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花粉症

 鼻炎症状を訴える子どもが増えた印象ですが、なんと10月27日には宮崎市(安達耳鼻咽喉科)でスギ花粉が観測されています。当日観測された花粉はキク科(ヨモギ・ブタクサ含む):5個、スギ花粉:4個、イネ科花粉:7個で、安達Drによるとこの時期狂い飛散として度々観察されるようですが、一日で4個も観察される事は少ないとのことです。11月には大量の黄砂が観察されていますが、黄砂等が花粉に混ざって飛散すると極少数の花粉でも想像以上に強い花粉症症状を発症するようです。花粉症のある方には嫌な季節が既に始まっているようですね。

今期のインフルエンザの治療に関して

日本小児科学会HPの「2019/2020 シーズンのインフルエンザ治療指針」では、選択薬の項で新たにバロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)を追加しましたが、一方で、同薬に関する記載を大幅に追加し、薬剤耐性ウイルスの出現などを理由に「12歳未満の小児に対する同薬の積極的な投与を推奨しない」と明記しています。感染症学会も同様に12歳未満への慎重投与を提言していますので、当院でもこれらの指針にのっとり、12歳未満の小児には原則ゾフルーザの処方をしないことにしました。評価が定まった時点で再考したいと思いますので、ご理解下さい。

薬剤耐性

国立国際医療研究センターの意識調査結果で、抗菌薬の知識が日本人では不十分であることが判明したとの報道がありました。抗菌薬・抗生物質は細菌に対してのみ効果があるのですが、ウイルスをやっつけると誤解している人が64%、わからないが13%で、正解率はわずか23%でした。抗生剤はむやみに使うものではなく、急性中耳炎でも『2018年版 日本の急性中耳炎のガイドライン』によると、軽症では抗生剤を使わないで経過をみるようにとされています。ただ、現状では鼻水や軽度の急性中耳炎と思われるようなケースにも、最初から1週間分、また1週間分と抗生剤が処方されているのを目にすることがあり、適正使用を疑いたくなるケースもみられます。このままだと、抗生剤が早晩効かなくなるのではと危惧しています。そういうご時世のせいか、AMR臨床リファレンスセンター(AMR:Antimicrobial Resistance 薬剤耐性という意味です)がアニメ「働く細胞」キャラクターでポスターを公表しました(12月まで無料で使えるとのことですので御紹介します)。皆様に広く知っていただくといいのですが・・・。
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第31回宮崎県小児保健学会

 11月10日(日)13:00〜16:00、宮崎市のJA AZUM別館202研修室で上記学会が開催されます。今回の目玉はなんといっても、「10万個の子宮ーあの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか」の著者、ドイツ国立ベルンハルトノホト熱帯医学研究所研究員で、京都大学医学研究科非常勤講師の村中璃子氏の特別講演でしょうか。13:50〜16:00まで2題の特別講演が行われますが、特別講演は聴講無料で開催されます。貴重なこの機会、是非多くの方に来場いただき、子宮頸がんのこと、その予防のことを学んでもらえたらと思います。守れる命は守りたいと切に思います。

インフルエンザの接種開始

 インフルエンザの予防接種が10月1日から始まり早速接種しました。まだ多くはありませんが、地域的には川南、木城が多いように感じました。というのも、木城は以前からインフルエンザの予防接種に対して公的補助を出していましたが、今年から川南も1回だけではありますが、6ヶ月から中学三年生までの子ども達に補助が出るようになったのも大きいかな。また、現在は任意接種であるロタワクチン(児湯5町は公的補助あり)が、定期接種化されることが決まったようです。ただ、時期的には来年の10月頃ということです。個人的にはおたふくかぜワクチンの定期接種化も同時に行ってほしかったですね。