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油断できない

 新型コロナ陽性患者が激減した一方、インフルエンザはまだダラダラと続いています。驚くことに9月にインフルエンザAに罹患した子どもが今月再びインフルエンザAに罹るケースが相次いでいます。同じAでも短期間のうちに変異株が流行しているようです。つい最近罹ったからといって安心できません。また、身体に蕁麻疹が出たと来院された方で発疹を見てみると蕁麻疹の時のように膨隆疹ではなく細かい発疹でのどを見たら発赤、検査で溶連菌感染が判明した子どももいます。今年はアデノウイルスに加え溶連菌感染も多くなっているようです。身体に発疹が出たときスマホで写真を撮ってもらうと診断に役立ちます。下痢の時もその性状、色等役立つ情報が多いです。ご活用を。

流行警報レベル

 先週の県内の感染状況が発表になり、新型コロナは3週連続で減少したもののインフルエンザは前週比1.2倍。特に高鍋保健所管内は定点当たり33.5人と県内1の多さで、大きな流行が発生、又は継続しつつあることが疑われる「流行警報レベル基準値」を越えたとのこと。当院外来の状況からも今週も先週同様のペースで流行が継続しているようです。今度の連休で少し落ち着くのか、増加傾向が続くのか気になるところです。
 *昨日、西小学校の就学前健診があり、学校医2人で内科検診をしたのですが、私が対応した40人中、MRワクチンⅡ期が未接種の子どもが21人もいました。今後新たな感染症の流行があるかもしれません。体調のいいときにできる限り早めに接種してほしいものです。

インフルエンザ急増

 22日(金)は連休前で普段より多いかなと予想していたのですが、蓋をおけてみると人数というより熱発者が多くてびっくり。午前中は数名が診察室に入ってきたのみでその他は全て駐車場での診察。そして、この一日で新型コロナとインフルエンザ罹患者数が逆転。インフルエンザの急増です。月末から来月に掛けて今度はインフルエンザによる学級閉鎖や学年閉鎖が起きそうな勢い。*最近体重が少し減ってきたのですが、診察室と外を行ったり来たりして運動量が増えていることも一因でしょうか。外に出ての薬の受け渡しや会計で通常より診察後の待ち時間が増えていると思いますが、ご容赦ください。スタッフも日やけ止めを塗って日々奮闘しておりますので。

先週の新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの患者数

 先週の宮崎の新型コロナとインフルエンザの感染状況が下図に示してあります。新型コロナは県内で高鍋保健所管内が最多。それに比してインフルエンザは少ない事がわかります。たた、延岡、小林、宮崎市保健所管内では新型コロナとインフルエンザの同時流行が見てとれます。今後は児湯地域もインフルエンザに注意が必要ですね。
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スマホ依存

 宮崎日日新聞に昨日配布された「きゅんと」にお医者さんの健康コラムというコーナーがあります。今回は『子どもの学力低下につながる脳を変化させる「スマホ依存」について』という題で書かれていました。表題を見たとき、てっきり小児科の先生が書いたと思って著者を見たら、なんと内科医の山中先生でした。スマホが前頭前野の抑制と依存を生じさせるとの論調で子どもにも大人にも注意喚起する内容でした。依存症の治療は困難を極めるようです。こどもがスマホ依存、ゲーム依存に陥らないよう、小さい頃から気を付ける必要がありそうです。