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危機管理

 13日(木)夜、県庁で周産期医療協議会が開催されました。主に災害時の周産期医療体制に関しての協議会で、災害時を想定した訓練の報告と、今回の会議で災害時の妊婦や新生児、小児のマニュアル(周産期保健医療ガイドライン)改訂版の骨子が完成。来年度改訂版発行の予定です。
 当院でも、停電時の電源確保のため、車のバッテリーから電源を供給するシステムを導入しようと考えています。騒音等でご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。このシステムが完成すれば、停電時のワクチンの保存の心配が少し減るかな。

世界で麻しん流行拡大

 ひどいのは南太平洋のサモア。10月からはしかが大流行し、人口20万人の国で今月5日までに4千人以上が感染、62人が死亡したと報道されています。政府によると、亡くなった62人のうち54人が4歳までの乳幼児。感染者のうち172人が入院中で、子ども19人が重症ということです。毎日世界各国から、飛行機や船が日本にやってきています。オリンピックの開催される来年は今まで以上に感染症の持ち込みリスクも増えます。WHOも警鐘を鳴らしています。
https://www.globalhealthnow.org/2019-12/myth-about-herd-immunity
 *風しんの抗体保有率が低い世代の男性を対象に、風しんの抗体検査や予防接種を原則無料で実施する取り組みが始まりましたが、4〜7月の予防接種の全国平均累積進捗率はなんと約14%という低さです。抗体検査をしてその結果で予防接種という2段階になっているのが、働き盛りの人にとっては受けづらいのかなとも思いますが・・・。小さい子ども達を犠牲にしないためにも予防接種を受けてほしいものです。

講演と休日在宅医

7日は臨時休診でご迷惑をおかけしました。おかげさまで、脳科学の最前線の講演を聴講できました。脳機能を科学的に調べる方法は随分すすんだようですが、それで解き明かされてきているのはなんと先人の知恵が正しかったことなのですね。
具体的には、昔から語り継がれている格言やことわざ、・早寝早起きは三文の得、・寝る子は育つ、・習慣は第二の天性なり、・好きこそものの上手なれ、・一家団欒等が認知機能や行動等に影響を与えていることが科学的に解明されてきているとのことでした。また、腸脳相関が最近注目されているようで、腸内フローラを整えることが免疫を高めたり、うつ病などを防ぐ可能性が示唆されているようです。
8日(日)は、休日在宅医でした。やはりインフルエンザを心配しての来院が多い印象でした。終了後も熱が出たばかりの方がみえましたが、熱発直後はインフルエンザの迅速検査が陽性になる確率は非常に少ないです。状態が良ければ翌日検査でも間に合いますので、あわてないでくださいね、

薬剤耐性菌

 抗菌薬の効かない「薬剤耐性菌」によって2017年に国内で8,000人以上が亡くなったというショッキングな推計が、国立国際医療研究センター病院等の研究チームから出されました。抗菌薬を正しく使うことが強く求められています。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO52980390V01C19A2000000/
*厚生労働省健康局結核感染症課から抗微生物薬適正使用の手引き 第二斑も出されました。副鼻腔炎、急性気管支炎も軽度では抗菌薬不要となっています。耳鼻科からも軽度の中耳炎では抗菌薬不要とのガイドラインが出ています。これらも参考に出来るだけ不要な抗菌薬使用を減らしたいとものです。
12月7日(土)は、研修会出席のため臨時休診となります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
*12月8日(日)は、休日在宅医で 9時〜午後5時まで診療です。予約可能です。

子育て支援フォーラムin宮崎

 12月1日(日)シーガイアコンベンションセンターで「子育て支援フォーラムin宮崎」が開催されました。虐待防止が主な目的で日本全国で開催されていて、宮崎は31番目にあたるそうです。4人のシンポジストによる講演と、宮崎県、宮崎市の行政担当者の報告がありました。200人以上が参加されて盛況でした。虐待で幼い子どもが亡くなるニュースを見聞きしますが、なんと年間50人前後、週に一人の子どもが虐待でなくなっている現実があるとのこと。改正児童福祉法で、保護を必要とする子どもは施設ではなく出来るだけ家庭養育優先となったようですが、里親や特別養子縁組の数は日本は極端に少ないということです。ただ、そんななか、福岡市では保護を必要とする乳児の里親率が50%を超えているとの報告がありました。しっかり予算を付けて里親のケアも含めしっかりされているようです。ただ、日本が子どもにかける予算はかなりお粗末で0.02%しかありません。ドイツは10%も予算を組み、デンマークやスエーデンも3%強、アメリカでさえ2.3%。いかに日本が未来を担う子どもにお金をかけていないかわかりますね。