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砂ずりの生

 先日、発熱、下痢、腹痛の姉妹が来院したので、『鳥刺しは食べてないよね?』と尋ねたら、『砂ずりの生をたくさん食べました』と。鳥刺しはよく見聞きしますが、砂ずりの生があるのは初めてききました。隣の市で売っているとのことで今までも好きで食べていたとのこと。おそらくカンピロバクターによる細菌性腸炎ではとお話ししたところ、後日結果が帰ってきてやはりカンピロバクターが悪さをしていました。帰宅後かなりの腹痛で、涙をながして子どもが他の病気ではないかと心配しているとの連絡がありました。それほどのひどい腹痛が出ることもあります。子どもには生肉は食べさせないようにして下さい。鮮度に関係なく食べれば細菌性腸炎をおこすリスクはあると覚悟しないといけません。

花粉飛散状況

 花粉の種類に変化が起きています。4月5日の結果(安達耳鼻咽喉科調べ)は以下の通りです。バラ科花粉(サクラ含む):146個、ヒノキ花粉: 102個、マツ花粉:33個、イネ科花粉:48個、スギ花粉:23個、コナラ属花粉:41個、ハンノキ花粉・他:19個、カエデ花粉:5個とスギ花粉もまだありますが、ヒノキやその他の花粉が大幅に増えてきているようです。*今年は花見等も自粛されている方も多いのでは。昨日は、まもなく94歳になる母をウエルキャブに乗せて十数年ぶりに高岡の天ケ城公園の桜を見に行きました。桜の名所で以前訪れたときはかなりこんでいた印象でしたが、昨日はびっくりするほど少なく、車上見学を考えていたのですが、車いすを押して公園を少し散策しました。
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インフルエンザ注意報発令

ニュースでご存じの方も多いかもしれませんが、インフルエンザ流行注意報レベルの基準値を超えたとの連絡が宮崎県医師会感染症危機管理対策室からはいりました。「県内においては、第36週(2019年9月2日~9月8日)に流行シーズン入りとなっていま すが、第50週(12月9日~12月15日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点 あたり報告数が873人(定点あたり14.80)となり、インフルエンザ注意報レベル基準値 である定点あたり報告数「10」を超えました。詳細を以下に示します。県内では宮崎市や延岡市、都城く、高鍋保健所管内はまだ10を越えていないようですが、今週の外来の様子からは次週は10.0を越えそうな感じです。
☆ 県内の発生状況
 報告数と定点当たりの数は、46週(120;2.03) 47週(175;2.97)48週(309;5.24) 49週(407;6.90) 50週 (87314.80
保健所ごとの発生状況;宮崎県全体では 報告数873;定点当たり14.80ですが、
 宮崎市(276;17.25) 都城(191;19.10)延岡(128;18.29) 日南(58;11.60)小林(53;10.60) 高鍋(44;7.33)高千穂(33;16.50)日向(85;14.17) 中央(5;2.20)

世界で麻しん流行拡大

 ひどいのは南太平洋のサモア。10月からはしかが大流行し、人口20万人の国で今月5日までに4千人以上が感染、62人が死亡したと報道されています。政府によると、亡くなった62人のうち54人が4歳までの乳幼児。感染者のうち172人が入院中で、子ども19人が重症ということです。毎日世界各国から、飛行機や船が日本にやってきています。オリンピックの開催される来年は今まで以上に感染症の持ち込みリスクも増えます。WHOも警鐘を鳴らしています。
https://www.globalhealthnow.org/2019-12/myth-about-herd-immunity
 *風しんの抗体保有率が低い世代の男性を対象に、風しんの抗体検査や予防接種を原則無料で実施する取り組みが始まりましたが、4〜7月の予防接種の全国平均累積進捗率はなんと約14%という低さです。抗体検査をしてその結果で予防接種という2段階になっているのが、働き盛りの人にとっては受けづらいのかなとも思いますが・・・。小さい子ども達を犠牲にしないためにも予防接種を受けてほしいものです。

早朝の救急搬入、搬送

 朝6時前に自宅用の電話が鳴りました。親に何かあったかなと慌てて出ると、救急隊からの電話でした。昨日受診するも熱が持続していてきつそうとのことで救急要請があったとのこと。けいれんもなく意識状態も悪くないのですが、診てもらえるかとさほど重症でもなさそうな感じ。熱の持続(38度代)だけで状態も悪くないなら今の時間の診察でなくてもいいのではと思いましたが、搬送受け入れを承諾しました。しかし、搬送された子どもは、昨日熱と咳でRSウイルス感染を疑って検査した1歳の子ども。昨日は検査も陰性で呼吸状態も悪くありませんでしたが、今朝搬入時の呼吸状態はかなりキツそう。救急隊にSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度:血液中にどの程度の酸素が含まれているかを示す)の値を尋ねると、暴れて測定できなかったとのこと。診察室でSpO2を測定したら80とかなり悪く、再度の迅速検査でRSウイルス迅速検査(+)。酸素吸入しながら県立宮崎病院に搬送していただきました。RSウイルス感染症では熱の持続を心配されることが多いのですが、今回のケースのように一日で呼吸状態が悪化することがあるので、気を付けて観察してください。