろく、空き時間も退屈せずにすみました。皆さんはどんな連休でしたか?

ネールアートとアセトン中毒

 帰省していた子ども達も帰り、今日からはすべての小中学校で3学期が始まるようです。いつもの生活が始まりますね。
 さて、最近ネールアートが盛んなようで外来でも子どもをだっこしているお母さん方のなかにもネールアートを楽しんでいる方が増えたように感じます。でもそんななかに思いもかけない危険が潜んでいるのですね。ネールアートやマニキュアを除去するのに使う除光液によって、2ヶ月の男児が嘔吐や意識障害を来したケース(アセトン中毒)が報告されました。自宅の8畳間で、テッシュペーパーに除光液を数回振り出し、20本の爪からマニキュアを除去するのに15分(その間開栓したまま)。除光液臭が充満していたけど、換気をしなかったということです(日本小児科学会子どもの生活環境改善委員会、傷害注意速報 No.8より)。
 教訓:乳幼児のそばで除光液を使う場合には、換気をしっかり行うこと。
     ティッシュに取ったりした後は、栓をきちんと閉めること。
 乳幼児は、誤飲、誤嚥を含め事故の多い年齢です。気をつけてくださいね。
*1月11日(日) 午前9時~11時
 と1月12日(月) 午前9時~11時 臨時診療いたします。 お困りの方はどうぞ。

仕事始め?

 ほとんどのところで今日は仕事始めでしょうか。元旦の在宅医の時はゼロだったインフルエンザが、今日一日で6人でました(すべてA型)。いよいよシーズン到来かもしれません。十分な睡眠と栄養をとって、またむやみに人混みに行かないようにして自衛しましょう。
 さて、今年の年末年始はテレビを見ない静かな日々です。というのも帰省中の息子夫婦が『2歳までは子どもにテレビを見せないようにしましょう』という小児科学会の勧めを守ってテレビをつけないからです。テレビをつけない日が1週間も続くと、今までテレビを見ていたというより見せられていたのかな?なんて感じるくらいです。使える時間が確実に増えます。子ども、孫に接する時間、本を読む時間、今まで手をつけずにいたことをやれたりと得した感じです。皆さんも、ノーテレビデーを作ってみませんか。子育て中のご家庭は、ぜひテレビ視聴の時間を減らしてみてください。特に、食事中は視聴をやめてください。それだけで食卓が、いつもと違って、心の栄養も取れる場になりますよ。
 ☆復習 
  Q.なぜ乳幼児期のテレビ、ビデオの長時間視聴はいけないのでしょうか?
  A.有意語の他,言語理解,社会性,運動能力も遅れる傾向が顕著になるからです。

初打ち、初詣

 在宅医あけの一月二日、家族で初打ち(新年初めてのテニス)をしました。子ども(長男、次男)と親子対決。かなり競った試合をしたのですが、7-6で勝利の女神は子ども達へ。子どもの成長と自分たちの衰え?を実感した一日でした。三日は、両親を伴って初詣。家族で毎年同じ神社にお参りし、同じ場所で家族写真を撮ります。今年は長女が仕事で正月を一緒に過ごせませんでしたが、代わりに孫が写真に収まりました。新しい家族の歴史の始まりです。そのあとおみくじを引いて悲喜こもごも。皆様はどんなお正月をお過ごしでしょうか。お正月休みもあと一日。五日の仕事始めに向けてそろそろ気を引き締めていかねば。今年のモットーは、「一歩前へ」。昨日より今日、今日より明日いろんな面で少しでも向上していきたいと思います。

あけましておめでとうございます。

 あけましておめでとうございます。初詣に行かれた方も多いでしょうか。いつもは両親交えての元旦の朝ですが、今日が在宅医のため別々に新年を迎えました。朝7時お雑煮を食べていると病院の電話が鳴り出しました。さあ、今年の診療スタートです。今日は休憩もままならないほどの多くの患者さんがつめかけましたが、インフルエンザはゼロでした。まだ嘔吐下痢症が大人も巻き込んで多いようです。せっかくのお正月のごちそう?が無駄にならないように、手洗いの励行としっかり休養して病気をもらわないようにしましょうね。
 今からおとそ?をいただきながら年賀状に目を通したりしてゆっくりしたいと思います。
 今年もよろしくお願いいたします。