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子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ

 NPO法人「カンガルーの会」の小児科医澤田敬先生がかかられた本です。先生と仲間で「FOUR WINDS乳幼児保健学会」や「あまえ研究会」、「カンガルーの会」等を発足され、子どもと楽しく、ほがらかに暮らしていく方法を啓蒙したり、親と子どもの心のすれ違いや心の混乱からいろんな症状を呈している子どもたちの治療をされている先生です。かわいいイラストや本の紹介等もちりばめられています。子どもとのことに悩んでいるお母さん方や教育に携わる方にも参考になる本ではないかと思います。

子どもの本

 1歳の孫が今大好きな本は、はらぺこあおむしでおなじみのエリック・カールさんの絵本。『できるかな? あたまからつまさきまで』いろんな動物が、いろんな動作をできるかな?と問いかけ、それに できるよ と応えて子ども自身がする動作がとてもかわいいですよ。
『パパ、おつきさまとって!』は、仕掛け絵本の一種でしょうか。お月様を取りに行く長いはしごのしかけを自分でめくる形になっていて、お月様が大きくなる場面では「オーッ」と驚いて声を上げます。
 中高生のみならず、大人にもお勧めなのは今話題になっている『君たちはどう生きるか』。あまり読書の習慣がない子どもには漫画版は取っつきやすいかも。これを読むと原著に手を伸ばしたくなるのでは。

戦争について考える機会

 8月は、広島、長崎と原爆が落とされた地が取り上げられ、終戦記念日もあり戦争について考える機会が増えますね。子どもと戦争について考える際、絵本がその手助けをしてくれます。多くの優れた絵本が出ています。私が最近であった絵本は、『だれのこどももころさせない』かもがわ出版。絵本誕生のきっかけは、西郷南海子さんの4歳の娘さんの「きょうのよる、せんそうにならない?」という言葉だったそうです。その娘さんに、どれほどの人が戦争を止めたい、なくしたいと思っているのかを見せたいと思い、1人で立ち上げたのが「安保関連法案に反対するママの会」。その西郷さんと絵本作家で画家の浜田桂子さんとでできた絵本、「夜寝る前に、子どもに読んであげられる絵本。安心して眠りにつける絵本」ということを大切にして出来上がった本ということです。当院待合に出しています。

切断ヴィーナス

全国保険医団体連合会の月刊誌1月号の表紙に巻頭写真「切断ヴィーナス」という文字が。表紙をめくると義足をつけた女性のカラー写真が数ページにわたって掲載されていました。写真集を作ったのは越智貴雄氏。「義足=かわいそうな人」-そんな“壁”を取り払おうとスタートした『切断ヴィーナス』プロジェクト。そのヴィーナスたちを支えるのは、足を喪失し不安を抱えた人々の要望に応え、どんな難しい義足作りにも挑戦し、義足のランニングクラブ「ヘルス・エンジェルス」を主宰し、多数のパラリンピック選手も輩出してきた義肢装具士の臼井二美男さん。写真集のごく一部の写真ですが、越智さんが【生き生きと、自信に満ちた女性達の姿は、各地で”壁”を崩している】と書いているのが実感できました。義肢装具士の臼井さんもまるで侍のよう。

教育虐待・教育ネグレクト

春休みに入ったせいか、車が増えたような気がします。我が家も長女達が半年ぶりに帰国。私の両親も一緒に、話に花を咲かせました。国を離れて改めて日本の良さが認識されたようです。治安、住居、医療制度、食べ物、日本のいいところは随分あるようですが、こと教育に関してはそうも言ってられないようです。卒業式を終え、来月の入学、進学を控えている時期。教育について考える良い時期かも知れません。タイトルは新書本の題名です。あまり聞き慣れない言葉だと思った方も多いかも知れませんね。 『教育虐待・教育ネグレクト』 〜日本の教育システムと親が抱える問題〜という副題がついている光文社新書です。小児科医であり児童精神科医である古庄純一青山学院大学教育人間科学部教授と同博士後期課程在籍中の磯崎祐介氏の共著です。特に磯崎氏は氏自身がいわゆるアスペルガー障害の当事者だけに、発達障害を理解する上で参考になることも多いです。当事者には虐待という意識がなくても教育熱心だったり、価値観の押しつけが当の子どもにとっては虐待に当たるということに気づかされます。教育に携わる方にはもちろん、子どもの教育、進路でお悩みのお父さん、お母さんにも読んでほしい本の一つです。